【2022年最新】マンション管理員(管理人)におすすめの資格7選!取得のメリットも紹介

マンション管理員の資格「マンションの管理人になりたいけど、資格を持っていないので不安」
「資格を持ってないと管理人になれないの?」
「おすすめな資格と難易度が知りたい」

定年後の働き方として、マンション管理員を希望する方はたくさんいます。しかし「資格を持っていないと、マンション管理人に採用されないのでは」と悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では

  • マンション管理員を目指す人が資格を取るメリット
  • マンション管理員におすすめの資格
  • マンション管理員の仕事内容

について解説します。

マンションの管理員になる方法から仕事内容まで理解できる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。

マンション管理員(管理人)に必要な資格はない

マンション管理員に資格は必要ないマンション管理員の採用条件に必要な資格はなく、誰でも応募できます。実際に、ハローワークの求人の中には「資格不要」との記載があります。

マンション管理員の仕事は、資格がなくても可能です。管理員の仕事内容には、以下のようなものがあります。

  • 敷地内の清掃
  • 館内の巡回
  • 来訪客の受付 など

管理員に求められるのは、居住者が安心して暮らせる環境を維持することです。マンション管理員には、資格が必要な業務はありません。

マンション管理員はどなたでも応募でき、セカンドキャリアとして高齢者に人気です。企業も高齢者の採用に積極的で、本ブログを運営する「株式会社うぇるねす」の管理員の平均年齢は男性が69歳、女性が61歳です。

企業が管理員に高齢者を採用するのは、豊富な人生経験を活かして居住者から信頼されることを期待してます。

マンション管理員の募集には、資格が不要でどなたでも応募できます。気になる企業があれば、積極的に応募してみましょう。

マンション管理員(管理人)を目指す人が資格を取るメリット【採用に有利】

マンション管理員が資格を取るメリットマンション管理員に資格は必要ないですが、取得していれば採用に有利になります。知識の証明になり仕事への意欲も見えるため、企業側から評価されやすいでしょう。

資格取得者であれば基本的な業務知識を身に着けているので、入社後の研修の理解度も高く、即戦力となる可能性が高いです。

また、資格取得者には「知識をつけて管理員になりたい」という熱意が伝わります。どうしても入社したい企業があるなら、資格を取って応募するのがおすすめです。

マンション管理員に応募するために資格を取る必要はありませんが、関連業務の知識も身につくので、興味があれば学習を始めてみましょう。

マンション管理員(管理人)におすすめの資格・講習7選

マンション管理員におすすめ資格「管理員におすすめの資格を知りたい」という方は多いのではないでしょうか。ここでは、マンション管理員におすすめの資格・講習を7つ紹介します。

  1. マンション管理員検定
  2. 管理業務主任者
  3. マンション管理士
  4. 宅地建物取引士
  5. 防災センター要員
  6. 認知症サポーター
  7. 普通救命講習

資格を取ろうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. マンション管理員検定

マンション管理員検定とは、建物の構造・設備や仕事内容が理解できる資格です。未経験で管理員を始めたい方向けの内容となっています。試験の概要は、以下のとおりです。

  • 実施時期:例年3月と9月
  • 受験資格:なし
  • 受験料:9,900円
  • 問題数:50問マークシート方式
  • 合格率:約60%

参照元:マンション管理員検定

試験内容は実務に即したものなので、学習した内容が業務に役立ちます。マンション管理では、法律や専門知識が必要になる場合があるので「マンションの知識がなくて管理員になるのが不安」という方は、受けておくと良いでしょう。

2. 管理業務主任者

管理業務主任者とは、マンション管理会社の担当者が管理組合との契約前に重要事項の説明をする際や、年間の業務報告をするときに必要な国家資格です。

資格取得者の勤務先としては、不動産管理業界が中心となります。試験の概要は、以下のとおりです。

  • 実施時期:例年12月
  • 受験資格:なし
  • 受験料:8,900円
  • 問題数:50問マークシート方式
  • 合格率:19.4%(2021年)

参照元:一般社団法人 マンション管理業協会

マンション管理会社の顧客対応の窓口となるフロント業務を行う社員は、入社後に取得を勧められます。マンション管理士に比べると合格率は高く、取得すると、管理会社の即戦力となる資格です。

管理員でも取得者が多いしかくなので、興味がある方は受験を検討してみてはいかがでしょうか。

3. マンション管理士

マンション管理士とは、コンサルタントとして管理組合に対して住民間のトラブルや規約変更などのアドバイスができる資格です。マンション管理会社の社員が取得しているケースが多いですが、独立開業できる資格として注目を集めています。試験の概要は、以下のとおりです。

  • 実施時期:例年11月
  • 受験資格:なし
  • 受験料:9,400円
  • 問題数:50問マークシート方式
  • 合格率:9.9%(2021年)

参照元:公益財団法人 マンション管理センター

マンション管理士は、合格率10%未満の難関国家試験の1つです。受験者の中では、40・50代の割合が最も多く、60代以降の方も20%もおり高齢者に人気の資格と言えます。

行政書士や土地家屋建物調査士などと組み合わせて独立・開業する方が多いです。今後、築年数が経過した建物が増加するため、専門家としてのマンション管理士の需要が高まると予想できます。

マンション管理員の経験を活かしてコンサルタントとして独立したい方や、難関試験にチャレンジしたい方は受験を検討してみましょう。

4. 宅地建物取引士

宅地建物取引士とはマンションの売買や賃貸の契約時に、法律で定められた重要事項の説明業務を行うための国家資格です。所属先としては不動産会社の他に、建設業界や金融機関や一般企業の財務担当などがあります。試験の概要は、以下のとおりです。

