
定年後の60歳から男性が仕事を続ける5つの選択肢!おすすめの仕事や成功のポイントを紹介

「定年前の仕事の経験を活かせるのかな?」
「60歳からの仕事であっても、なるべく給与を下げたくない」
「60歳からの再就職におすすめの業種は?」
現在多くの会社は60歳を定年としており、退職後から年金受給年齢まで期間があります。そのため、定年後もそのまま仕事を続ける方が一般的です。60〜64歳の男性は84.0%が就業しており、ほとんどの方が何らかの形で働いています(令和7年版高齢社会白書)。65歳以上の就業者数も930万人と、21年連続で増え続けています。
「働くと年金が減るのでは」と心配する方もいるでしょう。しかし、在職老齢年金の基準額は2026年4月から65万円に引き上げられ、短時間勤務なら減額の対象になりにくくなりました。働き方を選べば、年金を受け取りながら無理なく働けます。
そこでこの記事では
- 定年後60歳からの働き方5つの選択肢
- 男性におすすめの仕事と年金・社会保険の注意点
- 仕事探しに役立つ資格と探し方
について解説します。60歳からの働き方で迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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定年後60歳からの働き方|5つの選択肢を比較

男性が60歳の定年退職以降に仕事を続ける手段は、大きく5つに分かれます。それぞれ収入の目安や向いている人が異なるため、まずは全体像を比較してみましょう。
| 働き方 | 雇用形態 | 収入の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 再雇用 | 非正規が一般的 | 退職前の6〜7割が最多 | 慣れた職場で働き続けたい方 |
| 再就職 | 正規・非正規 | 職種により幅がある | 65歳以降も長く働きたい方 |
| パート・アルバイト | 非正規 | 月5〜10万円が中心 | 時間や日数を調整したい方 |
| 派遣 | 有期雇用 | 経験により高めも可 | 専門スキルを活かしたい方 |
| 個人事業主・業務委託 | 業務委託 | 仕事量で変動 | 自分のペースで働きたい方 |
それぞれの働き方を詳しく見ていきましょう。
1. 再雇用|慣れた職場で働き続ける
再雇用とは、本人の希望に応じて定年退職後も同じ会社で働き続ける制度です。改正高年齢者雇用安定法によって、企業には65歳までの雇用機会を確保する義務があります。新たな就職活動が不要で、慣れた環境で働ける点が大きな魅力です。厚生年金の加入期間が延びることもメリットといえます。
一方で、再雇用には注意点もあります。主なデメリットは、以下のとおりです。
| メリット | 就職活動が不要、慣れた職場で働ける、厚生年金の加入期間が延びる |
| デメリット | 非正規になり収入が下がりやすい、多くは65歳で区切り |
| 向いている人 | 新たな職場を探すことを避けたい方 |
継続雇用制度は、令和7年の高年齢者雇用状況等報告でも65.1%の企業が導入しています。ただし多くの場合は65歳で再び区切りを迎えるため、その後も働きたい方は別途仕事探しが必要です。
2. 再就職|65歳以降も働ける仕事に出会える
再就職とは、定年後に新しい会社へ就職することです。再雇用は多くの場合65歳で定年を迎えますが、再就職なら65歳や70歳を超えても働ける仕事に出会える可能性があります。正規雇用の求人が見つかる場合もあります。
ただし、男性は60歳を境に非正規雇用の割合が大きく上がります。以下は令和7年版高齢社会白書による年代別・男女別の非正規比率です。
| 55〜59歳 | 60〜64歳 | 65〜69歳 | |
|---|---|---|---|
| 男性 | 10.3% | 41.3% | 67.8% |
| 女性 | 58.1% | 72.6% | 83.2% |
