
【解決策あり】老後に一人ぼっちの女性が必要な資金は1000万円以上!安心して暮らすための準備を紹介
「老後に一人ぼっちって大丈夫…?」
「孤独感や経済的な不安を解決する方法はある?」
「今からできる備えがあれば知りたい」
定年退職を迎え、自由に使える時間が増えたときに「一人ぼっち」を強く実感して、不安になってしまうことがあります。そのようなときでも「何をすれば良いか分からない」と悩む方が、多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では以下の内容について解説します。
- 老後に一人ぼっちの女性が必要な資金
- おひとりさまでいることのメリット
- 老後に女性が一人ぼっちでいることの不安
- 今からできる準備
漠然とした不安を解消し、すぐに実践できる解決方法も紹介するので、これからの「おひとりさまライフ」が心配な方は必読の内容となっています。ぜひ最後までお読みください。
老後を一人で過ごす女性の割合は【約22%】
近年、日本において老後を一人で過ごす女性の割合は増加傾向にあります。内閣府の令和5年版高齢社会白書によると、2020年のデータでは65歳以上の女性のうち約22.1%が一人暮らしをしており、これは男性の約16.0%と比較しても高い数字です。つまり、高齢女性の約5人に1人が一人暮らしをしている計算になります。
この割合はさらに増加し2040年には約25%、つまり4人に1人が一人暮らしになるという予測です。この背景には女性の社会進出やライフスタイルの多様化、平均寿命の延伸など、さまざまな要因が影響していると考えられます。
例えば未婚や離婚を選ぶ女性が増えたり、配偶者と死別した後に一人暮らしを続けたりするケースが増加しているなどの要因があります。
老後に一人ぼっちの女性が必要な費用は約1000~2500万円!年金でもらえる額も解説
「一人で生きていくためにはいくら必要なの?」という方のために、こちらでは老後の生活費や年金の支給額を具体的に紹介します。
- 老後の生活費
- 年金による収入
安心して老後を過ごせるよう、ご自身の貯蓄を確認するなど経済的な面にも目を向けてみてくださいね。
1. 老後の生活費
総務省によると、65歳以上の独身女性(単身世帯)の1ヶ月あたりの生活費平均額は13万7653円です。住んでいる地域などによっても変わりますが、毎月約14万円は必要です。
生活費を毎月14万円だと仮定し、現在65歳の方が日本女性の平均寿命である87歳まで生きる場合に必要な金額を計算してみましょう。
140,000円× 12(ヶ月) × 22(年) =36,960,000(円)
約4000万円必要です。
2. 年金による収入
年金には国民年金(基礎年金)と厚生年金があり、自分が受給できる年金の種類によって受け取れる額が大きく異なります。基本的には、自営業やフリーランスの方は国民年金のみ、企業に勤めていた方は厚生年金も支給されると考えて良いでしょう。
それぞれの場合で、年金による収入額と必要な貯蓄額を計算していきます。
【厚生年金受給対象者】
厚生年金の毎月の平均支給額:109,261円
109,261円×12(ヶ月)×22(年)=28,844,904円
36,960,000円-28,844,904円=8,115,096円
【国民年金のみの受給対象者】
国民年金の毎月の平均支給額:51,338円
51,338円×12(ヶ月)×22(年)=13,553,232円
36,960,000円-13,553,232=23,406,768円
厚生年金を受給できる方は約800万、国民年金のみの方は約2300万円必要です。今回計算した寿命よりも長く生きられたり、医療費や介護費などの支出が増えたりすると出費はさらに多くなります。
厚生年金を受給できる方でも、最低でも1000万円は貯蓄をしておくと良いでしょう。
参考:厚生労働省|令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況
老後に一人ぼっちの女性は悲惨じゃない!おひとりさまの良いところを紹介
「おひとりさまは悲惨?」「一人ぼっちだと幸せになれない?」と不安になる方のために、こちらではおひとりさまの良いところを紹介します。
- 気楽に過ごせる
- とにかく自由
- 自分を見つめ直せる
現在の50~54歳の未婚率は約12%と、30年前に比べると約3倍になっています。また、2025年には18%を超えるとも言われており、老後のおひとりさまは珍しい存在ではなくなっていると言えるでしょう。
20~40代のうちから一生独身でいよう、と決める方も増えてきているので「おひとりさまは悲惨だ」という認識は大きく変わってきていると考えられます。
1. 気楽に過ごせる
おひとりさまは、誰にも気を遣う必要がありません。生活の軸を完全に自分にできるので、生きていく上での「気疲れ」はかなり少ないでしょう。
どんなに親しい友人や家族でも、毎日を一緒に過ごすと多少のストレスや気遣いは必ず発生します。ですが、1人であれば自分のペースで毎日を過ごせます。
2. とにかく自由
お金や時間などを自分の裁量で使えるのも、おひとりさまの魅力です。家族や同居人がいると、どうしても自分以外のためにお金や時間を使わなくてはいけませんよね。
また、出費も増えるので経済的な不安も増えるでしょう。一人なら趣味などに費やすお金や時間を、自由に決められます。自分にとって重要なものに好きなだけ取り組める、ということは人生を豊かにしてくれます。
3. 自分を見つめ直せる
