高齢者で就労希望の皆さんへ
ピンピンコロリで、100歳まで働こう。
これは、楽しく年を取る極意ですよ。
なんで60歳や65歳で、仕事辞めてしまうの?
こんなにキャリアがあって、こんなに元気なのに。
代表取締役会長兼社長 下田雅美
そろそろ80歳になるけど、僕はあと20年は仕事やってる。楽しいからね。
やっぱり、人間、働かないとダメになるよ。
定年になって仕事辞めるというけれど、誰が決めたのかな?外国なら、定年は自分で決めるというのが常識ですよね。
確かに、一服したいというのも分かるけれど、やれ温泉だ海外旅行だって遊んでも一時ですよ。それに、朝寝坊しておハラ庄助さんやってると、腰に来る、立てなくなる…つまり、健康に悪い。夫婦ずーっと一緒だと、息も詰まる。お小遣いやりたいけど、自分の財布がない。
これ、みんないっぺんに解決するには、やっぱり働くこと。これですよ。
にもかかわらず、現実には仕事がない。なので、高齢者の仕事を作りたい。
これ、ずいぶん前から思っていたのね。そこに一つ出会いがあった。20年前かな。当時、マンション管理会社にいて、海外のマンション視察に行ったときのこと。アパルトマンにも管理員がいるんだけれど、日本と違って、住民にもリスペクトされてとても権威がある。なぜなら、ほんとに何でもよく知っているし、規律正しくてジェントルマンなんですね。
こりゃ、管理員って誇りの持てる仕事だったんだと衝撃でね。これだと思った。以来、いずれどこかでと、あたためていたんですよ。
さて、帰国して、役員退任の前にこのうぇるねすを立ち上げたのね。
そこで、管理員代行サービスに着手して、まず、この仕事はサービス業ですよと定義しました。
スタートしたばかりの初代代務員さんたち(マンション・サポーター)と論議したり工夫したりして、方針を決めていった。それが「目を見て、笑顔でご挨拶」という指針なんです。
するとね、評判になったんです。まず居住者の方から、管理員に挨拶されたってね。で、自分も挨拶するようになると、知らない階の人にもと、どんどん広がっていって、知らぬ間にマンションが明るく元気になっていったんですよ。驚いたね。
それを間近に見ていたサポーターも驚いたし、何より嬉しくなった。
それをサポーター同士で情報交換したら、私もそうって、いいなそれって、どうすればいいの?というので、ミーティングが始まった。
それがエリア会という形になって、今でも自主運営してもらっているんです。こういう共有がいいよね。エネルギーが出る。そのエネルギーを使って、みんなで100歳まで働こうっていうのが僕のスローガンでね。
最近では、ついに最高齢90歳のスタッフも出たし。みんな無理せず快適に働いて、自分の生きるマイペースを作り出してほしいですね。
プロフィール紹介
東京都生まれ。中央大学卒。1965年 リクルート入社、名古屋支社長、教育事業部長を経て、リクルートのマンション・ビル管理会社・コスモスライフ(現・大和ライフネクスト)専務取締役就任。同時にライフクリーンサービス(現・大和ライフウィズ)代表取締役就任。コスモスライフ在任中に、管理戸数5000戸から10万戸までの実績を作る。その間、フロント業務に主婦層を大量に導入するなどユニークな制度と、レインボーシステムと呼ぶ画期的な業務管理システムの構築などで高い収益力およびサービス力を実現し、強い企業基盤と人材集団を育て上げることに成功した。60歳定年で両社を退任後、うぇるねすを創業。マンション管理業界のレベルアップと居住者の快適なマンション生活のサポート役を目指しユニークなネットワーク・システムや人材レベルアップ・システムを構築し活動中。