男性は55〜59歳で10.3%だった非正規比率が、60〜64歳では41.3%と約4倍に増えます。一方で資格があると正規雇用で働ける可能性が高まります。希望に合う仕事がすぐ決まるとは限らない点は理解しておきましょう。
参照元:内閣府「令和7年版高齢社会白書」
3. パート・アルバイト|時間や日数を調整しやすい
パート・アルバイトは、勤務時間や日数の自由度が高い働き方です。フルタイムと比べて、週の勤務日数を減らしたり、1日の労働時間を短くしたりと、希望に合わせて柔軟に調整できます。体力的な負担を抑えながら無理なく続けたいと考える方に向いています。
パート・アルバイトの特徴は、以下のとおりです。
| メリット | 未経験から始めやすい、仕事以外の時間も大切にできる |
| デメリット | 時給や月収が低めになりやすい、福利厚生が限定的な場合がある |
| 向いている人 | 体力や生活リズムに合わせて働きたい方 |
スーパーの品出しや清掃、簡単な事務補助など、未経験でも始めやすい職種が多くあります。趣味やボランティアの時間も確保しやすい点も魅力です。待遇面はしっかり確認してから選びましょう。
4. 派遣|経験や専門スキルを活かす
派遣は、人材派遣会社と雇用契約を結び、紹介された企業(派遣先)で働く形態です。給与の支払いや社会保険の手続きは派遣会社が行い、日々の業務指示は派遣先から受けます。特に専門職や技術職の経験がある方は、即戦力として活躍できます。
派遣の特徴は、以下のとおりです。
| メリット | 職務経験や専門スキルを活かせる、希望条件で仕事を探してもらいやすい |
| デメリット | 有期雇用が中心、契約が更新されない可能性がある |
| 向いている人 | 勤務地や勤務時間の希望をはっきり伝えたい方 |
まずは複数の派遣会社を比較し、自身の経験分野に強い会社を選びます。登録会への参加かオンライン登録を経て、条件に合う仕事の紹介を受けます。複数登録しておくと、より多くの求人に出会えます。
5. 個人事業主・業務委託|自分のペースで働く
会社に所属せず、個人事業主として仕事を受ける方法もあります。最大の魅力は、自分の裁量で仕事の量を調整しながら働ける点です。一方で、継続して仕事を受け続けるには自分で仕事を探す必要があり、収入が不安定になりやすい点には注意が必要です。
個人事業主・業務委託の特徴は、以下のとおりです。
| メリット | 自分のペースで働ける、仕事量を調整しやすい |
| デメリット | 仕事を自分で確保する必要がある、収入が不安定になりやすい |
| 仕事の探し方 | シルバー人材センター、クラウドソーシング、業務委託の求人 |
70歳までの就業確保措置でも、業務委託契約を結ぶ「創業支援等措置」が選択肢に加わりました。なお、本ブログを運営する株式会社うぇるねすも個人事業主としての契約ですが、安定して仕事を紹介する仕組みを整えています。
60歳・男性におすすめの仕事|未経験から始めやすい職種

60歳からの再就職では、60歳以上を積極的に採用している職種を知っておくと、仕事探しがスムーズになります。ここでは未経験からでも始めやすく、これまでの経験や体力に合わせて続けやすい5つの職種を紹介します。
| 職種 | 体力負担 | 勤務目安 | 未経験 | 月収目安 |
|---|---|---|---|---|
| ⭐ マンション管理員 | 少ない | 週2〜3日 | ○ | 5〜10万円 |
| 施設警備・交通誘導 | 普通 | 週3〜4日 | ○ | 6〜10万円 |
| 清掃スタッフ | やや少ない | 週2〜4日 | ○ | 5〜8万円 |
| 配送・軽貨物ドライバー | やや多い | 週3〜5日 | ○ | 6〜12万円 |
| 設備点検・ビルメンテナンス | 普通 | 週3〜5日 | △ | 8〜15万円 |
※勤務日数・月収は地域や勤務先により異なります。あくまで一般的な目安です。
それぞれの職種を詳しく見ていきましょう。
1. マンション管理員【週2〜3日・短時間勤務OK】
