【保存版】高齢者でも働ける仕事11選!役に立つ資格や選ぶ際のポイントも解説

「定年後も収入面が不安なので働きたい」
「高齢者が働くには、どんな仕事が向いているのか知りたい」
「高齢者が働くには資格があった方が良いのか気になる」

収入面の不安や、社会的なつながりを増やしたいという思いから、定年後も働きたいと考えている方は多いのではないでしょうか。ところが「どんな仕事が選択肢にあるのか」「どうやって仕事を探すのか」が分からないと、なかなか就職活動にも踏み出せないですよね。

また、高齢になるとどんな仕事でもできるわけではありません。体力的、生活リズム的に無理なく働ける仕事を見つけたいでしょう。そこで、この記事では以下の内容について解説します。

  • 高齢者雇用の現況
  • 高齢者でも働ける仕事
  • 役に立つ資格
  • 仕事探しの方法
  • 仕事選びのポイント

シニアの就職が厳しいと言われる中、不安に感じている方も多いとは思いでしょう。この記事では、高齢者が働くために知っておきたいことを網羅的に解説しています。定年後も働きたいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

高齢者雇用の現況を30秒で解説

高齢者雇用の現況を30秒で解説

働く高齢者の数と、高齢者が働く場は増えています。2020年の総務省のデータでは、日本の高齢就業者数は906万人と過去最多となりました。また、厚生労働省のデータによると、60歳以上の高齢者を雇用する制度を採用している企業も増加しています。

「老後2000万円問題」が叫ばれる中、定年後に働かなくても余裕をもって生活できる人は限られているのが現状です。さらに、収入面のみの問題だけではなく、人生の充実度を増したいという思いから定年後も働く高齢者は増えています。

このような状況により「定年後も働き続けることが一般的になった」と言って良いでしょう。

参考:総務省統計局 | 2.高齢者の就業
厚生労働省 | 令和3年「高年齢者雇用状況等報告」の集計結果を公表します

【70・80代OK】高齢者でも働ける仕事11選

【70・80代OK】高齢者でも働ける仕事

定年後の働き方を考えるには、まず「今まで働いていた企業で働き続けるのか」「新しい職場に再就職するのか」を決めましょう。再雇用や勤務延長制度を利用すると、環境や必要なスキルに大きな変化がなく働けます。

こちらでは、主に再就職を目指す方に向けて、高齢者でも働ける仕事を紹介します。

  1. マンション管理員
  2. 販売・接客
  3. 調理補助
  4. 介護
  5. 清掃
  6. 事務作業
  7. 警備
  8. 軽作業
  9. 家事代行
  10. ドライバー
  11. Webライター

「具体的には定年後に働ける仕事には何があるの?」「自分に合った仕事が知りたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。それぞれ詳しく確認していきましょう。

1. マンション管理員

マンションの清掃や巡回などが、主な業務です。本ブログを運営する株式会社うぇるねすが採用するマンション管理員は、経験・年齢不問で定年もありません。

清掃は適度な運動になり、居住者とコミュニケーションをとる機会にもなるので、心身ともに健康になれる点が魅力です。実際にマンション管理員として働く方からは、以下のような声をいただいています。

  • 身体の調子が良い
  • 生活が充実した
  • 収入・社会とのつながりが嬉しい

やりがいも得られる仕事で「どんな職に就くか迷っている」という方には、非常におすすめです。詳しい仕事内容や勤務形態については、関連記事「【徹底解説】マンション管理員(管理人)の7つの仕事と勤務形態【求人情報あり】 」をお読みください。

2. 販売・接客

スーパーのレジ打ちや、飲食店のホール業務を行います。人と接する機会が増えるので、社会的なつながりを求めている方におすすめです。

業務のハードさや「どのくらいの頻度の勤務が求められるか」などは店舗や業務形態によって大きく異なります。そのため、あらかじめ勤務内容を確認して、ご自身の体力や生活スタイルに適した職場を探しましょう。

3. 調理補助

以下のような場所で、盛り付けや下ごしらえなど簡単な調理を行います。

  • 学校
  • ホテル
  • 飲食店

料理が得意、という方はご自身のスキルを十分に生かせるでしょう。また、調理補助として2年間働くと、調理師免許取得に必要な実務経験を積んだことになり、受験資格を得られます。

4. 介護

老人ホームや、デイサービスなどで職員として働きます。介護業界は高齢化に伴って慢性的な人手不足に陥っており、求人が多いのが特徴です。

未経験・無資格でも雇用してもらえることがあるので、求人情報を確認してみましょう。また、業務内容によっては体力的な負担が大きい場合もあるので、ご自身がこなせる業務範囲を明確にしておくのが重要です。

