定年後にテレビばかりを見て過ごす5つの弊害!おすすめの過ごし方やしてはいけないことを解説

定年後にテレビばかりを見て過ごす弊害!おすすめの過ごし方やしてはいけないことを解説

「定年後にテレビばかり見ていると、体力がすぐに衰えそうで不安」
「仕事に費やしていた時間をどのように使ったらいいのかわからない」
「定年後の生活を充実させる方法が知りたい」

定年後は仕事に費やしていた時間がなくなるので、1日をなんとなく過ごしてしまう方も多いのではないでしょうか。テレビばかりの生活は、身体的にも精神的にも悪影響を受けるのでおすすめできませんしかし、やることがないとついテレビを見続けてしまいますよね。

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

  • 定年後にテレビばかりを見て過ごす弊害
  • テレビばかりの生活から抜け出す方法
  • 定年後にしてはいけないこと

テレビの視聴時間を減らし「定年後の生活も充実させたい」と考えている方は必読の内容なので、ぜひ最後までお読みください。

定年後にテレビの視聴時間が増える人は多い

定年後にテレビの視聴時間が増える人は多い

NHK放送文化研究所が実施した「国民生活時間調査2020」によると、年齢を重ねるほどテレビの視聴時間が増えることがわかっています。

国民生活時間調査2020メディア環境の変化引用元:国民生活時間調査2020

グラフから分かるように、年代が上がるにつれてテレビの視聴時間が増えていきます。多くの方が定年を迎える60代では、1日あたりのテレビの視聴時間が3時間55分となり、国民全体の平均を上回るように

さらに年齢を重ねて70歳以上になると、テレビの平均視聴時間が5時間を超えます。65歳以上75歳未満の方の平均的な睡眠時間は8時間なので、起きている時間の3分の1をテレビに費やしていることになります。

定年後にテレビばかりを見て過ごす5つの弊害

定年後にテレビばかりを見て過ごす弊害

定年後にテレビばかりを見ていると、心身ともに悪影響を及ぼすことがわかっています。

  1. 体力の低下
  2. 体脂肪の増加
  3. 疾病リスクの増大
  4. 認知機能の低下
  5. ストレスの温床になる

それぞれ解説するので、定年後も健康的に過ごしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 体力の低下

テレビを見る時間が長いと、体力が低下しやすくなります。テレビを見るときは、じっと座っていることが多いですよね。運動不足になると体力が衰えるので、テレビの見過ぎは体に悪影響を及ぼすと言えます。

特に高齢なると、筋肉量の減少や循環機能の低下などが進み、激しい運動ができなくなっていきます。また、関節軟骨の減少によって関節の変形し、体を動かしにくくなることも。

定年後は体力が落ちやすい状況なので、座ってばかりいると衰えを実感することが多くなるでしょう体力が低下すると疲れやすくなり、ますます体が動かせなくなるといった、負の連鎖におちいります。

体力の低下が進行してからでは満足に運動ができず、悪循環を止められなくなってしまうので、早めの対策が重要です。散歩など負荷が低い運動でも良いので、体を動かす習慣をつけましょう。

2. 体脂肪の増加

テレビばかりを見ているとエネルギーの消費が抑制され、体脂肪が増えてしまう可能性があります。肥満になると、股や膝の関節に過剰な負荷がかかるので、変形性関節炎や腰痛症になりやすくなります。

また、肥満は以下のような疾病のリスクを高めると言われているので、注意が必要です。

  • がん
  • 左室肥大
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症
  • 高尿酸血症
  • 閉鎖性睡眠時無呼吸症候群

座りすぎと言える時間の基準はありませんが、可能な限り運動をすることを心がけましょう例えば、朝ゴミ捨てに行った後に散歩するなど、日常生活の中に運動を組み込むのがおすすめです。

ちなみに、肥満には食事も大きく関わります。定年後に食事量が増えたのであれば、運動だけでは改善されない可能性があります。つい食べすぎてしまう場合は、野菜を多めに食べて満腹感を得るなど工夫してみてください。

3. 疾病リスクの増大

テレビばかり見ていると、座っている時間が増えます。座りすぎは、以下のような疾病のリスクを増大させることがわかっています。

  • 糖尿病
  • がん
  • 心疾患
  • 脳血管疾患
  • 認知症

中でも以下の3つの疾病は、日本人の三大死因です。

  • がん
  • 心疾患
  • 脳血管疾患

つまり、長時間座りっぱなしでテレビを見ていることは、健康へのリスクが大きいということです。健康的な生活を送りつづけるためには、座っている時間を減らす努力をしましょう。

なんとなくテレビを見るのはやめて買い物に出かけるなど、家の外で過ごす時間を増やすのがおすすめです。

4. 認知機能の低下

長時間テレビを視聴する生活を送っていると、認知機能が低下すると言われています。認知機能とは、以下のような要素を包括する脳の機能のことです。

  • 記憶
  • 判断
  • 計算
  • 理解
  • 学習
  • 思考
  • 言語

これらの脳の機能の維持には、血液の循環が大きく関わっています。テレビを見ているだけで運動しないと、血液の循環が悪化して血栓ができやすくなります。

血栓が脳に到達して血管を詰まらせると、血液の循環が滞って認知機能が低下することに。テレビを見る時間が長いほど運動をする機会が減る傾向があるので、血栓ができるリスクが高まってしまうでしょう。