マンション管理員は、入居者が安心して暮らせるように、受付や巡回点検、清掃などを行う仕事です。短時間勤務ができるなど働き方が柔軟で、体力面やプライベートとのバランスを取りやすい点が特徴です。会社員時代に培った対人折衝の経験が、入居者対応にそのまま活きます。
うぇるねすでのマンションサポーターの求人概要は、以下のとおりです。
| 業務内容 | 受付、巡回・点検、共用部清掃、報告・連絡業務など |
| 勤務時間 | 午前中3時間〜最大7時間、週2〜6日から選択可能 |
| 給与 | 地域により変動(交通費全額支給) |
| 向いている人 | 人と接するのが好きな方、適度に体を動かしたい方 |
入居者から頼まれたことを直接解決して感謝される場面が多く、働きがいにつながります。うぇるねすでは最高齢89歳のスタッフが現役で活躍しています。性別を問わず未経験から始められる職種です。
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2. 施設警備・交通誘導
施設警備・交通誘導は、商業施設の巡回や受付対応、交通誘導などを行う仕事です。警備員のうち60歳以上が47.0%を占めており、シニアが多く活躍している職種です。同世代が多く、新しい人間関係を築きやすい環境です。
施設警備・交通誘導の特徴は、以下のとおりです。
| 業務内容 | 施設巡回、受付対応、交通誘導など |
| 勤務時間 | 1日4〜8時間、週3〜4日が一般的 |
| 向いている人 | 責任感が強い方、同世代の仲間と働きたい方 |
施設内を巡回するため、適度に体を動かせる点も特徴です。体力を維持しながら働きたい方に向いています。勤務開始前には法定研修があり、未経験でも基礎から学べる体制が整っています。
3. 清掃スタッフ
清掃スタッフは、ビルの共用部やオフィスなどを清掃する仕事です。短時間勤務が多く、自分の作業に集中して取り組めます。早朝2〜3時間の勤務で午前中に仕事が終わるケースも珍しくありません。対人ストレスが少なく、適度に体を動かすため健康維持にも役立ちます。
清掃スタッフの特徴は、以下のとおりです。
| 業務内容 | 共用部の掃除機がけ、モップ拭き、ゴミ回収など |
| 勤務時間 | 早朝2〜3時間、または日中3〜4時間、週2〜4日 |
| 向いている人 | 一人で集中して作業したい方、体を適度に動かしたい方 |
求人は全国にあり、商業施設やオフィスビル、マンションの共用部など勤務先も多彩です。早朝勤務では、日中より時給が高めに設定されているケースもあります。そのため、自分の生活リズムに合う時間帯を選びやすい職種です。
4. 配送・軽貨物ドライバー
軽自動車などを使った配送は、運転と適度な運動を兼ねて働ける仕事です。宅配需要の拡大に伴い、シニア向けの軽配達の求人が増えています。配達先で「ありがとう」と声をかけられる場面も多く、人と接する楽しさもあります。
配送・軽貨物ドライバーの特徴は、以下のとおりです。
| 業務内容 | 軽貨物配達、ネットスーパー配達、メール便配達など |
| 勤務時間 | 1日4〜6時間、週3〜5日が一般的 |
| 向いている人 | 運転が好きな方、外で体を動かしたい方 |
業務委託型の求人も増えており、週2〜3日から始められます。ただし長距離や重い荷物を扱う仕事は体力的な負担が大きくなります。長く続けるには、軽量・近距離の案件を選ぶとよいでしょう。
5. 設備点検・ビルメンテナンス
設備点検・ビルメンテナンスは、建物の電気・空調・給排水などの設備を保守点検する仕事です。建物がある限り需要が安定しており、長く働きやすい職種です。第二種電気工事士などの資格があると、任される業務の幅が広がります。
設備点検・ビルメンテナンスの特徴は、以下のとおりです。
| 業務内容 | 設備の点検・運転監視、軽修繕、巡回など |
| 勤務時間 | 1日6〜8時間、週3〜5日が一般的 |
| 向いている人 | 機械いじりが好きな方、資格を活かしたい方 |
