【厳選】女性におすすめの定年後の仕事7選!選ぶ際に重視したいポイントや就業形態も解説
「定年後の女性でも働ける仕事が知りたい」
「年金だけに頼るのは不安だから、定年後も収入源がほしい」
「定年後も働きたいけど、見通しが立っていなくて不安に感じている」
年金暮らしに不安を感じ、定年後も働きたいと考えている方が増えています。定年後も仕事を続ければ、経済的な不安を軽減できるだけではありません。
規則正しい生活が送れたり人と関われたりと、さまざまなメリットが得られます。しかし、定年を迎えてからどのような仕事ができるのかわからず、困っている方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下の点について解説します。
- 定年後も仕事を続けた方が良い理由
- 定年後の仕事の選び方
- おすすめの仕事
定年後の女性でも働きやすいように、筋力が必要な業務が少ない仕事を厳選しました。定年後の仕事選びに役立つ情報をまとめているので、ぜひ最後までお読みください。
定年後も仕事を続けた方が良い理由
定年後も仕事を続けた方が良い理由として、以下の要素が挙げられます。
- 経済的な不安が軽減される
- 生活リズムを整えやすくなる
- 人と関わる機会が得られる
定年後に仕事をすれば、経済的な不安を軽減できます。現在は「人生100年時代」と言われているので、老後資金を少しでも多く確保したいですよね。
また定年後に働く利点は、経済面だけではありません。健康的な生活が送れたり人と関われたりと、さまざまなメリットが得られます。
本ブログを運営する株式会社うぇるねすで働く現役の管理員からも「生活にメリハリがつく」という声が出ています。仕事の予定があると睡眠時間などを気にするようになるので、生活リズムを整えやすくなるでしょう。
定年後の仕事を選ぶ際に重視したい5つのポイント
定年後の仕事を選ぶ際は、以下の5つのポイントを重視しましょう。
- 対象年齢
- 仕事内容
- 給与
- 勤務時間
特に、長期間働きたいと考えている方は必読の内容です。順番に説明していくので、仕事選びの参考にしてみてください。
1. 対象年齢
定年後の仕事選びでは、対象年齢が特に気になりますよね。しかし、平成19年10月より採用時の年齢制限が禁止されているので、定年後だからといって即不採用になることはありません。
ただし定年を定めている企業などは、例外として採用時の年齢制限が許されています。例えば、定年より若い人を募集したり、長期勤続によるキャリア形成のために若年者(45歳未満が目安)を募集したりできます。
そのため、定年後に就職するなら定年がない勤務先から選びましょう。パートタイム労働者を募集しているところは、定年制を導入していないところが多いので、年齢を重ねていても働きやすいです。
また、個人事業主になるのも選択肢の一つです。安定した収入が得られる保証はないですが、労働環境をご自身で選択できるので、自由度の高い働き方ができます。
2. 仕事内容
定年後に働くなら、仕事内容も重要です。特に、体力が必要な仕事かどうかを確認するようにしましょう。
多くの方が定年を迎える60代は、体の衰えを感じやすい年代です。体に負担がかかる業務が多いと、疲れが蓄積して健康面に影響を及ぼすだけでなく、幸福度が下がってしまう可能性があるので要注意です。
また、定年後の仕事を選ぶ際は、スキルや経験が活かせるかもチェックしましょう。スキルや経験は、収入に関わる重要な要素です。特殊なスキルを持っていると給与が上がりやすいので、今までやってきた業務が活かせる仕事から探してみましょう。
3. 給与
定年後の就職先で長期にわたって働き続けたいなら、納得できる給与である必要があります。給与は求人に記載されているので、複数社分を比較してみましょう。
同じような仕事内容でも、企業によって給与に差があります。1ヶ月あたりの収入が5,000円違うだけでも、1年で60,000円の差がつくので、できる限り多くの求人を確認して給与が高いところを探すのがおすすめです。
ただし、一般的に定年後は給与が低くなるということを考慮する必要があります。労働政策研究・研修機構が発表した「高年齢者の雇用に関する調査(企業調査)」によると、60歳直前の賃金を100%としたときの61歳時点の賃金の平均は73.5%です。
求人を見る際は「定年前の給与より高いかどうか」という基準ではなく、同じ条件で働ける企業同士の給与を比較しましょう。
4. 勤務時間
定年後の仕事を探す際は、勤務時間にも注目しましょう。勤務時間があまりに長いと、体に負担がかかってしまいます。
しばらく働き続ける予定なら「どの程度の勤務時間なら無理せず継続できるか」をイメージして求人を確認しましょう。シフト制など、勤務時間が選べる求人もあります。
特に、勤務時間を自分で決められる仕事は、体調に合わせた働き方がしやすいのでおすすめです。
