【2022年最新】男性が年をとってもできる仕事10選!シニア積極採用の業種や選び方を紹介

【2022年最新】男性が年をとってもできる仕事!シニア積極採用の業種や選び方を紹介

「シニアを積極的に採用しているのはどんな業種?」
「これまでの経験を活かせる仕事を探している」
「再就職できても給与が下がることが心配」

年金の受給年齢が上がっていることなどから、年をとっても仕事を続けたいという方は多くいます。定年直後は会社に再雇用してもらえるケースはありますが、60歳代後半からは新たな仕事を見つけなければいけないという方は少なくありません。

しかし「70歳代になっても働けるところはあるのか」と不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では

  • シニアを積極的に採用している業種
  • 男性が年をとってもできるおすすめの仕事
  • シニアの就業状況
  • 仕事を選ぶ際のポイント
  • 仕事を続けるための制度

について解説します。定年後の仕事に不安を抱えている男性にとって、具体的なヒントを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

シニアを積極的に採用している5つの業種

シニアを積極的に採用している業種

男性が年をとってもできる仕事を探す際には、どんな業種で求人があるのか気になる方も多いでしょう。2019年にマイナビミドルシニアが企業の採用担当者に行った調査によると「シニアの採用を行っている」と答えた業種の上位は、以下の5種です。

  • 販売・接客
  • 警備・交通誘導
  • 清掃
  • 介護
  • 事務・データ入力・受付・コールセンター

接客や介護など人手不足に悩んでいる業種や、短時間勤務ができる警備や清掃などの業種が上位になっています。シニアの採用を積極的にしている業種では、短時間勤務や同世代が多いなど働きやすい環境が整っている可能性が高いです。一度、求人を確認してみると良いでしょう。

男性が年をとってもできるおすすめの仕事10選

男性が年をとってもできるおすすめの仕事

シニア世代の男性ができる仕事には、どのようなものがあるか気になるのではないでしょうか。ここでは、年をとってもできるおすすめの仕事10種類を紹介します。

  1. マンション管理員
  2. 清掃
  3. 警備
  4. 介護
  5. 送迎
  6. 接客
  7. 製造
  8. 家事代行
  9. 軽貨物運送
  10. タクシー運転手

それぞれ詳しく見ていきましょう。

男性が年をとってもできる仕事に関しては、関連記事の「【保存版】65歳以上の男性でも働ける仕事10選!求人の探し方や役立つ資格を紹介」でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

1. マンション管理員

マンション管理員とは、住民が快適に生活ができるよう設備点検や清掃を行う仕事です。求人によって「1日3時間」や「週3日」など短時間勤務が可能で、健康面やプライベートとのバランスが取りやすく、年をとってからでもできる仕事としてシニア層から人気です。

また住民や管理会社との連絡業務やトラブル対応など人間関係に係わる業務があり、シニア世代が長年の仕事で培ってきたマネジメント力を発揮できる仕事と言えます。雇用形態は、マンション管理会社などで時給制の非正規雇用が一般的です。

2. 清掃

清掃は、オフィスビルや公共施設などで仕事をします。働く時間は、日中だけでなく深夜や早朝など様々です。深夜や早朝時間帯は、人手不足で給与が高い特徴があります。

必要なスキルが身につきやすいため、清掃の仕事を経験したことがないという男性でも取り組みやすい仕事です。また1人で作業することが多く、職場の人間関係が苦手という男性の方に向いています。清掃の仕事は専門業者の非正規雇用で、時給制で働くことが一般的です。

3. 警備

警備の仕事には「施設警備」と「交通誘導警備」の2種類があります。施設警備は、スーパーやショッピングモールなどの商業施設で、巡回や出入口での警備を行う仕事です。交通誘導警備は、イベント会場や工事現場で、人や車を誘導する仕事です。

若年層が敬遠しがちな仕事であるため、シニア向けの求人が数多くあります。ただし交通誘導警備は、屋外での仕事が多く、体力や健康面に不安がある方には向きません。警備の仕事は非正規雇用で、時給または日給制となっているところが多いです。

4. 介護

介護の仕事は、大きく分けて「施設介護」「訪問介護」の2つです。訪問介護は介護福祉士などの資格を必要としますが、施設介護は資格がなくてもできる仕事が数多くあります年齢不問の求人が多く、ちょっとした力仕事も多いため、シニア男性向けの仕事と言えます。

資格がなくてもできる仕事は、主に施設で行う以下の4つです。

  • 身体介護(食事、入浴、排泄)
  • 生活援助(掃除や買い物)
  • 送迎援助(施設への送り迎え)
  • レクレーションなど。

介護の仕事は、2年程度の経験を積めば資格を取得できます。資格を取得すれば、正規雇用で比較的長い期間できる仕事です。

5. 送迎

送迎の仕事には「病院や福祉施設などの利用者の送迎」「保育園や学校の子どもたちの送迎」の2つがあります。病院や福祉施設の送迎は、普通自動車を利用することが多いため、普通免許があれば仕事ができます。保育園や学校のスクールバスの運転には、中型免許が必要です。