不動産業・物品賃貸業では、就業者の28.6%を65歳以上が占めています(令和7年版高齢社会白書)。未経験から始め、働きながら資格を取得して収入を上げる道もあります。設備に関心のある方に向いた職種です。
定年後60歳からの働き方で変わる年金・収入・社会保険|損しない働き方

60歳から働くときは、年金の減額・給付金・社会保険の3つを押さえると安心です。仕組みを知っておくことで、手取りを増やしながら無理なく働けます。それぞれ確認していきましょう。
1. 在職老齢年金|働きながら年金を受け取る仕組み
在職老齢年金は、厚生年金に加入して働きながら年金を受け取る場合の調整の仕組みです。「基本月額(年金の月額)」と「総報酬月額相当額(毎月の賃金+直近1年間の賞与÷12)」の合計が基準額を超えると、超えた分の2分の1が年金から差し引かれます。この基準額は2026年4月から65万円に引き上げられました(令和7年度は51万円)。
具体例を表にまとめると、以下のとおりです。
| ケース | 年金月額 | 報酬月額 | 合計 | 減額 |
|---|---|---|---|---|
| Aさん | 15万円 | 20万円 | 35万円 | なし |
| Bさん | 20万円 | 50万円 | 70万円 | 2.5万円 |
厚生年金に加入しない働き方(週20時間未満のパートや業務委託など)なら、在職老齢年金は適用されません。週2〜3日・短時間勤務の仕事であれば、多くの場合は年金の減額を心配する必要はないでしょう。基準額は毎年度改定されるため、最新の情報は年金事務所で確認してください。
2. 60歳から65歳まで働くと年金はいくら増えるのか
60歳以降も厚生年金に加入して働き続けると、将来受け取る年金額が増えます。これは、加入期間と納めた保険料に応じて受給額が上乗せされるためです。65歳以上で働く場合は「在職定時改定」により、毎年10月に年金額が見直されます。
年金額を増やす主な方法は、以下のとおりです。
| 厚生年金に加入して働く | 加入期間と報酬に応じて将来の受給額が増える |
| 繰下げ受給 | 1か月遅らせるごとに0.7%増、最大75歳で84%増 |
| 注意点 | 在職老齢年金で支給停止された部分は繰下げ増額の対象外 |
増える金額は、報酬や加入期間によって個人差があります。具体的な見込み額を知りたい場合は、ねんきん定期便や年金事務所で確認するのが確実です。働き続けることが、将来の受給額を増やすことにつながります。
3. 給与が下がったときの給付金(高年齢雇用継続給付)
再雇用や再就職で給与が大きく下がった場合は、雇用保険の「高年齢雇用継続給付」を活用できます。60歳到達時と比べて賃金が75%未満に下がった60歳以上65歳未満の方が対象です。雇用保険の加入期間が5年以上あることが要件となります。
支給率は、60歳に到達した時期によって異なります。
| 60歳に到達した時期 | 最大支給率 |
|---|---|
| 2025年3月31日まで | 賃金の15% |
| 2025年4月1日以降 | 賃金の10% |
2025年4月以降に60歳へ到達した方は、最大支給率が10%に変わりました。失業給付を受けてから再就職した場合は「高年齢再就職給付金」の対象になります。給付額は賃金の低下率に応じて決まるため、詳しくはハローワークで確認しましょう。
4. 社会保険の加入条件と扶養内で働く場合
一定の労働条件を満たすと、健康保険と厚生年金への加入義務が生じます。短時間労働者の加入条件(2024年10月時点)は、以下のとおりです。
| 勤務時間 | 週20時間以上 |
| 月額賃金 | 8.8万円以上 |
| 雇用期間 | 2か月超の見込み |
| 企業規模 | 従業員51人以上(段階的に拡大予定) |
加入すると保険料が天引きされますが、将来の年金額が増えるなどのメリットもあります。企業規模の要件は、2027年10月に36人以上、2029年10月に21人以上へと段階的に引き下げられ、2035年10月には撤廃される予定です。