5. 通勤時間
定年後に働く場合は、通勤時間が長くなりすぎないようにしましょう。なぜなら、定年後は体力が低下しやすく、通勤時間が長いと仕事をする前に疲れてしまうからです。
出勤時に疲れてしまっては、満足に仕事ができないだけでなく、継続するのが難しくなってしまいます。そのため、求人を探すときは無理なく通える地域を選ぶのがおすすめです。
【厳選】女性におすすめの定年後の仕事7選
ここでは、定年後の女性におすすめの仕事を7つ紹介します。
- マンション管理員
- 清掃
- 家事代行
- 調理補助
- 事務
- 軽作業
- 講師
女性でも無理なく働けるように、筋力が必要な業務が少ない仕事を厳選しました。それぞれの特徴を解説するので、ご自身にどの仕事が合っているかイメージしてみてください。
1. マンション管理員
マンションの管理員は、シニア層に人気の仕事です。1日3時間程度の勤務を条件とした求人もあり、家事と両立しやすいのが魅力です。
マンションの管理員は、敷地内の清掃や設備の点検などを主に行います。力仕事が少ないだけでなく、基本的に難しい業務はないので定年後でも働きやすいです。
マンション管理員の仕事については、関連記事の「【必見】マンション管理員(管理人)は女性でもなれる!5つのメリットや向いている人の特徴を分かりやすく解説」にて詳しく解説しています。女性がマンションの管理員になるメリットだけでなく、マイナス面も紹介しているので、ぜひご覧ください。
2. 清掃
きれい好きな方におすすめなのが、清掃員の仕事です。清掃員は、主に以下のような場所で業務にあたります。
- マンション
- ホテル
- ビル
清掃が必要な建物は日本全国に多数あるので、どの地域にお住まいでも求人が見つかりやすいです。また、清掃は専用の機械を扱う業務もありますが、家事の経験が活かせるので早く仕事を覚えられるでしょう。
3. 家事代行
家事代行は、その名の通りお客様の家事を代わりに行う仕事です。お客様の家で、主に以下のような業務にあたります。
- 掃除
- 洗濯
- 料理
また、買い物やクリーニングなどを代行することもあります。普段から家事をしている方は、日常生活と同じようなことをするだけで収入が得られるのでおすすめです。
家事代行は難しい業務がないだけでなく、お客様に感謝してもらえるのがメリットです。やりがいのある仕事を探している方は、家事代行を検討してみてはいかがでしょうか。
4. 調理補助
飲食店での調理を手伝う仕事は、調理補助と呼ばれています。難しい業務はないので、初心者の方でも取り組みやすいです。特に、料理が好きな方にぴったりの仕事でしょう。
調理補助では、簡単な調理だけでなく、洗い物や盛り付けなども業務に含まれます。飲食店によっては、清掃や配膳を手伝うことも。
業務内容が飲食店によって異なるので、求人を見てご自身でもできそうか確認しましょう。筋力に自信のない方は、配膳が業務に含まれていると負担が大きいと感じることがあるので、事前に確認するのがおすすめです。
5. 事務
デスクワークがしたい方は、事務を検討してみましょう。パソコンを用いて、簡単な書類作成やデータ入力などを行います。
基本的に座って仕事をするので、体に負担がかかりにくいです。また、専門スキルがなくても働けるので、応募しやすいでしょう。
ただし、事務は若い世代の方にも人気の仕事なので、倍率が高くなってしまいます。また、業務ではパソコンを使うことが多いので、苦手意識がない方に向いています。
6. 軽作業
軽作業は簡単な業務が多く、未経験の方でも取り組みやすいです。主に工場や倉庫などで、以下のような業務にあたります。
- 検品
- ピッキング
- 梱包
- 仕分け
- シール貼り
体への負担が少ない業務が多いですが、荷物を運ぶなど筋力が必要な場合があります。筋力に自信のない方は求人や問い合わせから業務内容を確認し、問題なく働けそうな仕事を選びましょう。
7. 講師
「好き」を仕事にしたい方は、講師を検討してみましょう。例えば、以下のようなスキルがある方におすすめです。
- 書道
- 手芸
- 絵画
- 英語
- ピアノ
好きなことを教えて収入が得られるので、仕事に対するモチベーションを保ちやすいでしょう。ただし、技術や営業力がなければ全く稼げないこともあります。
好きなことを仕事にできる反面、収入が保証されていないので、メリットとデメリットを天秤にかけて検討してみてください。
定年後の女性が仕事をする際の5つの就業形態
定年後は、以下の5つの就業形態から選ぶことになります。
- 正社員
- 嘱託社員
- パートタイム労働者
- 派遣社員
- 個人事業主
就業形態によって働ける期間や勤務時間が異なるので、順番に確認していきましょう。
1. 正社員