送迎は、主に朝と夕方の仕事であるため、短時間勤務を希望する方に向いていますただし、安全運行の観点から、長くても75歳程度までの仕事と考えておくと良いでしょう。

6. 接客

接客は、飲食店や小売店などでの販売や商品陳列などを行う仕事です。人手不足の業種であるため、シニアの活躍が期待されています。例えば、コンビニでは、早朝や深夜などの時間帯に人手不足の店舗が数多くあります

ただし、接客は立ち仕事であるため、ある程度の体力が必要な仕事です。また飲食店や小売店は、シニアだけでなく若年層など幅広い年代の方が働く職場です。世代の違う人とのコミュニケーションや、人付き合いが苦手という方には向いていません。

7. 製造

製造は、工場での機械や食品などの製造ラインの仕事です。人手不足であるため、シニア向けの求人が数多くあります。

製造業未経験であっても、単純作業が多くて簡単にできる仕事です。シニア向けの求人では、技術よりも、正確に忍耐強く作業できることが求められています。非正規での雇用が一般的ですが、長期間続けられる方は正規雇用で働ける場合があります。

8. 家事代行

家事代行は、高齢者などの個人宅の家事を代行する仕事です。具体的な仕事内容は、主に以下の5つです。

  • 掃除
  • 洗濯
  • 買い物
  • 料理
  • 庭の手入れ

家事はあまりやったことがないという男性でも、できる仕事は数多くあります具体的には、粗大ごみの処理や大型の買い物の手伝いなどの力仕事、庭の草刈りなどの外仕事などが挙げられます。

家事代行の仕事は、家事代行業者で非正規で働くだけではありません。シルバー人材センターで、単発の仕事を業務委託形式で受けることも可能です。

9. 軽貨物運送

軽貨物運送とは、個人宅への通信販売の商品等を配達する仕事です。運送業ですが、軽貨物車を使うため普通免許で仕事ができます

また短距離での運送であるため、体力に自信がない方でも問題ありません。車の運転が好きで、慣れているという方におすすめの仕事です。軽貨物運送は運送業者での非正規雇用ほか、個人事業主として業務委託の形で働くことも可能です。

10. タクシー運転手

タクシー運転手は、シニア世代が多く働いている仕事です。仕事をするには、二種免許が必要ですが、取得をサポートしてくれる会社が数多くあります安全運行のための教育制度が整っている会社が多く、安心して仕事ができます。

雇用形態は多くの場合、正規雇用です。給与形態は、一般的に「基本給」と「歩合給」の2つがあります。歩合給とは、売上に応じて支払われる給与を指します。歩合給があるため、努力次第で給与を増やせるのが特徴です。

年をとっても仕事をしている人の就業状況

年をとっても仕事をしている人の就業状況

年をとってもできる仕事を探している方は、同世代の人がどのような雇用形態や給与で働いているか気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、以下の3つの観点からシニアの就業状況について紹介します。

  1. 就業率
  2. 雇用形態
  3. 平均給与

それぞれ具体的な数字で紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 就業率

令和3年度高齢社会白書によると、定年退職直後の60~64歳の就業率は約70%です。また、各年代の就業率以下の通りです。

  • 60~64歳 71.5%
  • 65~69歳 50.3%
  • 70~74歳 32.6%
  • 75歳以上 10.5%

65~69歳では約50%、70~74歳でも約32%の方が就業しています。年金受給年齢が上がっていることや、元気なうちは働きたいと考えている方が増えていることが要因として考えられます。

2. 雇用形態

60歳を超えて働いている方の雇用形態は、多くの場合で非正規です。令和3年度高齢社会白書によると、60歳以上の方の非正規雇用の割合は以下の表の通りです。60歳以前と比較するために、55~59歳の割合も掲載しています。

55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳
男性 10.5% 45.3% 67.8% 74.0%
女性 59.1% 74.7% 83.9% 83.8%

60~64歳の非正規雇用の割合は、男性で約45%、女性で約75%です。男女共に年齢が上がるとともに、非正規雇用に割合は増加します。シニア世代の多くの方が、非正規雇用で働いていることのが実情です。

3. 平均給与

60歳以上の方が、どの程度の給与を得ているのでしょうか。令和2年度民間給与実態統計調査結果(国税庁)で公表されている、年齢別の平均給与は以下の通りです。定年前と比較するため、55~59歳の平均給与を合わせて紹介します。

