【今すぐチェック】高齢者が疲れやすい原因を徹底解説!5つの予防法も紹介

「なんだか最近疲れが取れにくくなった…」
「思うように動けなくなってきて、今後が心配」
「生活習慣に原因があるなら改善したい」

歳を重ねるにつれて、今までと同じように動けなくなってきたと感じる方も多いのではないでしょうか。疲れやすくなって日々の活動が制限されたり、好きなことができなくなったりしてはストレスがたまりますよね。

疲れやすさの原因は様々ですが、そのほとんどが適切に対処すれば改善できますそこで、この記事では以下の内容について解説します。

  • 疲れやすさを感じるシチュエーション
  • 疲れやすくなる原因
  • すぐにできる防止方法
  • 疲れやすさを感じたときにすべきこと

「疲れにくいからだを取り戻したい」という方には必読の内容ですので、ぜひ最後までお読みください。

あなたは大丈夫?高齢者が疲れやすくなったと感じるシチュエーション5選

あなたは大丈夫?高齢者が疲れやすくなったと感じるシチュエーション

こちらでは、疲れやすさを感じるシチュエーションを紹介します。

  1. 歩くのが遅くなった
  2. 外に出なくなった
  3. 寝る時間が早くなった
  4. 息切れしやすくなった
  5. だるさを判じることが多くなった

「疲れやすさ」は体からのサインです。当てはまるシチュエーションがあった方は軽視せずに、普段の生活習慣や体調を見直す機会を作ってくださいね。それぞれ詳しく確認していきましょう。

1. 歩くのが遅くなった

「歩いているとたくさんの人に抜かれる」「最近いつものスーパーに行くのに時間がかかるようになった」ということがある方は要注意です。

歩行速度は老化の重要な指標なので、スピードが落ちたという方は体の衰えが進行している可能性があります。また、歩行速度が速い人の方が10年後の生存率が高いという調査結果もあります。

参考:JAMA Network|Gait Speed and Survival in Older Adults

2. 外に出なくなった

「外出が億劫…」「家にいる時間が長くなった」という方も、老化が進んでいるかもしれません。誰しも年を取るにつれて、運動能力は落ちていきます。

ですが、最近急激に「外に出たくない」という気持ちが強くなった方は要注意です。疲れやすさは体だけでなく、心の不調が原因の場合があります。

意識的に外出するようにしたり、気分転換になることをしたりと、前向きになれるような工夫をしてみてください。

3. 寝る時間が早くなった

「夜更かしができなくなった」など、睡眠においても疲れやすさを感じることがあります。大きく生活リズムを変えていないのに夜起きていられない場合は、体が弱っているのかもしれません。

就寝時間だけでなく以下のような睡眠トラブルがある方は、最近の生活を見直してみてください。

  • 夜中に何度も目が覚める
  • 早起きしてしまう
  • 朝目覚めたときに疲労を感じる

睡眠は心身を健康に保つために非常に重要な要素なので、異変を感じた場合はすぐに医者に相談しましょう。

4. 息切れしやすくなった

「いつも使う駅の階段を休憩しながらでないと登り切れなくなった」「家事などの日常動作でも息切れする」というように、普段から行う活動が難しくなった方もいるのではないでしょうか。

息切れしやすくなっているのは、体力が落ちている証拠です。また、息切れだけでなく動悸がする場合は、重大な疾患を抱えている可能性があります。

5. だるさを感じることが多くなった

明確に体力の衰えを実感するのではなく「なんとなくだるい」という状態が続く方も要注意。特に理由はないが落ち込んでしまう、何に対してもやる気が出ないという方は軽いうつ状態になっているかもしれません。

心が疲れやすくなっている状態だと、老化が急激に進んでしまいます。疲れやすさは運動能力にのみ表れるわけではないので、ご自身の最近の心身状態を振り返ってみてください。