5. 清掃

清掃の仕事には、以下のような勤務先があります。

  • ホテル
  • 飲食店
  • 娯楽施設
  • 新幹線

家事スキルや丁寧さが生かせる業務内容なので、主婦として培ったスキルが存分に活かせるでしょう。そのため。女性からの人気が高い職業です。

6. 事務作業

PCスキルがある方は、事務作業も視野に入れられます。デスクワークの場合が多いので、体力的負担が少ない点が大きな魅力だと言えるでしょう。

一方で、座りっぱなしになるため運動不足になる可能性があるので要注意です。「自分のスキルを生かしたい」「PC操作が苦でない」という方には、非常におすすめです。

7. 警備

警備には、主に施設警備と交通誘導の2つの形態があります。施設警備はスーパーや工場など様々な施設に常駐し、盗難や事故といったトラブルを未然に防ぐのが主な業務です。

一方で、交通誘導はイベント時など混雑が予想される場所で交通整理を行います。年齢・経験不問の求人が多いので、再就職しやすいことが特徴です。

8. 軽作業

工場や倉庫で、以下の作業を行います。

  • 仕分け
  • 検品
  • 梱包
  • 在庫管理

派遣や単発での求人が多いので、無理のないペースで働けます。体力的負担は仕事内容によって様々なので、応募前によく確認しましょう。

9. 家事代行

家事代行の仕事では、以下のような作業を行います。

  • 家の中の掃除
  • 洗い物
  • 選択
  • 食事の支度
  • アイロンがけ
  • 子どもの送り迎え
  • 買い物

主婦の方は、ご自身が長い間行ってきた家事スキルを存分に発揮するチャンスです。勤務内容によっては、1日2時間程度の勤務も可能なので、生活に合わせて自由に働ける点も大きな特徴と言えます。

10. ドライバー

配送やタクシーのドライバーも、再就職先として人気の高い仕事です。特に配送ドライバーは不足しているので需要が高く、中型・大型車両の免許を所持している方は重宝されるでしょう。

一方で高齢ドライバーの危険性も問題になっているので、ご自身の体力や視力などを考慮して、無理なく働ける職場を選ぶことが重要です。

11. Webライター

PCスキルがある場合は、Webライターとして在宅で働くのも1つの選択肢です。ある程度の専門知識は必要ですが、体力的負担は非常に少ない働き方だと言えます。

十分な収入が得られるようになったら、個人事業主としても働けます。

高齢者でも働ける仕事に役立つ5つの資格

高齢者でも働ける仕事に役立つ資格

「高齢者が働くには資格がないと厳しい?」という疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。実際には採用の際に資格が重視されないケースは多く、再就職において強い武器になるのは、難関国家資格など一部のみです。

「定年後の1つの目標として資格取得を目指したい」という方のために、こちらでは高齢者でも働ける仕事に役立つ5つの資格を紹介します。

  1. 社会保険労務士
  2. ファイナンシャルプランニング技能士(FP技能士)
  3. 宅地建物取引士
  4. マンション管理士
  5. 介護福祉士

それぞれ詳しく確認していきましょう。

1. 社会保険労務士

国家資格の1つで、合格者の約2割が50代以上とシニアに人気の高い資格です。業務内容は「労働・社会保険に関する諸問題」や「年金の相談」など、多岐にわたります。

資格取得のために学習した内容は、ご自身の生活にも非常に役に立つでしょう。資格取得後は、独立開業も可能なので、働き方の選択肢が広がります。

2. ファイナンシャルプランニング技能士(FP技能士)

FP技能士は顧客が望むライフプランを実現するため、保険や住宅ローン等に関するアドバイスや、資産設計をサポートする職業です。

少子高齢化や年金制度改正など、お金に関する様々な社会変化が起こる中で、FP技能士の需要は高まっていくでしょう。国家資格でありながら、2級は独学でも取得可能です。金融業界でのニーズが高い資格で、取得できれば再就職の武器になるでしょう。

3. 宅地建物取引士

国家資格の1つで、就業者の平均年齢は男性が50.6歳、女性は47.4歳と比較的高めです。また、資格取得者において60歳以上が占める割合が約50%と、シニアが活躍していると言えます。

再就職先として不動産業界を視野に入れている方は、資格試験に挑戦することをおすすめします。

参考:一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 2 宅地建物取引士の概要

4. マンション管理士

国家資格の1つで、取得するとマンション管理組合のコンサルタント業務を行うプロとして認められます。合格者に占める60歳以上の方の割合が20%近くに上ることもあるなど、シニアに人気の資格です。

取得すると独立開業も可能になり、働き方の選択肢が広がります。マンション管理士は、管理会社で働く上で役に立つ資格の1つです。

高齢者でも働ける仕事としておすすめの「マンション管理員」に役立つ他の資格については、関連記事「【2022年最新】マンション管理員(管理人)におすすめの資格7選!取得のメリットも紹介 」で詳しく解説しているので、ぜひお読みください。