安定的な収入を得るために、定年後も正社員として働きたいと考えている方は多いのではないでしょうか。定年退職をした後でも、定年年齢が長い他の企業に就職すれば継続して正社員として働けます。
しかし、厚生労働省が発表した「平成29年就労条件総合調査の概況」によると、8割近くの企業が60歳を定年としています。
そのため、元の勤務先の定年後に正社員として働ける企業を見つけることは難しいでしょう。求人を探す際は、正社員以外の就業形態も含めて検索するのがおすすめです。
定年後の再就職におすすめの仕事は、関連記事の「【保存版】定年後の再就職におすすめの仕事10選!採用に有利な資格や給付金も紹介」にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
2. 嘱託社員
定年まで働いた会社に再雇用してもらう場合は、嘱託社員として働くことになります。現在、どの企業でも65歳までは雇用が確保されています。
7割以上の企業は再雇用制度を採用しているので、定年を迎えても働き続けたい方は嘱託社員が有力な選択肢です。ただし、最高雇用年齢階級を65歳としている企業が約8割を占めるため、定年後から働けても5年程度です。
嘱託社員となった方の多くは、65歳になったら再度仕事を探すことになります。「定年後に何度も仕事を変えたくない」「同じ会社で長期的に働きたい」と考えているなら、嘱託社員以外の就業形態も視野に入れるようにしましょう。
3. パートタイム労働者
フルタイム正社員と比較して、以下のどちらかの条件に当てはまる場合は、パートタイム労働者に分類されます。
- 1日の所定労働時間が短い
- 1週間の所定労働日数が少ない
一般的に「パート」と呼ばれている就業形態で、馴染みのある方も多いでしょう。パートタイム労働者は正社員とは異なり、定年がないことが多いです。
定年を設定しているなどの特別なケースを除き、選考時の年齢によって合否が判断されることはありません。そのため、定年後はパートタイム労働者として働く方が多いです。
4. 派遣社員
専門的なスキルがある方は、派遣社員として働くこともできます。定年まで勤めていた会社で専門的な知識や技術を必要とする仕事をしていたなら、派遣社員を検討してみましょう。
派遣社員であれば、勤務する時間や場所を選びやすいです。ただし、雇用期間が決まっているので、長期にわたって働き続けられる保証がありません。
そのため「職場を変えることに抵抗がない」「短期間であっても専門スキルを活かせる仕事がしたい」という気持ちがある方には、派遣社員がおすすめです。
5. 個人事業主
雇われずに収入を得る選択肢として、個人事業主が挙げられます。企業と直接契約を結び「業務委託」という形態で働きます。
個人事業主は他の就業形態と異なり、確実に収入が得られるわけではありません。働くにあたって開業する必要があるだけでなく、1年間で20万円以上の所得がある場合は所得税の確定申告も必須です。
他の就業形態よりもハードルが高いと考えられますが、個人事業主になると勤務時間や仕事内容を選びやすいというメリットがあります。多くの方が定年を迎える60代は、体の衰えを感じやすい年代です。
定年後は以前のように、バリバリ働くのが難しいと感じる方も多いでしょう。そこで個人事業主になれば、ご自身のペースで働けます。退職前よりも自由に働きたいという方は、個人事業主を検討してみましょう。
定年後も仕事をしたい女性におすすめの資格
定年後に希望通りの仕事ができるように、資格を取るのもおすすめです。マンションの管理員や家事代行などは、資格がなくてもできる仕事です。
しかし、資格を持っていると他の求職者との差別化ができ、採用されやすくなるでしょう。おすすめの定年後に取得する資格は、以下の通りです。
- マンション管理士
- 調理師
- 医療事務
- 整理収納アドバイザー
さまざまな資格があるので、定年後にやりたい仕事に合ったものを取得するようにしましょう。例えば、マンション管理士の資格を取れば、マンションの修繕工事の進行や住民間のトラブル解決などのスキルがあることを証明できます。
ただしマンション管理士は、今回紹介した資格の中で最も難易度が高いです。2021年の合格率は1割を下回っているので、定年後の仕事探しに活かすならマンション管理検定がおすすめです。
マンション管理員検定に合格すれば、マンション管理に関する知識があることを示せます。採用率アップが目指せるので、マンションの管理員に興味がある方は、受験を検討してみてはいかがでしょうか。
定年後におすすめの資格について詳しくは、関連記事の「【厳選】60歳から始められる5つの仕事!女性におすすめの資格も紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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