高齢者が疲れやすい原因5選

高齢者が疲れやすい原因

こちらでは、高齢者が疲れやすくなる具体的な原因を紹介します。

  1. 心身が衰えた状態(フレイル)
  2. 運動機能が低下した状態(ロコモティブシンドローム)
  3. 筋肉が減り脂肪が増えている状態(サルコペニア肥満)
  4. 更年期障害
  5. その他の疾患

よくある症状も紹介するので、心当たりがある場合は適切な医療機関を受診してください。

1. 心身が衰えた状態(フレイル)

フレイルとは、加齢により身体の働きや精神的な健康が衰えたり社会的なつながりが希薄になったりしている状態です。放置すると介護が必要な状態になる可能性が高いですが、適切な対処を取れば回復が見込めます。

以下のような症状が代表的です。

  • 体重減少
  • 歩行速度の低下
  • 精神的な疲れやすさ

高血圧や糖尿病などの持病を抱えている方は、フレイルになりやすいので要注意です。

2. 運動機能が低下した状態(ロコモティブシンドローム)

ロコモティブシンドロームは、運動器症候群とも呼ばれます。運動器全般の障害が原因で、移動や日常生活が困難になっている状態です。

運動機能が低下した状態のまま放置していると、日常生活を送るのが困難になり、要介護になってしまったり寝たきりになってしまったりする可能性があります。初期症状としては、膝関節の痛みがよく見られます。

また、以下の項目に当てはまった方はロコモティブシンドロームを疑いましょう。

  • 片脚立ちで靴下が履けなくなった
  • 家の中でつまずいたり滑ったりする
  • 階段を昇るのには手すりが必要だ
  • 家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用や布団の上げ下ろしなど)
  • 2㎏程度の買い物をして持ち帰るのが困難である(1リットルの牛乳パック2個程度)
  • 15分くらい続けて歩くことができない
  • 横断歩道の青信号の間に渡り切れない

フレイルと異なるのは、精神面よりも身体的な症状が多い点です。

3. 筋肉が減り脂肪が増えている状態(サルコペニア肥満)

「サルコペニア」は厳密にはロコモティブシンドロームの中の1つで、特に筋肉が衰えている状態です。そして、サルコペニアが原因で肥満状態になっているのが「サルコペニア肥満」です。

サルコペニアにより筋肉量が減り、気づかないうちに体脂肪率が上がりやすくなっていることで発生します。体重や体形は大きく変化しないため、気づきにくいのが大きな特徴です。

肥満状態になるため、生活習慣病になるリスクが高まります。また、筋肉量減少により運動能力も大きく落ちます。特に歩行能力が低下するので「長時間歩けなくなった」という方は注意しましょう。

4. 更年期障害

女性に限った原因ではありますが、更年期障害が疲れやすさを引き起こしている可能性があります。更年期障害は、閉経する前後の5年間(計10年間)に起こります。

更年期はホルモンバランスの影響で自律神経が乱れやすいので、疲れを感じやすくなる方が多いです。また、疲れやすさ以外にも以下のような症状が現れることがあります。

  • ほてり
  • 発汗
  • 気分の落ち込み

筋肉や骨に障害が起こるわけではないので、運動機能そのものは低下しませんが「なんとなく疲れやすい」という状態が続く方は疑ってみてください。

平均閉経年齢は50歳なので、更年期障害は50~60代の方によく見られます。

参考:日本産科婦人科学会|更年期障害

5. その他の疾患

疲れやすさ以外に以下の症状がある場合は、他の疾患の疑いがあります。

  • 下痢嘔吐→消化器の病気、電解質異常
  • 顔色が黒い→腎不全
  • 発汗が多い→甲状腺の異常
  • 手足のむくみ→心不全
  • 会話での息切れ→肺の疾患
  • 著しい痩せ→低栄養、悪性腫瘍
  • 物事に興味や喜びを感じにくい→うつ病

以上のような疾患は、生活習慣の改善のみでは治せない場合が多いので、早めに適切な医療機関を受診しましょう。早期発見・早期治療が非常に重要なので、異変を感じた際は我慢しないようにしてくださいね。

