「定年になってから人と会う機会が減って、このままでは不安」
「人との交流は認知症予防の効果があるって本当？」
「気軽に交流できるおすすめの趣味や習い事を知りたい」

定年退職すると、人と接する機会が減る傾向があります。趣味など外出するキッカケがない方は、自宅に引きこもりがちになることに不安に感じるのではないでしょうか。

そこで、この記事では以下の点について解説します。

• 交流で得られる効果
• 交流を始めるコツ
• おすすめの趣味・習い事

人と交流すれば、認知症の予防ができるなどの効果があります。将棋やラジオ体操など、交流が生まれやすい趣味を厳選して紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

【要注意】高齢者は人との交流がないと健康リスクが高まる

人と交流しなくなると、認知症やうつ病になるリスクが高まるので、注意が必要です。内閣府の調査によると、家族や友人と会話をする頻度が低い人は、高い方より健康状態が良くないというデータがあります。年齢を重ねると人との交流が減りがちですが、会話をすることは健康を保つには大切です。

ただし、やみくもに「交流の場に出かけましょう」というわけではありません。コミュニケーションが苦手な方が無理をして、大勢の人がいる場所へ出かければストレスを感じるでしょう。ストレスを抱えすぎると、ホルモンが血流を悪くし脳の機能を低下させるため、認知症などのリスクが高まります。

ご自身が心地よいと感じる範囲で、交流してみるのが良いでしょう。ご近所付き合いなど身近なところから、始めてみてはいかがでしょうか。

参照元：内閣府｜平成30年版高齢社会白書

高齢者が人との交流で得られる効果5選

人と接するとどんな良い影響があるのか、気になる方が多いのではないでしょうか。ここでは、交流で得られる5つの効果について解説します。

1. 認知症が予防できる
2. うつ病が予防できる
3. 健康が維持できる
4. 孤独を感じにくくなる
5. 地域との関わりを持てる

高齢者が健康に過ごすために大切なポイントを紹介しているので、1つずつ確認していきましょう。

1. 認知症が予防できる

高齢者が1人で自宅に閉じこもっていると、認知症になるリスクが高まります。認知症を予防するには、会話したり手先を使ったりすることが大切です。友人と会う約束をすると、目的地までの道順や自宅を出る時間を気にするなど、認知機能に良い刺激があります。

また将棋や編み物のように手先を動かすと、血流を促し脳を活性化させるので認知症の予防が期待できます。適度な交流は認知症の予防に繋がるので、身近な人とのコミュニケーションを楽しみましょう。

2. うつ病が予防できる

定期的に身近な方と交流することで、うつ病の予防が期待できます。定年退職して自宅に居ることが多くなると、生活環境の変化でストレスを抱えうつ病のリスクが高くなりやすいです。

気の合う人と話すことで、社会的孤立が解消されストレスが減り、うつ病になりにくくなります。うつ病の予防という観点からも、人との交流は大切にしましょう。

3. 健康が維持できる

適度な歩行は、足から脳へ刺激を与えられるので健康に良いと言われています。そのためゲートボールのように、友人との交流を楽しみながら身体を動かすのはおすすめです。

また気の合う友人との会話は、ストレスを減らすので精神的な安定に繋がります。

健康を維持する秘訣については、関連記事の「【保存版】長生きする人の特徴19選！おすすめの3つの行動を紹介」にて詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

4. 孤独を感じにくくなる

交流の機会をもつことで、孤独を感じにくくなります。1人で過ごす時間が長い方は自宅以外に居場所を作ると、外出するキッカケができるのでおすすめです。

自宅近くの図書館や公民館に行くと、友人や知り合いに会えて交流のきっかけができます。また、水泳や俳句のような習い事を始めて誰かと交流するのも良いでしょう。自宅以外の居場所を作ると、孤独を感じにくくなり外出するのが楽しくなります。

