うぇるねす設立20周年!マンションサポーター女子会in東京

今回の対談メンバー:左から、石川さん、荻原さん、うぇるねす会長・下田、吉原さん、加藤さん。

もう、始めて10年よっ!よくまぁ 続いたわよね!?』

うぇるねすが首都圏に進出したのが、平成21年(2009年)。その最初の地は、マンションが林立し始めた横浜でした。そこに加わっていただいた若き最古参?の皆さま。本日は、うぇるねすでのこの10年を振り返っていただいて、みなさんがここまで続けてこれた秘訣など、公開していただきましょう。

Q いつ頃始められたんですか?

石川 始めて10年……。私たちが首都圏の最古参?かな。最初、清掃って言われてできるかしらと思ったけど、右も左もわからなくてこれは教えてもらわないといけないと思いましてね。幸い、下田さんに付き添ってもらいましたよ。

荻原 石川さんの同期でして、ダブルワークでうぇねす始めました。最初、下田さんじゃなかったけれどついてくれる方がいて一日一生懸命やってもらったんです。鍵が一番大事だってことだったんだけど、桁数も多くて、声出して読んでたら「人が聞いてますよ、止めてください」って言われて(笑)。オタオタだった。それに最初の頃、地名聞いて行ったことない所は断ってたんです。ちょっと遠くって、方向音痴なんで。けど、それじゃあ紹介ないよって、下田さんに言われてね。

吉原 当時、みんな遠かったわね。朝5時に出たりして。私、最初の頃、下田さんに連れてってもらうんだけど、方向音痴で目的地に行き付かなかったり、大変でしたよ(笑)。営業にも一緒に行ってと言われて、どうも心細いらしくてね。

会長・下田 ぜんぜん思い出せないんだ。「下田さん、あなた覚えようとしてないね」と言われて、それ正解かもしれない(笑)。

加藤 私は皆さんの1〜2年後、ボチボチ人数が増えてきた頃でした。印象に残っているのは、地図をもらったんですけど、マンションまで来てから入り口がわからない。すごい大きくってどこから入るの?ってね。大失敗だったんですよ。

左から、2011年同期の石川さん、荻原さん。

Q 最初の頃からこれまでで、印象に残ったことは何ですか?

加藤 下田さんに助けてもらいましたよ。管理員さんがすごいきびしいっていうマンションがありましてね。巡回で戻ったら、5分早いから庭の雑草を取ってくださいって言われたり、はしご上って作業させられたり、自転車置き場のクレームがあると、その場で携帯で電話してくださいってね。とにかく、エリア会で話したら、みんなそうだったらしくて。行きたくないって話をしたら、下田さんが訪問して様子聞いてくれて、その後多少良くなったんですよ。ちょっとした愚痴なのに、社長がわざわざ様子を見に行ってくださったってことで、とっても信頼できるなって思えてね。

吉原 そういう対応速いですよね。私は、こんな要望されてね。経理で、1円から1000万もお金を扱うっていう仕事があって、3000万くらい扱ったこともあるんですよ。それも、収支計算まで。1円でも合わないと大変。それ下田さんに言って、先方にも言ってもらったらね。少しだけお手当をもらうようになったんです。

会長・下田 覚えてないなぁ〜(笑)。でも、当時は何でもありだったよね、杜撰だったんだ。さすがにもう今はなくなったけどね。

荻原、石川 私たち、長谷工さんの防災センター行って研修とかしましたよね。丸一日、消防の研修っていうんで、朝から消火器持って火を消したり、エレベーターが止まったときの対応とか、セキュリティーとか、全部やった記憶があります。

加藤 私、それは知らないけれど、みなさん経験してほしいと思いますよね。防災センターとか、非常ベルとか、そういったところを一通り知っているってけっこう大事でね。私が行ったところ、もう管理業務が一定レベルわかってないとダメってことで、大変でした。時間もすごくかかってね。やってることをノートに書いていたら、もう間に合わなくなってきてね。

吉原 大手さんなんか書類がすごく多かったね。時間内に終わらない。残業代出ない。もう苦労しました。

荻原 私、方向音痴だからね、たいてい迷ってるんですね(笑)。だから、必ず下見に行くんですよ

加藤 もう交通機関はあるし、いろんな規約があるし、ボケてられないものね。それと、出動するときは自分のチャンネルを変えてる。それが歳を取らない秘訣かな。

会長・下田 いや〜、面白いねぇ。毎日がドラマっていうけど、お客さんにしょっちゅう対応していくって、やっぱりこれ歳とらない仕事だよね。ある程度、ストレスがないと人間はボケるって言うけれど、そういう適度なストレスが大事なんだよ。

Q そんなに苦労してるのに何で続けるんですか?

加藤 いろんなとこ行けて面白いからかな。気持ちの上で楽しいことが多いんですよ。居住者の方に感謝されたり、そういうのがいい。ワンちゃんがいたり、子どもに挨拶されたり。帰りに知らない駅にちょっと遊びによって、ブラタモリとかね。いいことの方が多いんだよね。あとは、エリア会の仲間ですね。近所で一緒の物件に行ってる人たちと交流してね。一緒に食べたり、カラオケもやって、時には気になること打ち明けたり。

石川 行ったことがないようないろんなマンションに初めて行くって楽しいんですよね。発見があったりとか。だから、あえて同じマンションの長期って断ったりしてる。知らないところに行けるっていう楽しみがあってね。普通なら、高級マンションの中見れないもんね。