配偶者の扶養に入りたい場合は、年収130万円(60歳以上は180万円)が一つの目安です。加入の損得は、年金事務所や社会保険労務士に相談して判断しましょう。
定年後60歳からの仕事探しに役立つ資格5選

資格を取得しておくと、再就職で選べる仕事の幅が広がり、収入の落差も小さくしやすくなります。ここでは、年齢・学歴を問わず受験でき、需要が安定している5つの資格を紹介します。うぇるねすでも、代務員のスキルアップとして管理業務主任者試験への挑戦を奨励しています。
1. 管理業務主任者
管理業務主任者は、マンション管理の専門家として、管理組合への重要事項説明などを行う国家資格です。マンション管理員の仕事と直接つながり、男性に人気の資格です。
管理業務主任者の概要は、以下のとおりです。
| 受験資格 | なし(年齢・学歴不問) |
| 合格率 | 19.6%(令和7年度) |
| 学習期間の目安 | 6か月〜1年 |
| 活かせる職場 | マンション管理会社、不動産管理会社 |
法律で定められた独占業務があるため、マンションがある限り安定した需要が見込めます。令和7年度の合格者は最高齢84歳で、年齢を問わず挑戦できます。長年の社会人経験で培った、調整力を活かせる資格です。
2. マンション管理士
マンション管理士は、管理組合の運営や大規模修繕などについて助言する専門家の国家資格です。管理業務主任者と知識が重なり、両方を持つと評価が高まります。
マンション管理士の概要は、以下のとおりです。
| 受験資格 | なし(年齢・学歴不問) |
| 合格率 | 11.0%(令和7年度) |
| 学習期間の目安 | 半年〜1年(500時間程度) |
| 活かせる職場 | マンション管理会社、管理組合の顧問 |
合格率は1割程度とやや難しい資格ですが、令和7年度の合格者には最高齢80歳の方もおり、年齢に関係なく取得を目指せます。管理員の実務経験と組み合わせると、現場で得た知識がそのまま学習に役立ちます。
3. 宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産取引で不可欠な「重要事項の説明」などを行える国家資格です。デスクワークが中心で、体力的な負担が少ない点も60歳からのキャリアに向いています。
宅地建物取引士の概要は、以下のとおりです。
| 受験資格 | なし(年齢・学歴不問) |
| 合格率 | 18.7%(令和7年度) |
| 学習期間の目安 | 6か月〜1年(200〜300時間) |
| 活かせる職場 | 不動産会社、金融機関の融資部門 |
不動産会社には宅建士を一定数置く義務があるため、常に安定した求人需要があります。毎年20万人以上が受験する人気資格で、市販の教材も豊富です。独学でも計画的に学べば取得を目指せます。
4. 第二種電気工事士
第二種電気工事士は、一般住宅や店舗の電気設備を扱える技能資格です。設備点検やビルメンテナンスの仕事と相性がよく、取得すると業務の幅が広がります。
第二種電気工事士の概要は、以下のとおりです。
| 受験資格 | なし(年齢・学歴不問) |
| 合格率 | 技能試験で約70%(学科は約60%) |
| 学習期間の目安 | 2〜3か月 |
| 活かせる職場 | ビルメンテナンス、設備管理会社 |
試験は年2回あり、学科と技能の2段階で実施されます。技能試験の合格率は約70%と高く、対策しやすい資格です。手を動かす作業が好きな方や、設備の知識を身につけて長く働きたい方に向いています。
5. 介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護の基本的な知識と技術を学ぶ、介護職の入り口となる資格です。試験ではなく研修の修了で取得でき、人手不足の介護業界で求人が豊富です。
介護職員初任者研修の概要は、以下のとおりです。
| 受講資格 | なし(年齢・学歴不問) |
| 取得期間 | 約1〜4か月(130時間) |
| 費用目安 | 約4〜10万円 |
| 活かせる職場 | デイサービス、訪問介護、有料老人ホーム |