【必見】高齢者が疲れやすい原因の防止法5選

【必見】高齢者が疲れやすい原因の防止法

こちらでは「疲れやすいな」と感じる方にやってほしい方法を紹介しています。疲れやすさは、生活習慣の見直しで予防・改善が可能です。

  1. バランスの良い食事を摂る
  2. 運動を習慣化する
  3. 睡眠の質を高める
  4. 積極的に社会と関わる
  5. ストレスを溜めない

様々な病気・不調を改善できるので、ぜひできることから取り入れてくださいね。

1. バランスの良い食事を摂る

食事内容の改善は、幅広い原因に対して有効です。三食を規則正しく食べることに加え、栄養バランスの良い食事を摂りましょう。特に、以下の栄養素を意識的に摂取するのがおすすめです。

  • ビタミン
  • たんぱく質
  • 糖質(エネルギー源)

たんぱく質と糖質が不足すると低栄養状態になりやすくなるので、筋肉量や免疫力低下につながります。また、ビタミン類が不足すると、たんぱく質や糖類が役割を十分に発揮できません。

ビタミン類を十分に摂取するためには、野菜や果物を日常的に食べる必要があります。作り置きや、総菜を活用して栄養が偏らないようにしましょう。食事だけで補えない場合は、サプリなどを活用するのもおすすめです。

2. 運動を習慣化する

筋肉量の低下を予防するためには、運動習慣をつけることが非常に効果的です。無理をすると怪我の原因になるので、まずは緩やかなウォーキングやストレッチから始めましょう。

また、必要に応じてサポーターを利用したり運動後にマッサージを受けたりして、身体を傷めないように十分なケアを行うようにしてくださいね。特に、痛みの表れやすい膝関節は念入りにケアしましょう。

普段から階段を使うように心がけたり、徒歩での外出を増やしたりするなど、日常的に行える運動を習慣にするのがおすすめです。

3. 睡眠の質を高める

睡眠時間や、眠りの深さも一度見直してみましょう。康を保つためには、睡眠時間は、6~7時間が良いとされています。また、質の良い睡眠をとるためには以下のことを意識してみてください。

  • 運動習慣をつける
  • 自分に合った寝具を使う
  • 入浴は就寝の1~2時間前に済ませる
  • カフェインを摂取しすぎない
  • 昼寝をし過ぎない

睡眠は、身体的・精神的の両面に大きく影響を及ぼします。睡眠時間だけでなく、質にも気を配って生活しましょう。

4. 積極的に社会と関わる

社会とのつながりが薄くなると、うつ病やフレイルになりやすくなります。他人との交流や、やりがいを感じることで精神的な健康が保てるので、積極的に社会との関わりを持つようにしましょう。

どんな活動でも問題ありませんが、適度な責任ややりがいを得るためには再び働いたり、ボランティア活動を始めたりするのがおすすめです。仕事をするなら、本サイトを運営する「株式会社うぇるねす」で募集しているマンション管理員は運動の機会にもなり、高齢者でも無理せず働けるので人気が高い職業です。

マンション管理員の仕事内容については、関連記事「【徹底解説】マンション管理員(管理人)の7つの仕事と勤務形態【求人情報あり】」にて詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。

5. ストレスを溜めない

ストレスを溜めると、生活習慣病や更年期障害の悪化の原因になります。趣味などでストレス発散する機会を作ったり、小さなことを気にしすぎないように過ごしてみましょう。

人との会話は良い気分転換になり、ストレス発散にも効果的です。そのため、落ち込んでしまったときは積極的に他人と関わる機会を作りましょう。

【要注意】疲れやすいのは病気が原因かも?不安なときにすべきことを紹介

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実際に「疲れやすくなったな」と感じた方は、まずは疲れやすさの原因を特定し、適切な対処方法を知る必要があります。自己判断は危険なので、必ず病院に行きましょう。

自分では気づいていなくても、重大な疾患が見つかる可能性があります。早期に対策できれば改善する場合がほとんどなので、異変を感じたらすぐに受診しましょう。

毎日の生活を見直し、無理のない範囲で運動習慣をつけ、食事内容を改善していってくださいね。

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