【これで解決】定年後の再就職が厳しい理由と60歳以降の採用率をアップさせる方法【おすすめの仕事を紹介】
「定年退職後は再就職が難しいと聞いて、不安に思っている」
「定年後はどうやって再就職先を探したらいいの?」
「再就職できる確率を少しでも高めたい」
老後資金の確保や生きがいを感じるために、生涯現役で働きたいと考えている方も多いのではないでしょうか。実際に、定年後も働きたいと考えている方は増えてきています。
しかし、定年後の再就職は難しいのが現状です。60歳を定年としている企業がほとんどで、定年後になると応募できる求人が減少してしまいます。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- 定年後の再就職が厳しいと言われる理由
- 再就職先の探し方
- 再就職を成功させる方法
定年後の再就職に失敗したくないと考えている方は、必読の内容です。おすすめの仕事や年金を受給しながら働く方法も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
定年後の再就職が厳しいと言われる理由
定年後の再就職が難しいと言われる理由として、以下の要素が挙げられます。
- 60歳が定年の企業が多い
- 雇用が確保されているのが65歳まで
- 若い人よりも働ける期間が短い
厚生労働省が公表している「平成29年就労条件総合調査の概況」によると、約8割の企業が60歳を定年としています。ほぼ全ての企業に勤務延長制度がありますが、再雇用制度を採用しているところが7割以上を占めています。
また、最高雇用年齢階級を65歳としている企業が約8割です。そのため定年を迎えると就職できる企業が少なくなってしまい、長期にわたって働くことが難しくなります。
さらには、定年を迎えた方は若い人よりも働ける期間が短いことから、就職活動において不利になってしまうのが現状です。
しかし、定年後の就職先がないわけではありません。スキルや資格を活かしたり、高齢でも働きやすい仕事を選んだりすることで、採用される確率を上げられます。
定年後の再就職先の探し方4選
定年を迎えたら、以下の4つの方法から再就職先が探せます。
- ハローワーク
- シルバー人材センター
- 転職サービス
- 知人の紹介
それぞれの特徴を紹介するので、ご自身が何を利用すべきか考えてみてください。複数の方法を組み合わせることもできるので、定年後に希望した仕事に就けるように準備を進めましょう。
1. ハローワーク
ハローワークは、厚生労働省が運営している機関です。全国に設置されているだけでなく、無料でサービスが受けられるのでどなたでも利用できます。
原則、ハローワークの利用可能時間(開庁時間)は、平日の8時30分から17時15分までです。ただし、一部の施設では、平日の夜間や土曜日でも職業相談サービスが利用できるようになっています。
2022年6月22日現在のサービス提供時間延長実施施設は、以下のリンクよりご確認ください。
就職相談サービスの提供時間が延長されている施設の中には、平日の19時まで利用できるところがあります。また、土曜日に開庁している施設もあるので、上手に利用すれば有給を取得しなくても就職相談ができます。
ハローワークは、地元の求人情報が豊富なことが特徴です。再就職に関する相談ができるだけでなく、失業保険を受給している方は職業訓練も受けられます。
また全国300ヵ所のハローワークには、60歳以上の方を対象とした生涯現役支援窓口が設置されています。生涯現役支援窓口では、シニアの採用に前向きな企業の求人を案内してもらえるので、定年を迎えてから就職活動をする方におすすめです。
2. シルバー人材センター
シルバー人材センターは、定年退職者など高い年齢層の方向けに仕事を紹介しています。都道府県知事によって指定された社団法人なので、安心して利用できるでしょう。
紹介してもらえるのは「臨時的かつ短期的又はその他の軽易な業務」ができる仕事です。そのため、シルバー人材センターを利用すれば、定年退職後でも無理なくできる仕事が見つかります。
原則として、シルバー人材センターは市区町村単位で設置されています。以下のリンクから最寄りのセンターが検索できるので、ぜひご活用ください。
会員登録すると、仕事を紹介してもらえるようになります。入会する場合は、説明を受けてから申込書を提出して承認を待ちましょう。
3. 転職サービス
