【事実】60代の女性は仕事がないはウソ!求人の探し方や活躍できる職場ついて解説
「60代になると仕事がなくなると聞いたので不安」
「働けるうちは働きたいけど、体力に不安を感じている」
「60代から年金をもらうと損するって本当?」
年金生活に不安を感じ「元気なうちはいつまでも働きたい」という方が増えています。実際に、総務省のデータによるとシニア世代の就業率は17年連続で増加しています。
一方で、どのように仕事を探したら良いのかわからずに、不安を抱えていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では
- 60代女性の仕事事情
- 仕事の探し方
- 活躍できる職場
について解説します。働きながら年金を受給する際の注意点も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
60代の女性は仕事がないって本当?【半数以上の方が働いている】
総務省のデータによると、シニア世代の就業率は60~64歳で71.0%であることがわかりました。女性だけの就業率を見ても59.7%と、半数以上の方が働いていることがわかります。
2021年の「高年齢者雇用安定法」の改正により、定年が65歳に引き上げられたり、定年制を廃止した企業が増えたりと、60代以降の方が働ける環境が整えられています。
2020年の高齢者就業者数は、過去最多の906万人であり17年連続で増加傾向です。つまり、60代以降の方が働ける仕事や求人募集も増えているということがわかります。
参照元:総務省 高齢者の就業
参照元:厚生労働省 高年齢者雇用安定法改正の概要
60代女性が活躍できる仕事の特徴【求人例】
「自分に合った仕事がわからない」と不安を抱えながら仕事を探す方は少なくありません。ここでは、60代の女性が活躍できる仕事の特徴を2つ紹介します。
- 人生経験が活かせる
- 早朝に働ける
具体的にどのような職業がおすすめであるかも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 人生経験が活かせる
60代女性は子育てや介護などを経験している方が多く、若い世代と比べて人生経験が豊富です。
落ち着いた対応ができてコミュニケーション力が高く、お客さまや利用者に安心感が与えられるところもシニア世代の強みです。例えば、豊富な人生経験が活かせる求人として、以下のようなものが挙げられます。
- マンション管理員
- 家事代行スタッフ
- セレモニースタッフ
- 介護職
- 保育 など
実際に、子育てや介護の経験を活かして活躍している女性はたくさんいます。特に、子どもから高齢者まで幅広い年齢層とコミュニケーションをとる「マンション管理員」や「家事代行スタッフ」は、60代の女性が活躍できるおすすめの仕事です。
2. 早朝に働ける
早朝の仕事は、学生や子育て世代の女性には勤務が難しい時間帯です。そのため、人手不足に困っている企業が多く、他の時間帯と比べて求人の倍率が低い特徴があります。
早朝の働き手を募集している仕事には、以下のようなものが挙げられます。
- パン屋
- オフィスや飲食店の清掃
- 新聞配達
- 24時間営業のコンビニや飲食店
- スーパーの品出し など
早朝に働くメリットは、採用されやすい点だけではありません。早朝に働くことで生活リズムが整えられたり、時間を有効活用できたりします。
例えば「朝に働いて午後は趣味の時間に使う」「次の日の仕事に備えて早寝するようになる」などは、早朝の仕事だからこそ得られるメリットです。
早起きが得意な方や生活リズムを整えたいと考えている方は、早朝の仕事で活躍してみてはいかがでしょうか。
60代女性が仕事を選ぶ時の3つのポイント
60代を過ぎてからどのような基準で仕事を選ぶべきか、迷われている方は多いのではないでしょうか。ここでは、60代女性が仕事を選ぶ時のポイントを3つ紹介します。
- やりかいを感じるか
- シニア歓迎の職場
- 身体を動かす仕事
仕事に就いてから後悔しないように、しっかりと確認しておきましょう。
1. やりがいを感じるか
60代以降のシニア世代は「やりがいを感じるか」が仕事を選ぶ上で大切なポイントになります。
実際に、リクルートワークス研究所の「シニアの就労実態調査」によると、65歳以上の方の多くが、定年前の年代と比べて「他者への貢献に価値を求めている」ということがわかりました。