そのため、長時間のテレビ視聴は避けて運動するのがおすすめです。昼食後はフィットネスセンターに出かけるなどルールを決めて、テレビを見る時間を減らしてみてください。

5. ストレスの温床になる

テレビの見過ぎは、精神的にも悪影響を及ぼすことがわかっています。テレビでは、良いニュースだけでなく、ネガティブな情報も報道されます。

ネガティブなニュースを見ると、悲しい気持ちになったり不安になったりと、精神的なダメージを受けてしまいます特に、他人の心境を察する共感力がある人ほど影響を受けるので要注意です。

体だけでなく心も健康的に過ごしたいなら、テレビを見る時間を減らしてストレスを溜め込まないようにしましょう。ニュースが気になるなら視覚と聴覚が同時に刺激されるテレビではなく、ラジオや新聞を利用してみてはいかがでしょうか。

テレビばかりの生活から抜け出す定年後の過ごし方3選

テレビばかりの生活から抜け出す定年後の過ごし方

ついテレビを見てしまうという悪循環から脱するには、継続的に取り組める活動をすることが重要です。ここでは、おすすめの定年後の過ごし方を紹介します。

  1. 仕事をする
  2. 趣味を楽しむ
  3. 地域活動に参加する

やることが定まっておらず、ついテレビを見てしまうという方は、ここで紹介する過ごし方を実践してみましょう。

1. 仕事をする

定年後に時間を持て余しているなら、仕事をするのはいかがでしょうか。仕事をしていれば、テレビの視聴時間を自然と減らせます

通勤する際に体を動かせるので、テレビを見続けるよりも体力の低下を遅らせられます。また、経済的な不安を軽減できるだけでなく、社会との関わりを維持するといったメリットも。

現在は多くの企業で60歳を定年としていますが、高年齢雇用安定法によって65歳までの雇用確保が義務づけられています。そのため、定年を迎えてから5年程度は今までと同じ会社で働けるでしょう。

また、定年後に新しい仕事を始める選択肢もあります。定年後の仕事について詳しくは、関連記事の「【最新】定年後の仕事おすすめランキングTOP10!シニアの働き方や今からできる対策を徹底解説」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

2. 趣味を楽しむ

定年後は仕事に費やしていた時間が浮くので、思いっきり趣味を楽しみましょう。打ち込める趣味があると、テレビを見る時間が減りやすいです。

特に体を動かせる趣味は、体力の低下を抑制できるだけでなく、ストレス発散にもなるのでおすすめですスポーツの経験がない方は、ガーデニングや散歩など比較的体力の消耗が少ない趣味を検討してみましょう。

趣味がない場合は、カルチャーセンターに行ってみてはいかがでしょうか。カルチャーセンターによって実施している講座が異なるので、興味のあることから体験すると、趣味が見つかりやすくなるでしょう。

3. 地域活動に参加する

老後資金に余裕があったり人と関わったりしたい場合は、地域活動に参加するのがおすすめです。地域によって違いはありますが、以下のようにさまざまな活動があるので、興味のあるものに参加してみましょう。

  • 安否確認
  • 清掃
  • パトロール
  • 講座
  • サークル
  • そのほかの人と関われる活動

地域活動に参加すれば、自然とテレビの視聴時間を減らせます。また、地域の課題解決に役立つ活動も多く、感謝してもらえるだけでなく達成感も得られるでしょう

定年後にしてはいけない3つのこと

定年後にしてはいけないこと

ここでは、定年後にしてはいけないことを紹介します。

  1. 家に引きこもる
  2. 年金だけに頼る
  3. 浪費・ギャンブル

長時間のテレビ視聴だけでなく、ここで紹介する内容も避けられれば、生活の質が高まるでしょう。それぞれ解説するので、心身ともに健康的に過ごしたい方は必読です。

1. 家に引きこもる

定年後は、家に引きこもらないようにしましょう。ずっと家の中で過ごしていると、運動不足になって体に悪影響を及ぼします。

特に筋力の低下は、歩行や「ものを持ち上げる」など一般的な動作に支障をきたします。思い通りに体を動かせなくなるので、生活の悪化に繋がってしまうでしょう。

また、外に出る機会が少ないほど、社会との関わりが薄れてしまいます。社会との関わりが薄れると、孤独を感じやすくなったりストレスが増大したりするので注意しましょう。

このように、家に引きこもると身体的にも精神的にも悪影響を及ぼします。仕事や趣味を見つけ、家の外に出るようにしましょう。

定年後の生活を充実させる方法については「退屈地獄に悩まない定年後の過ごし方ランキングTOP5!してはいけないことを紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

2. 年金だけに頼る

定年後の収入源が年金だけでは、生活資金が足りなくなってしまう恐れがあるので要注意です。

厚生労働省が発表している「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均受給額は、1ヶ月あたり約14.4万円です。年金だけで生活をする場合、単純計算で1日あたり5,000円未満で生活をしなくてはいけません。

ただし実際には、医療費や冠婚葬祭費が必要になることもあるので、普段の生活資金はさらに切り詰める必要があるでしょう退職後の支出を計算し、貯金と年金など収入では心もとない場合は、働くことを検討してみてください。

年金を満額もらいながら働く方法は、関連記事の「【22年8月最新】年金をもらいながら働く方法3選!いくらまで稼げるか分かりやすく解説」にて詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

3. 浪費・ギャンブル

定年後は、浪費やギャンブルをしないようにしましょう。定年退職すると多額の退職金がもらえるため、ついお金を使いすぎてしまう恐れがあるので要注意です。

また、定年後にやることがなくてギャンブルを始めた結果のめり込むと、抜け出せなくなってしまう恐れがあります。定年後は以前よりも収入が減るため、ギャンブルによって生活資金が圧迫されやすいです。

2021年時点での日本人の平均寿命は、80歳を超えています。定年後の生活も長いため、お金は計画的に使うようにしましょう

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