5. 地域との関わりを持てる

人と交流すると、お住まいの地域と関わりを持てます。道路側の花壇の手入れや小学校の登下校の見守りのようなボランティア活動に参加すれば、地域と交流が可能です。ボランティアは人の役に立つ活動が多く、やりがいを感じられます。

また近所付き合いをすると、新しい友人ができることがあり、交流の幅が広がります。近所に友人や知り合いが多くなると、外出するのが楽しくなるでしょう。

【効果あり】高齢者が人と交流する3つのコツ

「交流がおすすめ」と言っても、積極的に人付き合いするのが苦手な方もいるでしょう。ここでは、高齢者が無理なく人と交流するための3つのコツを紹介します。

1. 昔からの友人に連絡する
2. 仕事をする
3. SNSを利用する

交流が苦手な方でも試しやすい方法なので、ぜひ確認してみてください。

1. 昔からの友人に連絡する

高齢者が交流を始めるコツは、しばらく会っていない友人や家族に連絡することです。電話で連絡を取るのが苦手な方は、ハガキやメールを送ってみるのもおすすめです。面識のない人と接するのがハードルが高いと感じる方でも、過去に付き合いのあった友人となら交流しやすいでしょう。

古い友人とうまく交流できれば、自信がついて地域のイベントやボランティアなどに参加する意欲が湧くかもしれません。また古い友人や家族が所属するコミュニティを紹介してもらい、一緒にイベントなどに参加するのもおすすめです。積極的な交流が苦手な方は、昔からの友人に連絡してみましょう。

2. 仕事をする

高齢者が人と交流するのに、仕事をするのも良い方法です。本ブログを運営する株式会社うぇるねすで働くマンション管理員なら、同僚やマンション居住者などと交流ができます。身近な人と接するのが苦手でも、仕事上なら交流できると感じる方におすすめの方法です。同世代がたくさん集まった職場なら、気の合う仲間に巡り合えるかもしれません。

高齢者でもできる仕事については、関連記事の「【保存版】高齢者でも働ける仕事11選！役に立つ資格や選ぶ際のポイントも解説」にて詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

3. SNSを利用する

高齢者が人と交流するために、SNSを利用するのも有効です。最近は高齢者もスマートフォンを持っている方が多く、FacebookやTwitterなどのSNSを活用しています。SNSで交流し仲間を見つけて、一緒にイベントに参加してみるのも良いでしょう。

また、SNSで交流すれば同じ悩みを共有できる友人に巡り合えるかもしれません。近くに住んでいなくても、SNSを使えば遠くにいる人とも交流できます。SNSは手軽に始められるので、人と接するのが苦手な方でも交流のきっかけにしやすいでしょう。

高齢者が人との交流ができる効果的な趣味5選

ここでは、高齢者が人と交流しやすい趣味を5つ紹介します。

1. 将棋・囲碁
2. 編み物
3. カラオケ
4. ゲートボール
5. ラジオ体操

「これならできそう」と感じたものから試してみてください。

1. 将棋・囲碁

高齢者が人と交流するのに効果的な趣味は、将棋・囲碁です。1対1で対戦する将棋・囲碁は、認知症予防の効果があると言われています。

将棋・囲碁は作戦を考え駒を動かすのに頭と手先を使うため、脳機能を活性化させます。会話を楽しみながら対戦できるのに加え、子どもから高齢者まで交流できるのも将棋・囲碁の魅力です。

2. 編み物

分からないところを教え合ったり会話を楽しんだりして交流できるのが、編み物の魅力です。両手の指先を使うので、脳の活性化に繋がり認知症の予防が期待できます。また、1つの作品を完成させた達成感を仲間と共有できるのも編み物ならではです。編み物は、交流ができて手軽に始められるおすすめの趣味です。

3. カラオケ

高齢者が人との交流に効果的な趣味は、カラオケです。同世代でカラオケをすると、音楽の好みが合いやすく楽しい時間を過ごせます。また歌うときに大きく呼吸するため、心肺機能の維持にも役立ちます。