  • 実施時期:例年10月
  • 受験資格:なし
  • 受験料:8,200円
  • 問題数:50問マークシート方式
  • 合格率:17.7%(2021年)

参照元:一般社団法人 不動産適正取引推進機構

どなたでも受験できるので、不動産の専門家として働きたい方は挑戦してみましょう。試験内容の一部が、管理業務主任者やマンション管理士と重複しています。

どちらかの資格を取得している方であれば、勉強時間が短縮できるのでおすすめです。

5. 防災センター要員

防災センターにおいて監視、操作等の業務に従事する方を対象とした講習です。講習の概要は、以下のとおりです。

  • 随時開催
  • 受験資格:不問
  • 講習料:35,200円
  • 座学と実技を2日間行う

参照元:一般社団法人 東京防災設備保守協会

講習内容は、1日目は防火管理や防災センターの役割などを座学で学び、2日目は操作盤の使い方や火災訓練を行います。講習を修了すれば、防災センター要員の認定証がもらえます。

防災センター要員を取得すると、勤務できるマンションの選択肢が増えます。防災センターを設置している大型マンションでの勤務を視野に入れている方は、ぜひ受講してみましょう。

6. 認知症サポーター

認知症に正しい知識と理解を持ち、それぞれの地域で患者の方とそのご家族にできる範囲で手助けする方を、認知症サポーターと呼びます。認知症サポーターを養成する講習の概要は、以下のとおりです。

  • 実施時期:随時、自治体などで実施
  • 受講対象者:地域住民や企業職員など
  • 認知症サポーターを増やす方法
  • 研修費用:無料

参照元:認知症サポーターキャラバン

認知症の人と接するときの心構えや介護する方の気持ちを理解するなどが、講習の内容です。講習では、グループワークに1番時間を割いて、認知症サポーターを増員する方法について議論します。

マンションの居住者は年々高齢化し、認知症の人がいる可能性があります。知識があればサポートできることがあるので、認知症が他人事ではないと感じる方は、ぜひ受講してみましょう。

7. 普通救命講習

普通救命講習を受けると、勤務中に地震などの災害に遭遇した場合に役立ちます。講習の概要は、以下のとおりです。

  • 実施時期:消防省で随時実施
  • 費用:1,500円
  • 終了時に受け取る認定証は3年間有効
  • 講習時間:3時間(実技中心)

参照元:公益財団法人 東京防災救急協会

心肺蘇生やAEDの使い方を実技中心に学び、講習修了後に一定の技能の証明として認定証を受け取れます。

近年、台風や土砂崩れなどの天災で、マンションが被害に合うケースが見られます。救命の知識があると、災害時に身近な方を助けられます。

いざというときに役立つので、人を助けたい使命感がある方は、ぜひ受講してみましょう。

マンション管理員(管理人)の仕事内容

マンション管理員の仕事「未経験で管理員が務まるか心配」という方は多いのではないでしょうか。そこでここでは、管理員の業務が理解できるように3つの仕事内容を紹介します。

  1. 巡回・点検
  2. 管理会社への報告
  3. 管理組合のサポート

管理員にチャレンジしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 巡回・点検

管理員にとって重要な仕事は、マンションが安全かどうかを確認するために巡回・点検をすることです。1日に数回はマンション内を巡回し、建物や設備に異常がないか確認します。「壁に亀裂がないか」「設備に不具合がないか」を目視点検するのが、巡回・点検の目的です。

巡回業務の一環として、ゴミ回収の立ち会って後片付けをしたり、整理整頓をしたりします。また、居住者の入退去に伴う引越しでは、業者に車の駐車位置を指定するのも管理員の仕事です。

うぇるねすで働く現役管理員からは「毎日歩くようになった」といった声が寄せられており、適度に体を動かしたい方に管理員はおすすめの仕事です。

2. 管理会社への報告

マンション管理会社へ報告は、管理員の重要業務です。報告の内容は、マンション内のトラブルや設備の不具合、管理会社へのご意見などがあります。具体的には、以下のようなものがあります。

  • 所有者の変更
  • 居住者の入退去
  • 駐輪場・駐車場の使用・解約
  • 設備不具合の報告
  • 管理会社へのご意見

入居者の引越しや駐車場の解約などの居住者の情報は、管理員に伝わることが多いので、逐一会社と情報共有することが大切です。

専門業者による設備の定期点検で異常が発見されれば、早急に管理会社と対応を相談しましょう。設備の不具合は管理員では解決できないケースが多いので、迅速な連絡が必要です。

居住者からのご意見には、しっかりと耳を傾けるのが大切です。管理会社への報告を怠らない方は、管理員に向いています。

3. 管理組合のサポート

マンション管理会社にとって顧客である管理組合のサポートは、管理員の大切な仕事です。管理組合のサポートとして具体的な事例は、下記のとおりです。

  • 点検日程の掲示・配付
  • 理事会・総会資料の投函
  • 居住者からのご意見やご要望の報告

点検日の一週間前くらいにお知らせし、スムーズに作業ができるようにしておくことは、管理員の大切な仕事です。

居住者からは、ご意見やご要望を理事長へ伝えて欲しいと言われることがあります。必要に応じて管理会社のフロント担当に相談しながら、管理組合に取り次ぎましょう。

管理員の仕事内容については、関連記事の「【徹底解説】マンション管理員(管理人)の7つの仕事と勤務形態【求人情報あり】」にて詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

経験豊富なシニア世代の管理員は居住者からの評価が高いため、マンション管理会社は積極的に採用したいと考えています。資格がなくても応募できるので、意欲がある方はぜひチャレンジしてみましょう。

【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています

本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。

うぇるねすで働くマンションサポーターには定年がありません。「時間や場所に縛られない、自分で自由に選べる働き方」が実現できます。

実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。

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