参考:公益財団法人 マンション管理センター | 平成30年度マンション管理士試験の結果について

5. 介護福祉士

介護福祉士は、介護業界における唯一の国家資格です。資格を取得すると、介護に関係する一定の知識や技能を習得していることが証明されます。

高齢化が進む中で需要が非常に高まっており、取得すれば再就職において強い武器になります。資格試験には実技もあるので、実際の介護の現場をイメージできるでしょう。

高齢者でも働ける仕事を探す5つの方法

高齢者でも働ける仕事を探す方法

「高齢者はどうやって仕事を探すのが良い?」と考えている方のために、こちらでは高齢者でも働ける仕事を探す方法を、5つ紹介します。

  1. 再雇用制度・勤務延長制度を利用する
  2. シニア向け求人サイトを見る
  3. シルバー人材センターを利用する
  4. 派遣会社に登録する
  5. 家族や知人から紹介してもらう

それぞれ詳しく確認していきましょう。

1. 再雇用制度・勤務延長制度を利用する

「人間関係を新たに構築するのが大変」「同じ職場で働き続けたい」という方は、再雇用制度や勤務延長制度を利用するのがおすすめです。何歳まで雇用してもらえるかは、企業によって異なるので事前に確認しておきましょう。

再雇用制度は一度退職の手続きを取りますが、勤務延長制度は退職せずに雇用形態を維持できます。そのため、再雇用制度では条件や仕事内容が大きく変わる可能性がありますが、勤務延長制度を利用すると比較的条件の変更が少ない場合が多いです。

必要なスキルのほとんどを既に身につけているので、心理的な負担が少なく働けるでしょう。

2. シニア向け求人サイトを見る

シニアに特化した、以下のような求人サイトから見つけるのもおすすめです。

シニア向けの求人のみ掲載されているので、無理なく働ける求人を効率的に探せます。完全無料でアドバイスを受けられるサービスもあるので、仕事探しに難航したら利用してみましょう。

3. シルバー人材センターを利用する

シルバー人材センターは、高齢者が働くことを通じて生きがいを得るとともに、地域社会の活性化に貢献する組織です。入会すると、自分の体力や能力などの希望に応じて働けます。

「大きく稼ぎたい」という方には不向きですが、地域密着型のコミュニケーションを取れるので、社会的なつながりを得たいと考えている方にはおすすめです。

4. 派遣会社に登録する

自分の希望する就業条件を登録しておくと、マッチする求人があったときに働けます。シニアに特化した派遣会社もあるので、確認してみましょう。

自分の希望を先に登録しておけるので、無理なく働ける仕事を見つけやすいのが特徴です。派遣の仕事は、パートやアルバイトよりも高時給の場合が多い点も魅力と言えるでしょう。

5. 家族や知人から紹介してもらう

知り合いの紹介なので、安全性が高く信頼できる職場を得られます。心理的にも働きやすいので、機会があれば非常におすすめの仕事探しの方法です。

家事代行などの仕事先を、紹介してもらえることがあるかもしれません。普段から家族や知人に「仕事を探している」旨を話しておくのが、おすすめです。

高齢者でも働ける仕事を選ぶ時の3つのポイント

高齢者でも働ける仕事を選ぶ時のポイント

高齢者の就業率が上がって再雇用制度の整備も進んでいますが、仕事探しのハードルが20代や30代に比べて高いのも事実です。「どんなポイントを重視して仕事を選べば良いの?」と疑問に感じている方のために、こちらでは高齢者でも働ける仕事を選ぶ時の3つのポイントを紹介します。

  1. 正社員にこだわらない
  2. 新しいことにチャレンジしてみる
  3. 自分のペースで働けるか確認する

心に留めておくと仕事が探しやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 正社員にこだわらない

パートやアルバイトなどの非正規雇用も、視野に入れましょう。正社員にこだわると、どうしても選択肢が限られてしまいます。

非正規雇用は、シフトを柔軟に組めるなどのメリットがあるので体力的な不安のある高齢者には適している場合も多いです。まずは様々な雇用形態について、調べてみましょう。

特に、サラリーマンの定年後の働き方については関連記事「サラリーマンが定年後に仕事を続ける3つの選択肢!仕事の事例や選ぶポイントまで解説 」で詳しく解説しています。正社員以外の働き方について興味がある方は、ぜひ読んでみてください。

2. 新しいことにチャレンジしてみる

今までの経験や資格を生かそう、と強く考えすぎると選択肢が狭まってしまいます。定年後の職探しは、とにかく選択肢を狭めないことが、働きやすい仕事に出会うために非常に重要です。

新しいことに挑戦しよう、という気持ちを持って仕事を探してみましょう。今までの経験は、直接的でなくても必ず生きてきます。

3. 自分のペースで働けるか確認する

年を取るにつれ、やはり体力は落ちていきます。今までの自分の仕事量を基準に定年後の仕事を選ぶと、身体を壊したり続けられなくなったりするかもしれません。

長く働くためにも、体力的に無理せず働ける仕事を選びましょう。主に男性向けにはなりますが、年をとってもできる仕事については関連記事「【2022年最新】男性が年をとってもできる仕事10選!シニア積極採用の業種や選び方を紹介 」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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