65歳からの楽しい仕事5選!健康でいきいき働くためのポイントを解説

65歳からの楽しい仕事!健康でいきいき働くためのポイントを解説

「これからはバリバリ働くより自分のペースで楽しく仕事がしたい」
「体力が衰えてもできる仕事はあるのかな?」
「65歳を過ぎると、周りに迷惑をかけるのではないかと不安」

近年は年をとっても働き続けられるように、定年の引き上げなど様々な取り組みが行われています。実際に、65歳を超えても約半数の方が、何らかの形で働き続けることを選択しています。

65歳から働く理由は、若い世代とは大きく違います。65歳からの仕事は、経済的な理由だけでなく「健康な体でいるため」「人と交流するため」など、年をとってもいきいきと楽しく暮らしていくための手段の1つであると言えます。

しかし65歳を迎えた方の中には、楽しく仕事をするにはどのような職種を選べば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では

  • 65歳からの仕事に求めること
  • 楽しくできるおすすめ仕事
  • 楽しい仕事を選ぶ際のポイント
  • 仕事を探す方法

について解説します。65歳からは生きがいを感じられる楽しい仕事をしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

65歳からの仕事に求める3つのポイント

65歳からの仕事に求めるポイント

65歳を超えた方が、仕事選びの際に大切にしていることは何でしょうか。こちらでは、日本公庫総研レポート「働くシニア世代、支える中小企業」の調査から、65歳以上の方が仕事に求める3つのことを紹介します。

  1. 自分の能力を活かせる
  2. 同僚や会社に貢献できる
  3. お客様に喜ばれる

仕事を選ぶ際の優先順位を考える際に、ぜひ参考にしてみてください。

1. 自分の能力が活かせる

日本公庫総研レポートによれば、27.7%の方が「定年前の知識や技術を活かせる」ことに働きがいを感じています。

65歳以上の仕事では、必ずしも定年前と同じ業種で働けるとは限りません。しかし、同じ業界で働ける機会が得られた方は、自身の技術や経験を若い世代に伝えられることに喜びを感じているようです。

2. 同僚や会社に貢献できる

65歳からは、自身の給与が上がることよりも、同僚や会社に貢献できることに働きがいを感じる方が増加します。日本公庫総研レポートでは「同僚・部下から頼りにされる(25.6%)」「会社の業績が上がる(21.4%)」ことに働きがいを感じるとの回答が見られます。

65歳以上の方は非正規雇用になるケースが多く、なかなか自身の業績が給与に反映されにくいことが大きな要因です。65歳からは雇用条件の面から、昇給や高い給与を得ることが困難なため、若い世代の同僚など一緒に働く人への貢献が働きがいにつながっているようです。

3. お客様に喜ばれる

人の役に立つという点では、同僚だけでなく、顧客への貢献も重視されています。日本公庫総研レポートでは「顧客に喜ばれる」ことに働きがいを感じる方が、25.9%います。

具体的には「お客様からお礼を言われること」「お客様からのお褒めの言葉をもらうこと」に喜びを感じるようです。

65歳からの仕事では、働くということを通じて、社会に役に立っていると感じられることを求めていることがわかります。

65歳からの楽しい仕事5選

65歳からの楽しい仕事

働きがいを感じて、楽しくできる仕事はどのようなものがあるのでしょうか。こちらでは、65歳からの楽しい仕事を5つ紹介します。

  1. マンション管理員
  2. 接客
  3. 家事代行
  4. 介護
  5. 警備

シニア向けの仕事については、関連記事の「【完全版】シニアでも稼げる仕事15選!探し方から選び方まで紹介」でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

1. マンション管理員

マンション管理員は、入居者が安心して生活を送れるように、設備点検や清掃をする仕事です。短時間勤務ができるなど働き方が柔軟で、体力面やプライベートとのバランスがとりやすく、65歳以上の方に人気です。

マンション管理員は、入居者からの相談を受ける機会が多々あります。クモの巣除去やゴミの処理など、入居者から頼まれたことを直接解決してあげれることは、働きがいにつながるでしょう。

2. 接客

接客は、コンビニなど小売店や飲食店での仕事です。接客業は、人材不足の職種であるため65歳以上の方でも歓迎されます。

接客業は、若い方が多く働いており、自分とは違う世代の方と交流できることが魅力です。また、お客様の顔が見える仕事であるため、感謝の言葉をもらえることがあるなど、他者に貢献していることを直接的に感じられる仕事と言えます。

様々な世代の方やお客さんと直接的な交流ができることに、喜びを感じる方に向いている仕事です。

3. 家事代行

家事代行は、個人宅の掃除や洗濯などを代わりに行う仕事です。仕事が忙しくて家事ができない方や体が不自由な方などに、直接貢献できます。

家事に慣れている方にとっては自身の得意を活かしやすく、新しいことを覚えるなどの負担がありません。普段からやっている家事で収入が得られ、他者の役に立てることは大きなメリットと言えます。