教育訓練給付制度の対象になる講座もあり、受講料の一部が支給される場合があります。利用者と年齢が近いことは、60歳から介護を始める強みです。同じ時代を生きてきたからこそ、相手に寄り添った対応ができます。
定年後60歳からの仕事の探し方|男性が使える窓口とサービス

60歳からの仕事探しでは、複数の窓口やサービスを併用すると効率が上がります。年齢が上がるほど、知人の紹介で仕事を得るケースが増える点も特徴です。以下の票はは、独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査による年代別の採用経路です。
| 採用経路 | 55〜59歳 | 60〜64歳 | 65歳以上 |
|---|---|---|---|
| ハローワーク | 55.1% | 49.1% | 36.8% |
| 求人誌など | 33% | 28% | 26.7% |
| 縁故 | 16.5% | 19.9% | 22.3% |
なお、上記の調査には項目としてありませんが、近年は「シニア向け求人サイト」を使って仕事を見つける方も増えています。この章では、ハローワーク・シニア向け求人サイト・知人の紹介・シルバー人材センターの4つの探し方を解説します。
1. ハローワーク(生涯現役支援窓口)
ハローワークは、全国544か所に設置されている公共の職業紹介所です。企業は無料で求人を掲載できるため、求人数が最も多い点が特徴です。利用はすべて無料で、窓口で対面相談もできます。
ハローワークを利用するメリットは、以下のとおりです。
| 求人数 | 全国最多(企業が無料で掲載できるため) |
| 相談体制 | 対面相談が可能。生涯現役支援窓口もある |
| 利用料 | 無料 |
全国約300か所のハローワークには「生涯現役支援窓口」が設けられ、概ね60歳以上の方を対象に専門の相談員が支援します。キャリアプランの相談から職業紹介まで一貫して受けられます。まずは最寄りの窓口を訪ねてみるとよいでしょう。
2. シニア向け求人サイト
シニア向け求人サイトは、60歳以上の求人に特化した情報を掲載しているサービスです。一般の求人サイトでは仕事を探しにくいと感じる方に向いています。自宅から24時間いつでも検索でき、地域や職種で絞り込めます。
シニア向け求人サイトの特徴は、以下のとおりです。
| メリット | 「シニア歓迎」で絞り込め、自宅から検索できる |
| 代表的なサイト | マイナビミドルシニア、しゅふJOB、シニアジョブなど |
| 活用のコツ | 会員登録すると希望条件の求人がメールで届く |
会員登録しておくと、希望条件に合った求人がメールで届くため効率的です。まずは自分の住む地域にどのような仕事があるか調べてみましょう。複数のサイトを併用すると、出会える求人の幅が広がります。
3. 知人の紹介(縁故)
縁故とは、前職でつながりのあった方や親類などからの紹介を指します。調査では、年齢が上がるほど縁故で仕事を得るケースが増える傾向が示されています。65歳以上では、採用経路として中心的な役割を果たします。
知人の紹介で仕事を探すメリットは、以下のとおりです。
| ミスマッチの少なさ | 能力や生活状況を事前に理解してもらえる |
| 安心感 | 職場に自分を知る人がいて馴染みやすい |
| 65歳以上の利用率 | 22.3%(年齢が上がるほど増加) |
前職の同僚や取引先とのつながりを保っておくと、思わぬタイミングで仕事の誘いを受けることがあります。地域のサークルやボランティア活動も、新たな縁につながります。日頃から人脈を広げておくことが、仕事探しに活きてきます。
4. シルバー人材センター
シルバー人材センターは、高齢者の社会参加を促す目的で各地域に設けられた団体です。「仕事を頼みたい人」と「働きたい人」をマッチングし、短期・軽作業の仕事を紹介します。原則60歳以上が対象です。
シルバー人材センターの特徴は、以下のとおりです。
| 設置数 | 全国1,337団体・会員約67万人 |
| 主な仕事 | 庭の手入れ、軽作業、見守り、清掃など |