転職サービスでは、アドバイザーが転職の相談に乗ってくれたり、求人を提案してくれたりします。選考までサポートしてくれる場合もあるので、1人で再就職を目指すよりも採用してもらえる可能性が高まります。
転職サービスを利用するには、初めに会員登録をしましょう。以下のサイトは、60歳代向けの求人があるので、ぜひチェックしてみてください。
- マイナビミドルシニア
- リクナビNEXT
- グラン・ジョブ
- ビズリーチ
- エンエージェント
- シフトワークス
アドバイザーからのサポートを受けずに、サイトから自分の希望に合う職種を探して応募することも可能です。定年退職をする前でも利用できるので、早めに会員登録を済ませましょう。
4. 知人の紹介
「定年後も仕事をしたい」という旨を友人に伝えると、再就職先を紹介してもらえることがあります。友人に紹介してもらう場合は、仕事内容や職場環境などを詳しく聞けるのがメリットです。
しかし、知人の紹介ゆえに就職の辞退や早期退職に気を遣うことになってしまうのが難点。そのため、紹介してもらった就職先に安易に飛びつかないようにしましょう。
入社してから後悔しないように、問題なく仕事ができるかどうかを慎重に判断する必要があります。仕事をする際にどうしても譲れないポイントを洗い出して友人に質問するなどして、納得がいく判断を下せるようにしましょう。
定年後の再就職を成功させる3つの方法
ここでは、定年後の再就職を成功させるための方法を紹介します。
- スキルが活かせる求人を探す
- 仕事に関連する資格を取得する
- 趣味や特技に関連する仕事を探す
可能な限り実行して、定年後の再就職を成功させましょう。順番に解説していくので、ご自身でできることがあるか確認してみてください。
1. スキルが活かせる求人を探す
定年後の再就職を成功させたいなら、スキルが活かせる求人を探しましょう。仕事に関連するスキルがあると、採用担当者にアピールしやすいです。
スキルがあると、未経験の方よりも教育コストが低かったり短期間で売上に貢献できたりするので、採用率が高まります。履歴書にはスキルを記載する欄はないので、志望動機や自己PRの内容に盛り込みましょう。
また、応募者にとっても定年まで行っていた業務の経験が活かせるので、早く仕事を覚えられるメリットがあります。スキルを活かしたいなら、定年まで取り組んでいた仕事と同じような職種の求人を探してみてください。
2. 仕事に関連する資格を取得する
どのような仕事をしたいのかが明確になっている方は、関連する資格を取得するのがおすすめです。資格の通信講座を提供しているユーキャンは、以下の資格が60代に人気があると公表しています。
- 食生活アドバイザー
- 宅地建物取引士
- レクリエーション介護士
- ファイナンシャルプランナー
- 介護事務
- マンション管理士
- 行政書士
例えば「マンション管理士」の資格を持っていれば、マンション管理員の採用にも有利です。資格は履歴書に記入する欄があるので、仕事に関連するものを取得しておくと、採用担当者の目に留まりやすくなります。
3. 趣味や特技に関連する仕事を探す
趣味や特技がある場合は、それが仕事になるか考えてみましょう。参考までに、以下のような趣味は仕事に活かしやすいです。
- ドライブ
- 料理
- 書道
- 手芸
- 絵画
- 英語
- ピアノ
例えば、ドライブが趣味なのであれば、タクシーの運転手や送迎の仕事などに活かせます。料理が得意なら、家事代行や調理補助などができるでしょう。
このように、趣味や特技は仕事選びに直結する可能性があります。ご自身の趣味や特技を思い浮かべ、どのような仕事に関連しそうか考えてみてください。
定年後の再就職先を探す際の4つの注意点
定年後の再就職先を探す際は、以下の4つの注意点を意識しましょう。
- 早めに準備を始める
- 目的を明確にする
- 生活に必要な収入を明確にする
- 応募先に合わせて書類を作成する
「採用率を少しでも高めたい」「老後資金に不安を感じている」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 早めに準備を始める
定年退職してすぐに就職できるとは限らないので、早めに準備を始めましょう。定年後に再就職を考え始めたら、仕事がない期間が長くなってしまう可能性があります。
転職の準備は定年前からでもできるので、再就職すると決めたらすぐにリサーチを始めましょう。特に転職サービスは、定年退職前からでも利用できます。
