【解決策】再雇用や役職定年がみじめだと感じる5つの理由!収入を上げる方法や再就職を検討すべき理由も紹介

【解決策】再雇用がみじめだと感じる理由!収入を上げる方法や再就職を検討すべき理由も紹介

「今の仕事に対してやりがいを感じない」
「老後の収入を少しでも増やす方法はある?」
「再雇用ではなくほかの会社への再就職を選択すれば良かったかな?」

役職定年や定年退職後の再雇用で、みじめさを感じているシニア世代は意外にも多いものです。収入の減少や取引先の態度の変化など、さまざまな理由があります。

劣等感はストレスの原因となるため、早めに対処法を考えておくのがおすすめです。そこでこの記事では、役職定年・再雇用後にみじめに感じている方に向けて、以下の内容について解説します。

  • 役職定年・再雇用後にみじめだと感じる理由
  • 働きながら収入を増やす方法
  • 再就職を検討すべき理由
  • シニア向けに就職支援を行う機関

再就職以外の選択肢も比較検討できる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。

再雇用と役職定年について解説

再雇用してもらえない人が行うべき対処法の手順

定年が近づいてくると「再雇用」や「役職定年」という言葉をよく耳にします。多くの場合、定年前と比べて給与が大幅に減少したり、長年務めた役職から外れたりするといった、待遇や立場の大きな変化を伴います。企業側には人件費抑制や組織活性化の狙いがありますが、従業員にとってはモチベーション低下につながるケースも少なくありません。

2025年からは65歳までの雇用確保が義務化されるなど、シニア雇用を取り巻く環境も変化しています。まずは、この再雇用と役職定年という2つの制度について、基本的な仕組みとそれぞれの違いを詳しく解説します。

1. 再雇用とは

再雇用とは、一度定年退職した従業員を、企業が新たな雇用契約を結び直して引き続き雇用する制度です。多くの場合は正社員ではなく、契約社員やパートタイムといった非正規雇用の形態がとられます。

この制度の主な目的は、年金受給開始年齢である65歳までの収入を確保する手段であり、企業にとっては深刻化する労働力不足を補う狙いもあります。従業員は慣れた職場で働ける安心感を得られ、企業は経験豊富な人材の技能やノウハウを活用できる点がメリットです。

しかし実際には、定年前より給与が大幅に下がるケースがほとんどです。業務内容が変わらないにもかかわらず、待遇が悪化することに不満を感じ、みじめさを覚える原因になります。2025年の法改正により、企業は希望者全員の65歳までの継続雇用が義務付けられており、各企業で制度の見直しが進んでいます。

参照元:厚生労働省|高年齢者雇用安定法の改正

2. 役職定年とは

役職定年とは、一定の年齢に達した社員が、管理職などの役職から退く(ポストオフする)制度です。一般的に50代後半から60歳で設定されるケースが多く見られます。

企業がこの制度を導入する主な目的は、年功序列による人件費の負担軽減や、若手社員に役職登用の機会を与えて組織の新陳代謝を促す点にあります。しかし従業員側にとっては、役職手当がなくなり給与が減少となる処遇です。

これまで持っていた権限や責任を失うことで、仕事へのやりがいを見失い、モチベーションが大きく低下する原因となります。近年は、年齢ではなく成果で評価するジョブ型雇用への移行に伴い、この役職定年制度を見直す企業も増えています。

再雇用後にみじめだと感じる5つの理由

再雇用後にみじめだと感じる理由

再雇用後にみじめに感じてしまう理由は、以下の5つがあげられます。

  1. 収入が減少した
  2. 年下上司とのコミュニケーションが取りづらい
  3. 役職につけない
  4. 社内の重要な情報が得られない
  5. 取引先の態度が変わった

ご自身があてはまる理由がないか、確認してみてください。

1. 収入が減少した

再雇用で働く人の多くは、給与が減少しています。そのため、働いている割に給与が少ないことに、みじめさを感じてしまうようです。

パーソル総合研究所が「再雇用後の年収の変化」について調査をしたところ、約9割以上の方が「年収が下がった」と回答していました。また、年収の下がり幅については、以下のグラフのとおりです。