| 働き方 | 1日単位で受けられる短時間の仕事が中心 |
| メリット | 地域密着で通勤が楽、社会参加を実感できる |
全国に1,337団体あるため、身近な地域で役立てる仕事を見つけやすい点が特徴です。会員数は約67万人にのぼります。まずは地元のセンターでどのような仕事があるか、一度確認してみてはいかがでしょうか。
定年後60歳からの仕事探しで後悔しないための5つのポイント

60歳以上の求人は数多くありますが、自分に合った仕事を見つけるには工夫が必要です。こちらでは、後から悩まないために押さえておきたい5つのポイントを解説します。
- 定年前から準備を始める
- これまでの経験にとらわれすぎない
- 体力に無理なく長く続けられる仕事を選ぶ
- 生活の収支を把握しておく
- 人脈やリスキリングを活用する
一つひとつ見ていきましょう。
1. 定年前から準備を始める
仕事探しは、定年を迎える前から動き出すと選択肢が広がります。在職中に求人情報を集めたり、資格の勉強を前倒しで始めたりしておくと、退職後にスムーズに動けます。
特に資格は取得まで時間がかかるため、働いているうちに学習を始めておくと有利です。定年後の生活を具体的にイメージし、何歳まで働きたいかを考えておくことも大切です。早めの準備が、定年後の不安を減らします。
2. これまでの経験にとらわれすぎない
定年前と同じ業界や役職にこだわりすぎると、仕事が見つかりにくくなることがあります。60歳からでも、未経験から新しい仕事を始める方は数多くいます。大切なのは、現役時代の肩書きにこだわらず、柔軟に仕事を探す姿勢です。
これまでの経験は、まったく違う職種でも対人スキルや判断力として活きます。未経験の分野にも前向きに目を向けてみると、思わぬ仕事に出会えます。新しい環境を楽しむ気持ちが、長く働く力になります。
3. 体力に無理なく長く続けられる仕事を選ぶ
定年後の仕事は、体力的に無理のないものを選ぶことが大切です。60歳の時点では元気でも、体力は年々変化します。短時間勤務や柔軟なシフトの仕事を選ぶと、65歳や70歳を過ぎても続けやすくなります。
収入だけを目的に無理な長時間労働を続けると、かえって健康を損なうおそれもあります。研究でも、生きがいを持って働く人のほうが健康を保ちやすいと示されています。長く働きたい方ほど、体力に合った働き方を選びましょう。
4. 生活の収支を把握しておく
働き方を検討する前に、現在の生活の収支を把握しておきましょう。特に年金が支給されるまでの間、毎月いくら稼ぐ必要があるのかを知っておくことが大切です。必要な収入額がわかれば、無理のない勤務日数や時間を決めやすくなります。
再雇用や再就職で給与が下がる場合は、高年齢雇用継続給付などの活用も検討できます。収入と支出の見通しを立ててから、働き方を選ぶと安心です。家計の全体像を一度整理してみましょう。
5. 人脈やリスキリングを活用する
人脈の活用と学び直し(リスキリング)は、仕事の幅を広げる有効な方法です。ハローワークや求人サイトでは見つからない、非公開の求人に人脈を通じて出会えることもあります。
また、人手不足の業界では資格の保有が採用の決め手になる場合もあります。たとえばマンション管理員に興味があるなら、管理業務主任者の取得を目指すと選考で有利になります。教育訓練給付制度を使えば、受講料の一部が支給される講座もあります。学び続ける姿勢が、定年後の選択肢を広げるでしょう。
60歳から働き始めた男性のリアルな事例|うぇるねすスタッフの声

ここでは、60歳前後で新しい働き方を見つけ、充実した日々を送る男性スタッフの事例を2つ紹介します。ご自身の定年後の暮らしと重ね合わせながら、ぜひご覧ください。
1. 営業経験を活かし自分のペースで働くY.Sさん(福岡支店)
福岡支店で働くY.Sさんは、60歳で定年退職した後、ハローワークの研修をきっかけに管理員の仕事に興味を持ちました。人と接する営業職の経験が活かせそうだと感じたそうです。当初は常勤として働いていましたが、68歳のときに「もう少し働きたい」と考え、うぇるねすに登録して代務員へ転向しました。