荻原 そう。このお仕事してないとタワーマンションなんて入れないからね。それに、一人でやるっていうのは、ストレスがたまらない。グループでやるといろいろストレスになるけど、そういうのないからね。自分で好きなようにやって、誠意をもってやれば応えてくれる人もいるし。それで続いているんじゃないかしら。

吉原 お客さんに、吉原さんじゃないとダメと言われると、誇りを感じるのね。それに、うぇるねすに吉原ありなんておだてられると、いい言葉だなぁと思いながらついつい乗せられて頑張んなきゃって、そんなプライドかな。下田さんが、「うちは指名料もらってませんから」と言って断っても、こっちも意地で行ってしまうんですよ。

荻原 もう吉原さんの話、くたびれちゃう(笑)。

会長・下田 う〜ん、頑張りすぎていいかっこしようとするからね(笑)。

吉原 でもね、こないだ防災センターの人に、今年、吉原さんいくつになったって言われてね。60歳過ぎちゃいましたって言ったら、え〜、過ぎちゃったのって言われて、だったら、70〜80になっても元気だよねって、実は77なんだけどね。もう大笑い。そんな会話の一つも面白いのね。そうやって、あちらの職場の皆さんとも仲良くなっていくし、それが続くしね。

左から、2013年登録の加藤さん、2011年登録の吉原さん。

Q 下田さんをはじめ、うぇるねすから影響を受けたことは。

加藤 あとは、下田社長にお会いできてほっとしたというか、うぇるねすのぬくもりっていうか、あったかい雰囲気があってね。以前は、いろいろ送られてきたものにメモが入っていて、ちょっとほわ〜んとするようなことがあったよね。

荻原 何か普通は、上から目線っていうのを感じちゃうでしょ。でも、目線が私たちと同じだし、そういうのが一切ないし、笑顔がいい。ほだされちゃう♥男も惚れる男なんですよ (笑)。

石川 お会いするのって年一回の会議くらいなんですけどね。元気? 何か困ってない?って必ず声掛けてくれますね。男性ってプライド高いし、上から目線だしね。でも、上に立つ方が率先して同じ目線で対等な対応してもらえるから、話しやすいですし、相談に乗ってくれたり心強いですよね。珍しい方ですよ。なんか人間と人間とって、つながり感じちゃう。

吉原 下田さんって身近な人ですよね。15周年の時なんて、最初、石原裕次郎から始まって最後までそうだったんで、すごいなこんな会社ってあるんだって思った。うぇるねすがすごいいい雰囲気で仕事してるって、下田さんの雰囲気そのものが出ている。もう大好きですね。だから、100歳までって言われて、え〜って言われるけど、社長見てると、あっそーかって思うんです。

荻原 こないだついに、インロックやっちゃったかと。入ったときにガッチャンってすごい音がしたもんだから、あわてて出ちゃったんですよ。しまったぁ〜、10年やったことなかったのにって思った。結局、インロックじゃないですよって電話があったんだけど、その間、うぇるねすに電話するわ、落ち着きなさいよって言われるわ、フロントさんに電話してもらうわ、もう身に沁みましたね。でも、そんな時、やっぱりうぇるねすね。親身になって対応してくださったの。よくわかったわ。

加藤 基本、単独勤務ですからね。知らない土地で初めての物件で、ひとりぼっち。正直ちょっと怖いですよ。でも、事前の引継ぎとか、スマホ一台でうぇるねすが後方支援してくれるっていう安心感があるから、続けられるんですよ。

Q 皆さん何を大事にされてますか?

加藤 とにかく、最初に、「笑顔で……」というキャッチフレーズね。下田さんって、怒ってるの見たことない。こっちも作り笑いはダメなんで、明るくモチベーション上げといて。やっぱり、自分を利するじゃないんですけど、人の前に行った時には、ちょっとだけ譲ればいい。そんな譲る気持ちを持ち続けようとしているんです。そうすれば、自分も気持ちよく働けるし、居住者さんや管理員さんにも好感持ってもらえて、指名もいただけますからね。

荻原 私、友人多いんですけど、以前はこの清掃のお仕事してるって言ったら、そこまでして稼ぐのって気の毒がられて目線も冷ややかだったんだけれど、みんな最近、足腰が弱って病院通いしてるって言っていてね。私の声聞いて、はつらつとしていてうらやましいって言ってくれるようになった。やっぱり悠々自適の生活は病気を呼ぶんだなと。なので、お掃除して足腰が鍛えられてお客様から感謝されるって大事なことだと思います。ほんと、『清掃の五徳』ですよね。

吉原 チームワークがとてもいいんですよ。それは、みんなの意見を出し合って作り上げたから。その先には、尊敬される管理員を作る、常勤管理員さんの一歩先の管理員を目指すっていう目標があるし、夢のある仕事をさせてもらってると思います。あの初夢コンテストなんて、この歳でも夢と希望を持たせてもらってますからね。

石川 元気ではつらつと仕事をすること。今の時代、ボケないで長生きできることが幸せですと下田さんも言ってますよね。だって、私たちが長生きして仕事できれば、うぇるねすもありがたいですよね (笑)。

●対談にご参加いただいたサポーター様の活動エリア●
石川睦美さん 登録日/2011年1月 横浜東部エリア/横浜市在住
荻原芙美子さん 登録日/2011年1月 横浜南部エリア/横浜市在住
吉原和子さん 登録日/2011年4月 町田エリア/町田市在住
加藤道子さん 登録日/2013年6月 保土ヶ谷・戸塚(花の2区)エリア/藤沢市在住


〜おわり〜

この記事は「うぇるシップジャーナル」第8号より転載いたしました。