【今日からできる】元気な高齢者の共通点11選!健康なシニアの割合や楽しく年を取る秘訣を紹介

【今日からできる】元気な高齢者の共通点!健康なシニアの割合や楽しく年を取る秘訣を紹介

「なんだか最近、体調を崩すことが増えてきた…」
「高齢でも元気な人は何が違うのだろう?」
「長生きするなら楽しく元気に過ごしたい」

定年退職したことで生活リズムが乱れ、疲れを感じやすくなった方はいるのではないでしょうか。元気なシニアの特徴を知り、少しずつ試していくことで老後も健康な身体を保てるでしょう。そこでこの記事では、以下の内容について解説します。

  • 健康状態が良いシニアの割合
  • 日本人の健康寿命
  • 元気な高齢者の特徴

元気に充実したシニアライフを送りたい方にとって参考となる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。

 

監修者:迎 孝(むかえたかし)
姿勢改善スタジオ「ユニーク」代表。運動科学の専門機関での指導員歴24年。
プロスポーツ選手約300名を含む、3万人以上のトレーニングを指導した経験あり。
ユニークHP:https://studio-uni-que.jp/
インスタグラム:https://www.instagram.com/studio_uni_que/

【2人に1人】元気な高齢者の割合

【2人に1人】元気な高齢者の割合

内閣府の報告書によると、55歳以上の方で主観的な健康状態が「良い」または「まあ良い」と回答した割合は、52,3%と過半数に及びます。年齢層別にみると、割合が最も高いのは65歳~69歳で、健康状態が「普通」と回答した方と合わせると86,8%でした。他の年齢層でも7割以上が健康を維持していることから、老後も元気に暮らしている方が多いことが分かります。

また、健康状態が良い方の91%、良くないと答えた方でも86,9%が「日頃から心がけていることがある」と回答しています。老後を元気に過ごすためには、健康を意識した生活を送ることが大切です。

参照:内閣府| 平成30年版高齢社会白書

日本人の健康寿命は延びている【男性72.68年:女性75.38年】

日本人の健康寿命は延びている【男性72.68年:女性75.38年】

健康寿命とは、日常的に医療や介護などの支援を必要とすることなく、自立した生活を送れる期間のことです。2019年における健康寿命は男性が72.68年、女性が75.38年となっており2010年と比べるとそれぞれ2.26年、1.76年延びています。

同期間における平均寿命の延びは男性が1.86年、女性が1.15年なので、健康寿命の方が延びていることが分かります。日本は長寿国として世界的に知られていますが、平均寿命と健康寿命の差は男性で8.73年、女性で12.07年と決して小さくなく、いかに縮められるかが重要です。

参照:内閣府|令和4年版高齢社会白書

元気な高齢者の特徴11選

元気な高齢者の特徴

「老後における健康の秘訣は何だろう?」と気になっている方のために、ここでは元気な高齢者の特徴を紹介します。

  1. 定期的に運動をしている
  2. バランスの良い食事を心がけている
  3. 適正な体重を維持している
  4. 飲酒や喫煙の習慣がない
  5. 十分な睡眠を取っている
  6. 食後に歯磨きをしている
  7. 毎日のルーティンがある
  8. 社会とのつながりがある
  9. 日々の生活に楽しみがある
  10. 常に前向きな気持ちを持っている
  11. ストレスを溜めすぎない

楽しく元気に老後生活を送りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 定期的に運動をしている

元気な身体で老後生活を送るためにも、運動は重要な要素です。総務省統計局の報告によると、60代の約6割が運動をしていることが分かりました。定期的に運動をすることで足腰が鍛えられるので、転倒や生活習慣病の予防になります。また、リフレッシュしたりストレスを発散できたりと、精神的なメリットも大きいです。

激しいスポーツをする必要はなく、ストレッチやウォーキングなどの簡単な運動でも十分に効果があります。ウォーキングの場合、厚生労働省が示す70歳以上における1日の目標歩数は男性で6,700歩、女性で5,900歩です。ただし、これから散歩を習慣化する方は、目標歩数を目安にしつつも無理せずご自身のペースで行いましょう。

「健康寿命を延ばしたい」という方は、関連記事の「【今日からできる】健康寿命を延ばす方法10選【もしもの時の備えも紹介】」にて詳しい方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

参照:総務省統計局|令和3年社会生活基本調査、厚生労働省|健康日本21

【インナーマッスルを鍛えて腰痛を改善する体操をご紹介】

 