60歳以降の求人を掲載している転職サービスに登録し、情報を得られるようにしておくのがおすすめです。
2. 目的を明確にする
再就職を目指すなら、何のために仕事をするのかという目的を明確にしましょう。「毎年1回は旅行ができる程度に稼ぐ」「やりがいが感じられる仕事をする」など、再就職する目的は人それぞれです。
目的が定まると、求人が探しやすくなるだけでなく、面接時に志望動機を伝えやすくなります。反対に「お金がほしい」など漠然とした理由で面接を受けると、採用側に熱意が伝わりにくいです。
また、目的が達成できる業務かどうかは、仕事を続ける上でも重要です。求人を探し始める前に、働く目的を定めるようにしてみてください。
3. 生活に必要な収入を明確にする
再就職先を探す前に、生活に必要な収入を明確にします。必要な収入を知るには、支出を把握することが重要です。
定年退職後は、以下のような支出が発生します。
- 住宅ローンあるいは家賃
- 通信費
- 食費
- 医療費
- レジャー費
支出を把握すると、どれくらいのお金を稼ぐ必要があるのかが明確になります。また、生活に必要な収入がわかれば、老後資金に対する不安が軽減されるでしょう。
4. 応募先に合わせて書類を作成する
定年が60歳の企業が8割を占めるため、定年後の就職が厳しいのは事実です。そのため、転職活動は万全の状態で望む必要があります。
転職する際は、履歴書の持参が必須のケースがほとんどです。採用率を高めたいなら、履歴書に毎回同じようなことを書くのではなく、応募先に合わせて内容を変えるようにしましょう。
志望動機や自己PRなどを記入するだけでも手間がかかりますが、内容が応募先に合っている方が採用担当者の印象に残りやすいです。
例えば、保有している資格が応募先の仕事に活かせるなら、ぜひアピールしてください。もし仕事に活かせる資格を保有していなくても、経験やスキルなどを根拠として、問題なく業務に当たれることを伝えましょう。
定年後の再就職でおすすめの仕事
定年後に再就職をするなら、以下のような仕事がおすすめです。
- マンション管理員
- 清掃
- 警備
- 家事代行
- 調理補助
- 事務
- 軽作業
- コンビニ店員
- ドライバー
- 講師
どれも、筋力が必要な業務が少ないのが特徴です。定年後は体力の低下を感じやすくなるので、長期にわたって働き続けたい方は、体にかかる負担が小さい仕事を選びましょう。
定年後の再就職については、関連記事の「【保存版】定年後の再就職におすすめの仕事10選!採用に有利な資格や給付金も紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
定年後に再就職をすると年金を受給しながら働ける
定年後は、年金を受給しながら働けます。原則として年金は65歳から受給できますが、繰り上げ申請をすれば60歳から受給可能です。
繰り上げ受給をすると減額されてしまうのが難点ですが、定年退職後すぐに年金が受給できます。ただし60歳以降に再就職をする場合、1月あたりの給与と年金の合計額が47万円を超えると、一部あるいは全額支給停止になるので要注意です。
反対に、47万円以下なら全額支給されます。つまり、再就職後の収入が少なければ、年金を全額受給しながら仕事ができるということです。
ちなみに、年金は75歳まで受給を繰り下げられます。繰り下げ受給をすると増額されるので、再就職後の給料でも十分に暮らせるなら、年金を受け取る時期を遅らせても良いでしょう。
【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています
本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。
うぇるねすで働くマンションサポーターには定年がありません。「時間や場所に縛られない、自分で自由に選べる働き方」が実現できます。
実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。
- 社会との繋がりができて感謝されるのが嬉しい
- 働く日程・時間が選べるのでゆとりや余裕が出来た
- 適度な運動になるので仕事の次の日は体が軽い
- 色々な街に行けて旅行気分が味わえる
少しでもうぇるねすの仕事に興味を持たれた方は、以下のボタンから詳しい業務内容をご覧ください。