ひとりでいると、自分と向き合う時間が自然と増えます。働いていたときはなかなか持てなかった、自分自身のためのゆったりとした時間が生まれるでしょう。
静かに人生を振り返って「やり直したいことはないかな」「新しく挑戦したいことはないかな」と考え、実際に実行することは、おひとりさまでないとなかなか実現しません。必要以上に他人を気遣うことなく、自分のためだけの人生を生きられます。
【解決策あり】老後に一人ぼっちの女性が抱える不安3選
「一人ぼっちだと困ったときに大変そう」「漠然と不安」という方のために、こちらではおひとりさまの女性が老後に抱える不安を紹介します。
- お金が足りない
- 頼れる人がいない
- 孤独で寂しい
漠然と不安な状況を続けるのではなく、心配なことを明確にしていきましょう。解決策も紹介するので、ご自身の不安と向き合ってできることから取り入れてみてくださいね。
1. お金が足りない
住居費や生活費を1人で負担するため、経済的な不安を感じることが多いでしょう。また、高齢になると予期せぬ出費も増えます。特に、一生に必要な医療費(約2800万円)のうち半分が70歳以上での出費だという調査結果があるほど、健康維持のためにお金がかかるようになります。
経済的な不安を解消するためには、働けるうちに貯蓄を増やしておくことが最も効果的です。さらに、生活費が足りなくなった際に利用できる制度や、資金を増やす方法を知っておくことも重要です。
「資金がない!」というときの対処法は、関連記事「【必見】老後の資金がないときの対処法6選!必要な金額や利用できる制度を紹介」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 頼れる人がいない
病気やけがをしたときに、頼れる人がいないというのは非常に不安ですよね。加齢とともに思うように体が動かなくなっていき「いざというときはどうしよう」という不安を感じている人も、いるのではないでしょうか。
独身だと体調を崩したときに看病してくれる人を見つけにくいだけでなく、入院時の準備なども大変です。特に、家族が遠方に住んでいる場合は、身近で身の回りのサポートしてくれる人を見つけておきましょう。
家族と頻繁に連絡を取ったり、地域の人と活発にコミュニケーションを取ったりするのがおすすめです。何かあったときに気づいてもらいやすくなり、サポートをお願いできます。
また、葬儀や資産管理などについても信頼できる人に任せておくと、未来への不安が軽減されますよ。
3. 孤独で寂しい
1人で生活していると、孤独を強く感じてしまい「寂しい」と不安になる方もいるでしょう。「寂しい」という不安な気持ちが増えると、ストレスになり様々な生活習慣病のリスクが高まります。
また、誰とも会話をしない日が続くと、認知機能の低下の原因になります。以下のことを意識し、普段から寂しさを感じないようにしましょう。
- 他人と自分を比べない
- 定期的に人と会う機会を作る
- 日常的に外出する
また、どうしても寂しさが紛れない場合は、ペットを飼ったり、趣味を新しく始めたりして生きがいを作るのがおすすめです。おひとりさまが老後に寂しさを感じず楽しく幸せに生きる方法は、関連記事「【必見】おひとりさまの老後の楽しみ方5選!幸せに生きるためのポイントと注意点も解説」で詳しく解説しているので、ぜひお読みください。
老後に女性が一人ぼっちでも安心して暮らせるようにするための5つの準備
「このまま一人でも大丈夫?」と心配な方のために、こちらでは老後に一人でも安心して暮らせるようにするための準備方法を紹介します。
- 収支を改善する
- 他者と交流する機会を増やす
- 生活習慣を見直す
- 生活環境を整備する
- 頼れるサービスを調べておく
早いうちから実践することで大きく不安を軽減できるので、ぜひ確認して取り入れてみてくださいね。
1. 収支を改善する
女性の一人暮らしは、どうしても経済的な不安が大きくなります。そのため、早いうちから自分の経済状況を把握し、今後の見通しを立てておきましょう。
まずは自分の貯金額や退職金、生涯の年金受給額を計算するのがおすすめです。不安な場合は働くことを検討したり、浪費していないか日々の習慣を見直したりしてみましょう。
生活資金やお金が貯まらなくなるNG習慣については、関連記事「【保存版】60 歳からお金を貯める方法7選!必要な生活資金やNG習慣も解説」で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
1−1. 働いてみる
働けば給与収入が得られるので、経済的な不安の解消には最も効果的です。ご自身の体力や生活リズムに合わせて働ける仕事を選べば、経済的な面だけでなく健康面にも良い影響があります。
特に、マンション管理員や清掃の仕事は適度な運動にもなるのでおすすめです。社会的責任を負うことは適度な緊張感を生み、達成感も得られるので生きがいになるでしょう。
実際に、当ブログを運営する「株式会社うぇるねす」でマンション管理員として働いた方からは「体の調子が良くなった」「感謝されるので嬉しい」といった声をいただいています。人生にメリハリがつき、豊かさも増すので「最近つまらないな」と感じている方にもおすすめです。
1−2. 固定費や住まいを見直す
収入を増やす、というよりも支出を減らすために行います。以下の出費が、本当に必要なのか確認してみましょう。
- 光熱費
- 通信費
- 保険
必要でなかったり、多すぎたりする場合はプラン変更などを検討するのがおすすめです。また「持ち家があるが一人では持て余している」という方は、売却するという選択肢もあります。
2. 他者と交流する機会を増やす