現在は週に4〜5日、1日3〜7時間ほど、複数のマンションで働いています。さまざまな現場で人と交流できる点に日々刺激を感じているそうです。仕事の合間に管理業務主任者試験にも挑戦しています。
趣味は60歳から始めたマラソンで、奥様と全国の大会に出かけています。「年齢を理由に諦めるのではなく、自分のペースで挑戦を続けたい」と語ります。働くことと走ることが、人生を前向きにする力になっています。
2. 健康維持を動機に現役を続けるT.H.さん(73歳・九州・沖縄支店)
九州・沖縄支店で働くT.H.さん(73歳)は、65歳で定年退職した後、体を動かさない日々を1か月過ごすうちに「身体が錆びていく」と感じたそうです。このままでは健康を維持できず、大好きなゴルフもできなくなるのではと考え、「身体にいい仕事」を探し始めました。
その際にうぇるねすを見つけ、「健康維持のために週2〜3日働ける」「体を動かせる」という条件が希望に合うと感じて研修に参加。2か月後には代務員として働き始めました。
マンションの巡回や清掃で体を動かし、居住者と挨拶を交わすことに生きがいを感じているそうです。「人生100年時代、定年なく現役で過ごしたい」と語り、管理業務主任者試験にも挑戦しています。報酬は家族へのプレゼントや趣味に充て、公私ともに充実した毎日を送っています。
引用元:うぇるねす管理員さん紹介「九州・沖縄支店 T.H.さん」
60歳から始められる!マンションサポーターの募集詳細はこちら
定年後60歳からの働き方に関するよくある質問

最後に、60歳からの働き方についてよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 60歳を過ぎてもできる仕事は?
マンション管理員・施設警備・清掃・配送など、未経験から始められる仕事が中心です。65歳以上の就業者は930万人と過去最多で、シニアを歓迎する職場は増えています。本記事の「60歳・男性におすすめの仕事」で、各職種の特徴や勤務条件を詳しく紹介しています。
Q2. 60歳から65歳まで働くと年金はいくら増える?
60歳以降も厚生年金に加入して働くと、加入期間と報酬に応じて将来の受給額が増えます。さらに繰下げ受給を選ぶと、1か月あたり0.7%増額されます。増える金額には個人差があるため、具体的な見込みは年金事務所やねんきん定期便で確認しましょう。
Q3. 60歳からの再就職で男性におすすめの仕事は?
これまでの対人折衝の経験が活きるマンション管理員のほか、需要が安定した警備や設備点検が挙げられます。いずれも未経験から始めやすく、体力に合わせて働けます。なお、女性向けの仕事については、関連記事で詳しく解説しています。
Q4. 60歳から働き続けるにはどうすればいい?
体力に無理のない短時間・柔軟シフトの仕事を選び、資格や人脈も併用することがポイントです。在職老齢年金は2026年4月から65万円基準となり、短時間勤務なら減額されにくくなりました。年金とのバランスを取りながら、長く働ける仕事を選びましょう。
【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています

本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。
うぇるねすで働くマンションサポーターには定年がありません。「時間や場所に縛られない、自分で自由に選べる働き方」が実現できます。
実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。
- 社会との繋がりができて感謝されるのが嬉しい
- 働く日程・時間が選べるのでゆとりや余裕が出来た
- 適度な運動になるので仕事の次の日は体が軽い
- 色々な街に行けて旅行気分が味わえる
少しでもうぇるねすの仕事に興味を持たれた方は、以下のボタンから詳しい業務内容をご覧ください。