例えば、介護職や家事代行スタッフは、直接感謝される機会が多く「社会に貢献している」「人の役に立っている」などの実感が得られやすい仕事です。
「検討している仕事にやりがいを感じられるか分からない」という方は、仕事説明会や職場見学に行き、実際に働いている方から話を聞くのもおすすめです。
2. シニア歓迎の職場
2021年の「高年齢者雇用安定法」改正を受けて、シニア世代を積極的に採用する企業が増えています。例えば、以下の企業ではシニア世代を積極的に採用しています。
- 飲食店:すかいらーく・モスバーガー・マクドナルド
- マンション管理員:うぇるねす
- コンビニエンスストア:ローソン
シニア世代を積極的に採用している職場は、同世代の仲間ができやすく、張り合いを感じられる点がメリットです。一方で、若い世代が多い職場は、なかなか価値観が合わずにストレスを感じる場合があります。
また、定年がある仕事であれば、せっかく就職しても長く務められないかもしれません。求人サイトを利用して仕事を探す場合は「シニア歓迎」「シニア応援」などの条件で検索してみると良いでしょう。
3. 身体を動かす仕事
リクルートワークス研究所の「シニアの就労実態調査」によると65歳以降「身体を動かす仕事に価値を感じる」という方が非常に多いことがわかりました。
60代女性の中には「体力に自信がない」という方が少なくありません。身体を動かす仕事に就くと、体力が向上して健康的な生活がおくれるといったメリットがあります。
例えば、シニア世代におすすめの身体を動かす仕事には、以下のようなものが挙げられます。
- マンション管理員
- 飲食店やオフィスの清掃
- 飲食店スタッフ など
実際に、本ブログを運営をする「うぇるねす」のマンション管理員の方からは「身体の調子が良い」「仕事の次の日は身体が軽い」などの声がありました。
ただし、極端に力仕事が多い場合は、足腰を痛める原因になるので注意が必要です。求人に応募する前には仕事説明会や職場見学に行き、どのぐらい体力が必要なのか確認することをおすすめします。
60代女性の仕事の探し方6選
いざ仕事探しを始める際「どのように求人を見つけたら良いのか」気になる方が多いのではないでしょうか。ここでは、60代女性の仕事の探し方について解説します。
- ハローワーク
- 専門職に特化した求人サービス
- 再雇用制度の利用
- シニア向け求人サイト
- シルバー人材センター
- 転職エージェント
それぞれのメリットを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. ハローワーク
ハローワークは、厚生労働省が運営する国の機関であり、無料で様々な就職サポートが受けられます。
また、全国300ヵ所のハローワークには、60代以上の方を対象とした「生涯現役支援窓口」があり、シニア世代向けの就職サポートが受けられるのも特徴です。
「生涯現役支援窓口」では、シニア世代に合わせた勉強会や職場体験などが定期的に実施されています。面接の受け方や履歴書の書き方まで、幅広くサポートが受けられる点がメリットです。
さらに、ハローワークには就職に必要な資格の取得や知識が得られる「職業訓練(ハロートレーニング)」という制度があります。学べるコースが幅広く、パソコンや福祉の知識などが身につけられます。
「やってみたい仕事があるけど、資格や経験がない」という方は、ハローワークを活用してみると良いでしょう。
2. 専門職に特化した求人サービス
民間の求人サイトの中には「マンション管理員」や「家事代行スタッフ」など、専門職に特化したサービスがあります。また、自宅で仕事を考えている方には「在宅ワーク」に特化した求人サービスもあります。
専門職に特化しているので、新人研修や定期的な勉強会を設けていたり、働くスタッフのコミュニティがあったりと、悩みを相談できる環境が整えられているのが特徴です。最近は、スタッフ専用のSNSで「仕事のノウハウや悩み」を共有している企業があります。
本ブログを運営する「うぇるねす」では、定期的に集まりを開催し、仲間とコミュニケーションを取りながら、仕事ができるのも魅力の1つです。
ちなみに「うぇるねす」で働く方の88%が60歳以上です。同世代の仲間と働きたい方は、ぜひ「うぇるねす」の仕事説明会に参加してみてください。
3. 再雇用制度の利用
慣れた会社で働き続けたい場合は「再雇用制度を利用する」という選択肢があります。再雇用の場合、働き慣れた職場で仕事が継続できるので、安心感がある点がメリットです。