引用元:パーソル総合研究所

減少割合が全体平均で44.3%と、収入が大きく下がっていることがわかります。現役時代と同じ会社で働いているのに、大きく給与が下がったことが原因で、みじめさを感じる人がいます。

2. 年下上司とのコミュニケーションが取りづらい

現役時代に管理職だったとしても、再雇用後は一般社員として働くことになります。そのため、以前は部下として接していた社員の下で働くケースがあるでしょう。

年下とはいえ相手は上司のため、仕事の手順が気になってもアドバイスできず、もどかしさを感じるかもしれません。一方で、相手のことを思って「〇〇じゃなくて△△したほうがいいよ」と助言した際に、嫌悪感を抱かれてそっけない態度を取られたと感じる方もいます。

これまでどおりのコミュニケーションを取ろうとしても、立場が変わったことでうまくいかず、みじめに感じてしまうことがあります。

3. 役職につけない

再雇用後は、多くの会社で管理職や役職につけないことが多いです。以下のグラフは、マンパワーグループが「役職定年制を導入しているか」を調査した結果です。

引用元:マンパワーグループ

4割以上の会社で「役職定年制」を採用していることがわかります。年齢をきっかけに役職から外されてしまうため、仕事に対してやりがいを見いだせなくなってしまう人は意外に多いです。

たとえば取引先から新商品の提案があった際、購入するためには上司の了承が必要となります。これまでなら、ご自身の判断で決められていたことでも、役職者でなくなったため即座に返答できず、もどかしく感じるでしょう。

現役時代のように自らの意思決定で仕事を進められないことに、みじめさを感じる人がいます。

4. 社内の重要な情報が得られない

内示前の人事異動や重要マニュアルの変更など、会社によっては社内情報の閲覧に制限をかけていることがあります。管理職から先に伝達しておきたい情報は、一般社員がアクセスできないようにしているからです。

そのため「つい先日まで入ってきた情報が分からなくなった」といった疎外感からみじめに思う人がいます。また、管理職会議などで得られていた情報が入ってこなくなり、寂しさを覚える方もいるでしょう。

現役時代に主任や部長などの肩書きがあった方は、事前に社内のことを確認できないことにもどかしさを感じ、みじめな気持ちになるようです。

5. 取引先の態度が変わった

再雇用後は多くの方が一般社員として働くことになるため、支店長などの肩書きは無くなります。そのことが原因で取引先の態度が一転し、みじめに感じることがあります。

たとえば、年賀状の枚数が激減したり、接待の誘いが来なくなったりすることなどです。役職者と取引先へ同行した際には、肩書きのある上司ばかりに話が振られるなど、これまでとの対応の違いに戸惑うことがあるかもしれません。取引先によっては、明らかな態度の変化があるため、寂しさやみじめさを感じてしまいます。

役職定年がみじめだと感じる3つの理由

高齢者の筋力が低下してしまう原因

役職定年を迎えると、これまでの立場や待遇が大きく変わるため、みじめさを感じることがあります。その主な理由には、以下の3つがあげられます。

  1. 年収の大幅な減少
  2. 職場での立場の変化
  3. キャリアパスの不透明さ

ご自身にあてはまる理由がないか、確認してみてください。

1. 年収の大幅な減少

役職定年でみじめさを感じる最も直接的な理由は、年収の大幅な減少です。多くの場合、役職定年後は役職手当が支給されなくなるため、給与が大きく落ち込みます。

企業によっては、それまでの年収から30%以上も減少するケースも珍しくありません。住宅ローンや子どもの教育費などの支払いが残っている場合、この急激な収入減は生活設計に深刻な影響を与えます。

年齢を理由に収入が大きく下がる現実は、自身の働きが正当に評価されていないという不満につながります。この経済的な打撃と、労働への対価が見合わないという不公平感が、みじめさを感じる大きな要因となるのです。

2. 職場での立場の変化

職場内での立場や人間関係の変化も、役職定年でみじめさを感じる大きな要因です。特に精神的な負担となりやすいのが、昨日まで部下だった社員が自身の上司になるという「立場の逆転」です。

長年、指示や指導をする立場だったため、新しい関係性の中での振る舞い方に戸惑う人は少なくありません。また年下の上司も、元上司である部下に対して指示を出しにくいと感じるなど、お互いに過度な気を遣う関係がストレスを生むこともあります。