4. 介護

介護は、福祉施設で利用者の生活援助や送迎援助をする仕事です。人材不足の業界で、様々な雑務がある仕事であるため、65歳以上の方であっても歓迎されます。

介護は高齢社会の日本において欠かせないエッセンシャルワークであり、利用者やその家族から感謝される場面が多いため、やりがいを感じやすい仕事と言えるでしょう。

5. 警備

警備は、スーパーやショッピングモールなどの商業施設の巡回などをする仕事です。若い世代が敬遠しがちな職種であるため、65歳以上の方が多く働いています。

同世代が多く働いているため、新しい人間関係を築きやすい仕事です。また施設内を巡回するなど、適度に体を動かせる仕事であるため、体力を維持することに適しています。

65歳から楽しい仕事を選ぶ際の3つのポイント

65歳から楽しい仕事を選ぶ際のポイント

65歳から仕事を選ぶ際は、働きがいや体力面に配慮することが大切です。こちらでは、65歳から楽しい仕事を選ぶ3つのポイントを解説します。

  1. 人と交流できること
  2. 体力に無理がないこと
  3. 定期的に仕事ができること

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 人と交流できること

65歳からの仕事選びでは、同年代や他の年代の方と交流できる仕事を選ぶと良いでしょう。定年退職後は仕事での付き合いが減り、孤独を感じる方が増えると言われています。

内閣府の調査「令和2年度 第9回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査結果」によると「家族以外の人で相談し合ったり、世話をし合ったりする親しい友人がいない」と回答した高齢者は、全体の31.3%です。国際比較をすると、日本は特に孤独な高齢者が多いと言われています。

仕事を通して人と知り合うことで、日常的な話し相手や一緒に出かけられる人を作っておくことは、心身の健康にとって大切なことです。

2. 体力に無理がないこと

65歳からは「短時間勤務」など、体力的に無理のない働き方ができる仕事を選ぶことが大切です。楽しく働くための大前提は、自身が健康であることです。お金などのために無理して長時間労働をすることは、心身の健康を害します

2013~2015年に行われた東京都健康長寿医療センター研究所の調査によれば、金銭のみを目的に働いている人は、生きがいを目的に働いている人に比べて「2年後の主観的健康感の悪化リスク」が1.42倍「生活機能の悪化リスク」が1.55倍になるとのことです。

仕事を選ぶ際は、体力や精神的なストレスの少ないものを選ぶと良いでしょう。

3. 定期的に仕事ができること

毎日の生活のリズムを作るために、定期的にできる仕事を選ぶのがおすすめです。毎日または2日に1度など予定がないと、生活のリズムが作りにくくなります定期的に家の外に出る用事を作らないと、次第に引きこもりがちな生活になりがちです。

引きこもりがちな生活は、運動不足や人との会話の減少により認知症のリスクが高まります生活にメリハリを作り心身共に健康でいるために、定期的に継続できる仕事を選ぶことが大切です。

65歳から仕事を探す方法4選

65歳から仕事を探す方法

65歳から働ける求人は、どこで探すのが良いのでしょうか。独立行政法人労働政策研究・研修機構が企業に行った調査によると、65歳以上の方が採用された経路の上位は、以下の表の3つです。

55~59歳 60~64歳 65歳以上
ハローワーク 55.1% 49.1% 36.8%
求人誌など 33% 28% 26.7%
縁故 16.5% 19.9% 22.3%

ハローワーク経由での採用が最も多いですが、年齢が上がるにつれ「ハローワーク」や「求人誌など」は減少し、「縁故」での採用が増加する傾向にあります。

こちらでは、採用経路上位3つの方法と、高齢者の社会参加を目的に仕事のマッチングを行っている「シルバー人材センター」について、詳しく解説します。

  1. ハローワーク
  2. 求人誌・求人サイト
  3. 縁故
  4. シルバー人材センター

一つひとつ見ていきましょう。

1. ハローワーク

ハローワークは、全国544カ所に設置されている公共の職業紹介所です。すべての世代を通して、ハローワークでの採用が最も多くなっています。

ハローワークは企業が無料で人材募集ができるため求人が多いことや、全国に数多く設置されているため、最も身近な仕事探しの場と言えます。65歳以上の方であっても、仕事探しをする場合は、まずハローワークを利用するのがおすすめです。

2. 求人誌・求人サイト

採用経路が2番目に多いものが「求人誌・新聞・広告」です。求人誌の多くは、インターネットで閲覧できる「求人サイト」と内容が連動しています。

求人サイトは、すべての世代を対象としたものだけでなく、シニアの仕事探しに特化したものがあります。具体的には、以下の4つです。

シニア向けの求人サイトを利用したことがない方は、自分の住んでいる地域でどのような仕事があるのか調べてみると良いでしょう。

3. 縁故

縁故とは、前職でつながりのあった方や親類関係を指します。年齢が上がるにつれて、縁故で仕事を得るケースは増加します。

縁故での採用は、会社側が自身の能力や生活状況などをあらかじめよく理解してもらえれていることがメリットです。また、職場に自分のことを知ってくれている人がいることは、安心感があります。

身近な頼れる方に、仕事を紹介してもらうことを前向きに考えてみるのもおすすめです。

4. シルバー人材センター

シルバー人材センターは、高齢者の社会参加を促す目的で設立された団体です。シルバー人材センターは「仕事を頼みたい人」と「仕事をしたい人」が登録し、互いをマッチングする役割を持っています。

仕事内容は、個人宅の家事手伝いや企業の軽作業などの仕事が多いです。シルバー人材センターは、全国に1,355団体あるため、身近な地域内で役に立てる仕事を見つけやすいことが特徴です。

身近にあるシルバー人材センターでどのような仕事があるか、一度確認してみてはいかがでしょうか。

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