一方で、給与が下がったり部署異動があったりとマイナスに感じる部分が多いとも言われています。
また、指導する立場だった管理職の方がサポート側にまわる業務についたり、これまで部下だった方が上司になったりするケースがあります。
そのため、再雇用後に仕事への意欲が低下する方もいるでしょう。再雇用制度を利用する前には、給与や仕事内容についてしっかりと確認しておくことが大切です。
4. シニア向け求人サイト
民間の求人サイトの中には、シニア世代に特化したサイトが多くあります。シニア向けの求人サイトでは、ほとんどの募集が50代以上の方を対象としています。
もちろん、60代の女性が応募できる求人も数多く取り扱われているのが特徴です。また求人サイトでは、勤務地や職種はもちろんのこと、50項目以上の条件をもとに求人が探せます。
掲載されている求人数が多く、あなたの希望条件に合った仕事が探しやすい点がメリットです。さらに、求人サイトはインターネット環境があれば、どこでも仕事探しができます。
ハローワークやシルバー人材センターと異なり、わざわざ施設に足を運ぶ必要がありません。そのため「手軽に仕事を探したい」という方におすすめの方法と言えます。
5. シルバー人材センター
シルバー人材センターとは、都道府県知事の指定を受けて運営する公益社団法人です。市町村に設置されており、年間600〜3,000円程度の会費で仕事探しのサポートが受けられます。
シルバー人材センターは、仕事を通じて生きがいを得たり、社会の活性化に貢献したりするために作られた組織です。営利目的の組織ではないため、給与が低い点がデメリットと感じられる部分です。
一方で、仕事以外にもボランティアや趣味の活動に力を入れているという特徴があります。街の清掃や通学路のパトロールなど、様々なボランティアを通じて仲間ができるのも魅力の1つです。
シルバー人材センターの利用は、収入よりも社会とのつながりや人への貢献を重視したい方におすすめです。
6. 転職エージェント
転職エージェントとは、一人ひとりに担当アドバイザーが付き、あなたの希望条件に合った仕事探しをサポートしてくれます。
仕事を探し始める前に必ず担当アドバイザーと面談して、条件に合った職場を探してくれます。転職エージェントは、ハローワークや求人サイトと比べ無料で手厚いサポートが受けられるのが特徴です。
中には、シニア専門のアドバイザーが在籍している転職エージェントがあり、職務経歴書の書き方や応募書類の作成をサポートしてくれるケースがあります。
手厚いサポートが受けられる転職エージェントは「自分に合う仕事が見つけられない」と不安を抱えていらっしゃる方におすすめです。
60代女性は働きながら年金受給ができる
一般的に年金は、65歳以上から受給できます。また、繰り上げ申請をすれば、最短60歳からの受給が可能です。
「パート代だけで生活できるのかが不安」という場合は、働きながら年金を受け取れる「在職老齢年金制度」が利用できます。ただし、給与により受給できる年金額が異なるので、注意が必要です。
具体的には、給与と年金の合計額が月47万円を超えた場合「年金の一部」または「全額」支給が停止されます。一度支給が停止した年金は、今後も受け取りができません。
そのため「まだまだ働きたい」と考える方は、すぐに年金を受け取らず、受給年齢を繰り下げるのも選択肢の1つです。2022年の法改正により、年金は75歳まで繰り下げられるようになりました。
年金は、1ヶ月遅らせるごとに受給額の0.7%分が増額される仕組みになっています。つまり、年齢を繰り下げるほど毎月の年金受給額が増えるということです。
働きながら年金を受け取るか悩んでいる方は、働き方や給与に合わせて、受給方法を選択すると良いでしょう。
【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています
本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。
うぇるねすで働くマンションサポーターには定年がありません。「時間や場所に縛られない、自分で自由に選べる働き方」が実現できます。
実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。
- 社会との繋がりができて感謝されるのが嬉しい
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