さらに、これまで参加していた重要な会議から外されたり、主要なプロジェクトの担当から解かれたりすることも起こります。こうした扱いの変化は、組織の第一線から退いたという疎外感や、自分の居場所がないという孤独感につながりやすいです。

3. キャリアパスの不透明さ

役職定年後のキャリアパスが不透明であることも、将来への不安を増大させ、みじめさを感じさせる一因です。管理職という明確な役割を終えた後「自分が組織の中でどのような貢献を期待されているのか」具体的な指針が示されない場合があります。

長年培ってきたマネジメント経験や専門知識が活かされない、責任の軽い補助的な業務へ配置転換されることも少なくありません。後進の育成や専門アドバイザーといった新たな役割が与えられれば、やりがいを維持することも可能です。

そうした配慮がなく、自分の能力が活かされないと感じる状況は、自身の市場価値に対する疑問や、会社に必要とされていないという無力感につながります。

再雇用や役職定年後に収入を増やす2つの方法

再雇用後に収入を増やす方法

多くの方は、再雇用や役職定年後の収入が減少してしまいます。そのため、以下のような方法で収入を少しでも増やすことで、みじめな気持ちを減らせるでしょう。

  1. 高年齢雇用継続基本給付金を受給する
  2. 副業する

いずれも働きながらできることなので、ぜひ実践してみてください。

1. 高年齢雇用継続基本給付金を受給する

60歳時点と現在の給与を比較した際に、74%以下となっている方が対象の給付金です。以下の2つの要件を満たしていれば受給できます。

  • 60歳以上65歳未満の一般被保険者であること
  • 被保険者であった期間が5年以上あること

65歳に達する月まで給付金を受け取れるのがポイントです。ただし、給与が386,922円(2025年10月時点)を超えている場合には受け取れないため、申請する際には明細をチェックしておいてください。

再雇用や役職定年後に給与が減少してみじめに感じている方は、高年齢雇用継続基本給付金が対象でないか確認してみましょう。

参照:Q&A~高年齢雇用継続給付~継続給付リーフ(厚生労働省)

2. 副業する

勤務している会社によっては、副業を許可している場合があります。会社規定を確認し、問題なければ副業に取り組んでみましょう。「クラウドソーシングサイト」と呼ばれる、以下のようなインターネット上のサービスで仕事を探せます。

ライティングや簡単な入力作業で報酬を得られる案件が見つかるので、できそうなものから応募してみてください。コツコツ実績を積むと、高単価案件にも挑戦できるようになるでしょう。

ほかに、ご自身でつくったバッグをフリマアプリで販売する方法もあります。興味があることを副業にしてみると、収入アップでみじめさを払拭できるでしょう。

ここでは紹介しきれなかった副業について、関連記事「【必見】老後から始められる副業11選!注意点や仕事を選ぶ際のポイントも解説」でチェックできます。ぜひ参考にしてみてください。

再雇用や役職定年のタイミングで再就職を検討すべき2つの理由

再雇用や役職定年後にみじめさを感じている方は、働く場所を変えてみるといいかもしれません。理由は、以下の2つがあげられます。

  1. いずれは再就職することになるから
  2. 人間関係をリセットできるから

1つずつ解説するので、現状に照らし合わせながら再就職を検討してみてください。

1. いずれは再就職することになるから

60歳で再雇用された場合、65歳を迎えた際に多くの会社で再度定年退職となります。そのため、健康なうちは働き続けたいと考えている方は、いずれ再就職が必要です。

年を取ると、選べる仕事が限定されてしまうことが多いです。65歳を過ぎてからの就活に苦労する方は多いため、少しでも若いうちに再就職を検討してみることをおすすめします。

職場によっては、定年制度がなく「生涯現役」として働ける環境があります。再雇用が終了した後も働く予定がある方は、このタイミングで次の職場について検討し始めてみてはいかがでしょうか。

シニア世代におすすめの仕事内容は、関連記事「【保存版】定年後の再就職におすすめの仕事10選!採用に有利な資格や給付金も紹介」にて確認できます。あわせて参考にしてください。