2. バランスの良い食事を心がけている

高齢になると、食欲がなくなったり嚙む力が弱まったりして、パンや麵類など手軽に食べられる食事が多くなりやすいです。このような食事を続けていると栄養バランスが偏り、高齢者は特にタンパク質や食物繊維・カルシウムなどが不足しがちです。

しかし、バランス良く栄養を摂るためには、高齢者にとって食べにくいとされる硬いものや繊維質が多い食材なども欠かせません。柔らかく煮込んだり細かく刻んだりするなど、調理方法を工夫して無理なく食べられるようにしましょう。

3. 適正な体重を維持している

年齢を重ねるにつれ、筋肉量や脂肪が減少するため体重も落ちていき、低栄養の状態になりやすいです。低体重になると、免疫力が下がり感染症や病気にかかりやすくなってしまいます。また、筋力も低下するため転倒や骨粗しょう症のリスクが高まります。

そのため、老後も元気に過ごすには適正な体重を維持することが重要です。特に、高齢になると食事量が減り、1日に必要なエネルギーや栄養素が不足しがちなので注意が必要です。また、老後は食事だけで全ての栄養を摂るのは難しいため、間食を上手く活用しながらバランス良く摂取しましょう。

4. 飲酒や喫煙の習慣がない

健康を維持するために、アルコールやタバコはなるべく控えた方が良いでしょう。喫煙による病気と言えば肺がんのイメージが強いですが、さまざまな臓器に影響を及ぼすため、全身におけるがんのリスクを高めます。他にも、脳卒中や虚血性心疾患など多くの病気と関わっており、死亡率も高いです。

アルコールの過剰摂取も、高血圧やがん・糖尿病などの病気を招いてしまいます。また、アルコール依存症にかかって日常生活に影響を及ぼしてしまうこともあります。

そのため、タバコを吸わない日を少しずつ増やしたり、定期的に休肝日を設けたりして身体に負担をかけないことが大切です。

参照:厚生労働省|喫煙による健康影響アルコールによる健康障害

5. 十分な睡眠を取っている

質の高い睡眠を取ることで、生活習慣病の予防が期待できます。一般的に18~64歳の成人は7~9時間、65歳以上は7~8時間の睡眠が必要です。しかし、国際的に見ると日本人の睡眠時間は男性が7時間52分、女性が7時間33分と最も短い状況です。

睡眠不足になると集中力や記憶力の低下を引き起こし、日中の活動に影響を及ぼします。また、十分な疲労回復ができないため体調を崩しやすくなったり、高血圧や糖尿病の発症リスクが高くなったりします。質の良い睡眠をとるためには、起床・就寝時間を一定にしたり寝る前のカフェインを控えたりするなど、生活習慣を整えることが大切です。

参照:The National Sleep Foundation|How Much Sleep Do You Really Need?、厚生労働省|睡眠と健康

6. 食後に歯磨きをしている

歯の健康を維持することで、健康寿命を延ばせる可能性があることが研究で分かってきています。例えば、歯が20本以上残っていたり義歯を入れていたりする方は、ほとんど残っていない方に比べて認知症の発症や転倒のリスクが低いです。

噛むことで、脳の血流量を増やしたり唾液の分泌を促したりするので、認知症の予防や消化のサポートにつながります。歯が健康なことで、老後も元気に過ごせる可能性が高くなるので、しっかりとお口のケアを行いましょう。

参照:日本歯科医師会|健康長寿社会に寄与する歯科医療・口腔保健のエビデンス

7. 毎日のルーティンがある

元気な高齢者には「毎朝ラジオ体操をする」「花に水をやる」といった日課がある傾向です。日常生活にルーティンがあることで、メリハリのある1日を過ごせたりスキルや知識を身に付けたりできます。

例えば「英単語を1日10個覚える」というルーティンを1年続ければ、確実に英語力は高まるはずです。どんなに小さなことでも、毎日続けることで自信を持てるようになり、自己肯定感も上がるでしょう。

さらに、ルーティンがあると調子が上がらない日やいつもと感覚が違う時など、少しの変化に気付けるようになります。体調不良の場合など、異変にすぐ気が付くことで原因や病気の早期発見につながるでしょう。

定年後の過ごし方については、関連記事の「退屈地獄に悩まない定年後の過ごし方ランキングTOP5!してはいけないことを紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