55~59歳 60~64歳 65~69歳 70歳以上
男性 580万円 532万円 508万円 374万円
女性 342万円 309万円 257万円 249万円

男性は、定年を迎えた60歳で580万円から532万円に、また70歳を超えると374万円に大きく下がります。60歳を超えたあとは、70歳が給与が大きく変わるターニングポイントであることがわかります。

男性が年をとってもできる仕事を選ぶ際の3つのポイント

男性が年をとってもできる仕事を選ぶ際のポイント

若年層とシニア世代では、仕事を選ぶ際に注意すべきポイントが異なります。ここでは、3つのポイントを紹介します。

  1. 健康・体力面のリスクが低い
  2. 労働条件が良い
  3. スキルや経験を活かせる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 健康・体力面のリスクが低い

年をとっても長く同じ仕事を続けたい方は、体力が必要な仕事に就くことはおすすめしません。定年直後の60代前半はまだ体力があっても、年々体は衰えていきます。60歳代でできた仕事が、70歳代で同じようにできるとは、限りません。

70歳代でも同じ仕事をしたいという方は、将来の健康や体力面を考慮して仕事を選ぶことが大切です。

2. 労働条件が良い

給与だけでなく労働条件を確認しましょう。給与面以外の労働条件の良し悪しは人によって違うため、自分が働く上で大切にしたいことを意識しておくことが大切です。

例えば「働ける時間が柔軟である」「教育制度が整っている」など、人によって重視するポイントが変わってきます。仕事を探す際には、自分が重視したい条件は何かを改めて考える時間を作るようにしましょう。

3. スキルや経験を活かせる

年をとってから就く仕事は、できるだけ自分のスキルや経験を活かせるものを選ぶと良いでしょう。シニア向けの仕事の多くは、未経験からでもできる仕事は多くあります。

一方で自分のスキルや経験が活かせる仕事なら、管理業務など給与面などでより良い条件で働ける可能性があります。自分のスキルや経験を活かすという観点で、仕事を探してみるとよいでしょう。

男性が年をとっても仕事を続けるための3つの制度

男性が年をとっても仕事を続けるための制度

年をとってから仕事を探す場合「雇ってくれる会社はあるのか?」「給与が下がるのではないか?」と心配する方は多いでしょう。ここでは、国による再雇用・再就職の支援や給与が下がった場合の給付金について、3つの制度を紹介します。

  1. 継続雇用制度
  2. 高年齢求職者給付金制度
  3. 高年齢雇用継続基本給付金制度

年をとっても安心して働き続けるためにも、支援制度をしっかり把握しておきましょう。

1. 継続雇用制度

継続雇用とは、本人が希望すれば60歳を超えた定年後も引き続き雇用する制度です。企業は改正高齢者雇用安定法によって、定年の年齢引き上げや継続雇用などの高齢者の雇用対策をすることが求められています。

継続雇用の中でも、定年退職者を非正規雇用などの形態で、再雇用する制度を導入している企業は数多くあります。再雇用は慣れた職場で仕事を続けられるため、新たに仕事を覚えることに不安がある方にとってはメリットの大きい制度です。定年退職前の方は、自社に再雇用制度がないか確認してみると良いでしょう。

2. 高年齢求職者給付金制度

高年齢者求職者給付金とは、65歳以降で退職して求職活動をする際に給付金を受け取れる制度です。65歳以上の失業保険と理解しておくと良いでしょう。

失業保険の受給年齢は64歳までであるため、65歳以上の方の再就職をサポートするために設けられている制度です。また通常の失業保険と違い、高年齢者求職者給付金は年金と合わせて受給できることが特徴です。

給付額は、退職前の給与の1日分の50~80%です。雇用保険の加入期間が1年以上の場合50日分、1年未満の場合は30日分の金額が一括で支払われます。受給には、ハローワークに「離職票の提出」と「求職の申込み」が必要があります。制度の対象となる方は、ハローワークに確認してみてください。

3. 高年齢雇用継続基本給付金制度

高年齢雇用継続基本給付金は、定年後の再雇用や再就職で給与が下がった場合に給付金を受け取れる制度です。

60歳以上65歳未満の雇用保険加入者を対象とした制度で、再雇用後の給与が60歳の時点に比べて75%未満になった場合に適用されます。

受給金額は、再雇用または再就職先の給与の15%です。対象になる可能性がある方は、ハローワークで確認することをおすすめします。

【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています

本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。

うぇるねすで働くマンションサポーターには定年がありません。「時間や場所に縛られない、自分で自由に選べる働き方」が実現できます。

実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。

  • 社会との繋がりができて感謝されるのが嬉しい
  • 働く日程・時間が選べるのでゆとりや余裕が出来た
  • 適度な運動になるので仕事の次の日は体が軽い
  • 色々な街に行けて旅行気分が味わえる

少しでもうぇるねすの仕事に興味を持たれた方は、以下のボタンから詳しい業務内容をご覧ください。

 

マンションサポーターのお仕事内容はこちら