2. 人間関係をリセットできるから

「交流関係の輪を広げたい」「今の職場の人間関係に疲れた」といった方は、再就職により働く環境を一新するのがおすすめです。気持ちを切り替えて働けるため、再雇用で感じていたみじめさがなくなるでしょう。

人間関係が原因で、精神的に大きなストレスを与えていることがあります。ストレスが原因で不眠や過食につながると、健康状態に支障をきたしてしまいます人間関係で悩んでいる方は気持ちを一新して働ける、再就職を検討してみてください。

シニア向けに就職支援を行う3つの機関

新しい職場で働きたいと考えている方に向けて、就職支援を行う以下の3つの機関を紹介します。

  1. ハローワーク
  2. シルバー人材センター
  3. 転職サイト

再就職を検討している方は、ぜひ活用してみてください。

1. ハローワーク

ハローワークは全国に600ヶ所以上の窓口があり、担当者に相談しながら仕事を探せます。誰もが無料にて利用可能で、雇用形態にかかわらず求人を閲覧できるのが魅力です。

また、最近ではインターネットで求人検索や応募ができるようになりました。自宅で仕事を探して応募できるので、待ち時間や移動時間がかからず利便性が高いです。

さらに、シニア世代向けに「生涯現役支援窓口」が設置されている場所が、全国に300ヶ所あります。履歴書の書き方や面接の受け方などの指導も行ってくれるので「再雇用ではみじめな思いをする」と感じている方は、ぜひ活用してみてください。

2. シルバー人材センター

シルバー人材センターは、各都道府県の知事から認定された公益社団法人が運営する組織です。請負や派遣といった雇用形態で、さまざまな仕事を受けられます。なお、作業内容の一例は以下のとおりです。

  • 公園や施設などの清掃
  • 学校施設や図書館での管理業務
  • 駐車場の除草作業
  • 駅構内の自転車整理 など

未経験でもできる作業内容があるため、安心して登録できます。一方で、ペンキ塗りやパソコン指導などの専門性が求められる仕事もあります。これまでの経験を活かして働きたい方にも、シルバー人材センターはおすすめです。

3. 転職サイト

インターネットで手軽に求人が探せる転職サイトに登録しておけば、ご自身のニーズに合った職場を提案してもらえるでしょう。もちろん仕事の紹介は無料なので、安心して登録可能です。

シニア世代におすすめの転職サイトには、以下の3つなどがあります。

いずれのサイトも、シニア向けの求人が複数紹介されています。求人を探す際には「未経験OK」「短時間勤務可能」など、絞り込み検索を行うと効率よく希望の仕事が見つかるでしょう。

「再雇用後にみじめな思いをするのでは」と心配している方は、他にどのような仕事があるのかを見てみてください。

定年後はうぇるねすで管理員代行として働くのがおすすめ

reemployment-miserable定年後はうぇるねすで管理員代行として働くのがおすすめ

再雇用後の職場でみじめさを感じている方は、うぇるねすで代行管理員として働いてみてはいかがでしょうか。業務内容は、マンションの管理員として受付や清掃作業を行うことです。

定年がないためシニア層がたくさん活躍していて、実際に84歳の女性も元気に働いています。「生涯現役」として働き続けられるので、再就職先を探す必要がないことが大きな魅力です。

また、ご自身のペースで働けるため家庭や趣味と両立できます。「週に2日×3時間」の勤務が可能なので、ワークライフバランスを保ちながら働きたい方にぴったりの職場です。ご興味がある方は、お気軽に「株式会社うぇるねす」までお問い合わせください。

【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています

集合写真

本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。

うぇるねすで働くマンションサポーターには定年がありません。「時間や場所に縛られない、自分で自由に選べる働き方」が実現できます。

実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。

  • 社会との繋がりができて感謝されるのが嬉しい
  • 働く日程・時間が選べるのでゆとりや余裕が出来た
  • 適度な運動になるので仕事の次の日は体が軽い
  • 色々な街に行けて旅行気分が味わえる

少しでもうぇるねすの仕事に興味を持たれた方は、以下のボタンから詳しい業務内容をご覧ください。

 

マンションサポーターのお仕事内容はこちら
うぇるねすの公式YouTubeチャンネルができました!
こちらからぜひご覧ください!→うぇるねす公式YouTubeへ