8. 社会とのつながりがある

60代の約7割が仕事やボランティア活動・地域行事などの社会活動に参加しています。このような活動をすることで社会とのつながりができ、生きがいを感じやすくなるでしょう。

実際に内閣府の報告では、近所付き合いがある方や友人が多い方ほど生きがいを感じている割合が高いことが分かっています。社会活動を通じてコミュニケーションの機会が増えるため、友人ができたり視野が広がったりして豊かな老後を送れるでしょう。

高齢者の働き方については「【結論】シニアの働き方は5種類!メリットや最適な仕事を見つけるコツも紹介」にて詳しく解説しています。こちらもあわせてご確認ください。

参照:内閣府| 令和3年版高齢社会白書

9. 日々の生活に楽しみがある

元気な高齢者は、日常生活に楽しみがある方が多い傾向です。例えば、ガーデニングや裁縫など小さなことでも趣味や好きなことがあると、生きがいにつながります。

老後は自由な時間が増えるので、習い事を始めてみるのも良いでしょう。新しいことを学ぶことで、できることが増えたり視野が広がったりするので、より自信が持てるようになります。また、趣味や習い事を通じて新しい友人を作りやすいです。好きなことを楽しむのはもちろん、交流の幅が広がることで老後の生活がより豊かになるでしょう。

楽しい老後を過ごしたい方は「【豊かな老後へ】残りの人生の過ごし方9選!楽しい毎日を送る方法も解説」を参考にしてみてください。

10. 常に前向きな気持ちを持っている

高齢者は退職や子どもの独立などによる環境の移り変わりや、老化に伴う身体の変化が起こりやすく、精神的な影響を受けることが多いです。しかし、落ち込んだ状態が長く続くと、心身の不調を招いてしまうこともあるので注意が必要です。

物事を前向きに捉えるようにすることで、ご自身の感情をコントロールできるようになり、落ち込むことがあっても切り替えが早くなります。

また、笑うことで免疫力のアップや脳の活性化などの健康効果が期待できます。お笑い番組を見るなど日常生活に笑いを取り入れ、前向きな気持ちを作りやすくすると良いでしょう。

悩みを解消する方法について詳しくは、関連記事の「【今日からできる】70歳女性の前向きな生き方を叶える4つのポイント!悩みを解消する方法を紹介」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

参照:公益財団法人長寿科学振興財団|笑いの健康効果

11. ストレスを溜めすぎない

ストレスをゼロにするのは難しいですが、溜めすぎないことが大切です。ストレスは自覚症状がないケースも多く、抱えすぎてしまうと以下のように心身の健康に影響を与えてしまいます。

  • 身体への影響:頭痛・肩凝り・下痢・腰痛・不眠・肌荒れ・目の疲れ
  • 心への影響:不安・イライラ・気分の落ち込み・うつ

規則正しい生活を送り体調管理をすることで、ストレスによる不調を予防しやすくなります。また、友人と会ったり散歩をしたりなど、ご自身に合ったストレス解消法を見つけて上手に付き合っていくことが大切です。

元気な高齢者は働いて心身の健康を維持しましょう

元気な高齢者は働いて心身の健康を維持しましょう

実は、働くことで元気な高齢者に共通する特徴のほとんどを、すぐに取り入れられます。例えば、仕事をすることで現役時代のような規則正しい生活を再び送れるようになります。

また「出勤前に新聞を読む」といったルーティンを作りやすく、日常生活にメリハリが生まれるでしょう。仕事を通して身体を動かす機会も増えるので、運動不足の解消につながります。

さらに、社会とのつながりを持てる点もメリットです。人とのコミュニケーションが増えることで気持ちが明るくなり、孤独を感じにくくなるでしょう。

このように、仕事を通して健康なシニア層と同じような生活を送れるようになるので、高齢者こそ働くことをおすすめします。

【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています

【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています

本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。

うぇるねすで働くマンションサポーターには定年がありません。「時間や場所に縛られない、ご自身で自由に選べる働き方」が実現できます。

実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。

  • 社会との繋がりができて感謝されるのが嬉しい
  • 働く日程・時間が選べるのでゆとりや余裕が出来た
  • 適度な運動になるので仕事の次の日は身体が軽い
  • 色々な街に行けて旅行気分が味わえる

少しでもうぇるねすの仕事に興味を持たれた方は、以下のボタンから詳しい業務内容をご覧ください。

マンションサポーターのお仕事内容はこちら