他者と話すことは寂しさを緩和させ、ストレス解消になるだけでなく健康にも良い効果をもたらします。孤独によって過度なストレスを受けると様々な病気のリスクが増大するので、普段から他者と交流する機会を積極的に作るようにしましょう。
以下のように幅広くコミュニティを持つことで、何かあったときの異変に気付いてもらいやすくなるので、老後の一人での生活における不安が軽くなります。
- 家族
- 親戚
- 友人
- 地域の人
人との交流によって得られる様々な良い効果は、関連記事「【必見】高齢者が人との交流で得られる効果5選!おすすめな趣味・習い事も紹介」にて詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
3. 生活習慣を見直す
生活習慣を見直して、健康を維持することは医療費削減に非常に効果的です。まずは以下の点を確認してみましょう。
- 食事の栄養バランスは偏っていないか
- 3食とっているか
- 普段から運動しているか
- 睡眠はしっかりととれているか
早いうちから理想的な生活習慣を作ることで、心身ともに健康になれます。人生の中で健康に生きられる期間を指す「健康寿命」を延ばせると、おひとりさまでの人生を謳歌できるでしょう。
健康寿命を延ばす具体的な方法は、関連記事「【今日からできる】健康寿命を延ばす方法10選【もしもの時の備えも紹介】」で詳しく解説しているのでぜひ参考にして普段から実践してみてくださいね。
4. 生活環境を整備する
老後を一人で過ごす女性が安心して暮らすためには、生活環境を整えておくことが大切です。例えば将来的な身体の変化に備え、住居のバリアフリー化を検討しましょう。具体的には手すりの設置や段差の解消、滑りにくい床材への変更などがあげられます。バリアフリー化は転倒などの事故を未然に防ぎ、安全な生活を送るために有効です。
また緊急時の備えも重要です。緊急連絡先をすぐわかる場所に掲示したり、携帯電話に登録したりしておくことをおすすめします。万が一の事態に備え、迅速に連絡が取れる体制を整えましょう。さらに緊急時に助けを呼べるような、緊急通報サービスへの加入を検討するのも良いでしょう。
これらの準備を行っておくことで、一人暮らしの女性が安心して老後を過ごす助けとなります。早めに対策を講じ、安全で快適な生活環境を整えることで、心に余裕を持って日々を過ごせるようになるでしょう。
5. 頼れるサービスを調べておく
老後の生活を一人で安心して送るためには、事前に利用できるサービスについて調べておくことが大切です。様々な支援サービスを知っておくことで、困った時に適切なサポートを受けられ、不安を軽減できます。
例えば、公的な相談窓口や民間の支援サービスなどを把握しておくと、困った時にスムーズに助けを求めることが可能です。具体的には、以下のようなサービスがあります。
- 介護が必要になった場合に利用できる「地域包括支援センター」
- 安否確認を行ってくれる「見守りサービス」
- 入院や施設入居時に必要となる身元保証人を代行してくれる「身元保証サービス」
これらのサービスは、一人暮らしの高齢者が抱えるさまざまな不安を軽減してくれる、心強い味方です。利用できるサービスは地域によって異なるため、自分が住んでいる地域で利用可能なサービスを、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
女性が老後も働き続けることで充実した生活を送る事例を紹介
老後も働くことで充実した日々を過ごしている女性の事例として、うぇるねすの新宿支店で活躍されているM.Aさん(70代前半)を紹介します。M.Aさんは2023年12月から、月に10日ほどうぇるねすで勤務されております。
M.Aさんがうぇるねすで働き始めたきっかけは、ご主人が亡くなられたことでした。ご自身の時間が増えたことで「何か良い仕事はないか」と探していたところ、うぇるねすと出会ったそうです。
実際に働き始めてみると、普段の生活で行っているゴミ出しでも勤務地によってルールが異なり、最初は戸惑いもありました。しかし経験豊富な先輩にならい、メモを取りながら日々勉強を重ねているそうです。
現在は新しい勤務地に行くことへの期待感や、黙々と1人で仕事ができることが精神的に楽だと感じているとのことです。仕事で関わるうぇるねす社員の対応も素晴らしく、失敗をしても次につながるような声掛けをしてくれることに、感謝の気持ちを持っています。
仕事以外では、ギターや書道などの趣味も楽しまれているM.Aさん。失敗を恐れずに挑戦することで、いくつになっても活躍できることが分かりました。うぇるねすが掲げる「100歳まで現役」という言葉を目標に、M.Aさんは充実した日々を送っています。
【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています
本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。
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実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。
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- 働く日程・時間が選べるのでゆとりや余裕が出来た
- 適度な運動になるので仕事の次の日は体が軽い
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