カラオケはストレス発散になり気持ちを落ち着かせる効果があるので、高齢者におすすめです。友人と一緒に行ったり教室に入ったりして複数人でカラオケをすれば、孤独感が減りうつの予防も期待できるでしょう。

4. ゲートボール

ゲートボールは対戦型のスポーツで、高齢者が交流するには最適です。太陽の元で汗をかきながら、楽しく交流できます。ゲートボールでは1試合の間に700歩以上歩くと言われ、健康維持にも繋がります。

また対戦するための作戦を練ることで脳を活発化させ、認知症の予防になるでしょう。チームスポーツなので人との交流が増え、おすすめのスポーツです。

5. ラジオ体操

ラジオ体操は、高齢者が人と交流するのにおすすめの趣味です。ラジオ体操はゆっくりな動きで体への負担を感じにくいので、高齢者が安心して取り組めます。また普段使わない筋肉を動かすので、体の機能を高める効果が期待できます。

ラジオ体操は自治体で主催していることが多く、ホームページで場所と日時を確認してみましょう。朝に開催していることが多いため、規則正しい生活ができ健康維持に繋がります。

今回紹介した以外の高齢者におすすめの趣味については、関連記事の「楽しみがない老人が生活を充実させる6つのポイント！おすすめの趣味5選を紹介」にて詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

【初心者OK】高齢者が人との交流ができる仕事3選

高齢者は話が合いやすいなどの理由で、同世代のほうが交流しやすいと感じる方が多い傾向があります。地域に参加できるコミュニティがなくても、同世代が多い職場なら交流しやすいでしょう。ここでは、シニア世代が多く働いていて、未経験から始められる仕事を紹介します。

1. マンション管理員
2. 清掃員
3. 警備員

おすすめの仕事を厳選して紹介しますので、気になる職種があれば応募してみましょう。

1. マンション管理員

マンション管理員になる人の多くがシニア層なので、コミュニケーションが取りやすいでしょう。実際にうぇるねすで働くマンション管理員の平均年齢は、男性は69歳、女性が61歳です。シニア層はマンション管理員として需要があり、未経験からでも採用されるケースは多いです。

またマンション管理員の仕事内容には清掃や巡回があり、適度に身体を動かすので健康維持が期待できます。マンションには様々な世代の人が暮らしており、多くの居住者とも交流が可能です。

マンション管理員の詳細については、関連記事の「【徹底解説】マンション管理員（管理人）の7つの仕事と勤務形態【求人情報あり】」にて詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

2. 清掃員

清掃には多くのシニア層が就いています。マンションやビルなど清掃が求められる場所は多く、募集案件は豊富にあります。丁寧に仕事を続けていると「いつもご苦労様」と利用する人から感謝されることがあり、清掃はやりがいがある仕事です。

また家事のスキルを活かすことができ、多くの清掃会社がシニア層を求めています。きれい好きな方はもちろん、ちょっとしたことにすぐに気が付く人に清掃は向いています。

清掃の仕事内容については、関連記事の「【必見】60才から始める清掃の仕事の特徴4選！メリット・デメリットも紹介」にて詳しく解説していますので、こちらもぜひご覧ください。

3. 警備員

警備員になる人の多くもシニア層です。警備員は人の命や安全を守る仕事で、社会人経験が豊かなシニア層が求められます。

数名で担当する現場で働くことがあったり、交通整理で道を尋ねられたりするので、自然と交流の機会が生まれるでしょう。責任感があり、丁寧な受け答えができる人が警備員に向いています。

【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています

本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。

うぇるねすで働くマンションサポーターには定年がありません。「時間や場所に縛られない、自分で自由に選べる働き方」が実現できます。

実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。

• 社会との繋がりができて感謝されるのが嬉しい
• 働く日程・時間が選べるのでゆとりや余裕が出来た
• 適度な運動になるので仕事の次の日は体が軽い
• 色々な街に行けて旅行気分が味わえる

少しでもうぇるねすの仕事に興味を持たれた方は、以下のボタンから詳しい業務内容をご覧ください。