【結論】マンションの管理員(管理人)になるには資格は不要【応募先や求人媒体を紹介】
「マンションの管理人の求人はどうやって探せば良いの?」
「マンションの管理人に向いている人の特徴を知りたい」
「未経験でも管理人になれるのかな?」
元気な高齢者はまだまだ働く意欲を持つ方が多いです。定年後の働き方として「マンション管理員」が選択肢に入っている方は多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では
- マンションの管理員になる方法
- マンションの管理員に向いている人の特徴
- 管理員という職業の今後の需要について
について解説します。
未経験からマンションの管理員になる方法を解説しますので、応募を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
マンションの管理員(管理人)になるには【資格も年齢も不問】
マンションの管理員になるのに、資格は必要ありません。年齢制限もないので、どなたでもマンションの管理員にチャレンジできます。
一方で、マンション管理士や管理業務主任者の資格を取っても意味がないわけではありません。「仕事内容を勉強して理解している人材」と判断されるため採用には有利です。
資格については、関連記事の「【2022年最新】マンション管理員(管理人)におすすめの資格7選!取得のメリットも紹介」にて詳しく解説しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
管理員は男性の仕事というイメージがあるかもしませんが、実際には女性も多いです。特に、女性向けのマンションの管理員には男性を採用しないことが多いため、女性管理員は増えています。
管理員には年齢制限や定年がない会社もあり、自分の意志で「いつまで働くか」を決められます。
管理員は高齢者に人気の職業なので、チャレンジしてみましょう。
【勤務先】マンションの管理員(管理人)になる方法3選
マンションの管理員になるには、どのような企業に勤めれば良いのでしょうか。ここでは、管理員の所属先について解説します。
- マンション管理会社
- マンション管理組合
- 代行管理員の派遣会社
それぞれの特徴を詳しく解説するので、管理員を目指す方はぜひ参考にしてみてください。
1. マンション管理会社
管理員の所属先として最も多いのは、マンション管理会社です。有名なマンション管理会社としては、野村不動産パートナーズや三井不動産レジデンシャルサービスなどがあります。
管理会社の社員になるため、毎月の収入が安定しやすいことがメリットです。管理会社の働き方は、自宅からマンションに通う常勤管理員がほとんどです。
夫婦などでマンションに住みながら働く住み込みがありますが、常勤と仕事内容は変わりません。マンション管理員の主な業務は、以下のとおりです。
- マンション内の巡回
- 設備点検の立ち会い
- 受付など
マンション管理会社の社員として勤務しているため、居住者や管理組合に対する窓口の役割も担います。
2. マンション管理組合
管理会社に所属せず、管理組合と直接契約を結ぶ形式です。管理会社に業務を委託をせずに自主管理を行う管理組合では、管理員を直接雇うケースがあります。
管理組合の従業員になれば、長い期間同じマンションで勤務する場合が多いです。管理組合に貢献して信頼されると、マンションになくてはならない存在となります。
ただし、雇用主である理事長や役員と相性が良くないケースでも、他のマンションに異動はできないので注意しましょう。
3. 代行管理員の派遣会社
代行管理員とは、派遣会社と業務委託契約を結ぶ働き方です。代行管理員は、常駐管理員が休みのときなどに1日や数日間限定で働きます。
毎週決まった曜日などではなく、スポットで働きたい高齢者が登録することが多いです。働きたいときはたくさん勤務して、予定を開けたいときは出勤日を減らすことが可能です。
また、業務委託には定年がなく、雇用側の規定によってはいつまでも働けるのもメリットです。
ただし、代行派遣のニーズによっては毎月安定した収入が見込めない可能性があります。給料のような毎月定額の収入を希望する方には、不向きと言えます。
【求人】マンションの管理員(管理人)になる方法4選
「管理員の求人はどうやって探せば良いのか」分からない方が、いらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、管理員を募集している媒体を4つ紹介します。
- ハローワーク
- 求人サイト
- シルバー人材センター
- 企業サイト
管理員を探している方はぜひ参考にしてみてください。
1. ハローワーク
公的機関のハローワークには、管理員の求人がたくさんあります。例えば、東京都なら250件ほどの求人があります。(2022年7月時点)
高齢者や障がい者の専用窓口を設置しているので、応募しやすいのがハローワークの特徴です。
地元の法人や中小企業の求人が多いので、自宅から通える場所で勤務したい方にはおすすめです。
スキルをつけてから仕事をしたい方は、職業訓練を受けてみると良いでしょう。パソコン操作やプログラミングなどのスキルを、手当をもらいながら学べます。
ただし、職業訓練を受けるには面接があり、合格した人のみ受講できます。ハローワークは早く就職するよう迫ったりすることがないので、ご自身のペースで仕事探しができて安心です。
パソコンスキルに自信がなく管理員の応募をためらっている方は、職業訓練を受けてから応募すると良いでしょう。
2. 求人サイト
求人サイトは全国の企業に応募できるため、求人数が多いです。例えば、indeedではマンション管理員の求人が10,000件以上あります。(2022年7月時点)
じっくりとご自身の条件を満たす求人を探し、いつでもどこででも応募できるのが求人サイトのメリットです。
また、同じ仕事内容でも企業によって賃金が違う場合があるので、条件を比較できるのも求人サイトを使う良さです。
スタッフに相談せずにご自身で決断したい方には、求人サイトの利用をおすすめします。ただし、同時に応募する方が多くて条件の合う求人が締め切りになる場合があるので注意しましょう。
3. シルバー人材センター
シルバー人材センターは、60歳になると申し込み可能で年会費として2,000円が必要です。
また、シルバー人材センターは短期的に仕事を提供する機関なので、勤務できるのは月に10日ほどとなります。
仕事を受けるには説明会に参加する必要があり、地域の方と交流する機会があります。働くことと地域のつながりを大切にしたい方には、おすすめの方法です。
4. 企業サイトへの直接応募
各企業のホームページにある採用フォームから、応募する方法があります。ホームページから直接応募する方は少ないので、企業から熱意ある応募者と評価されやすいです。
そのため、特に働きたい企業が決まっている方におすすめの方法です。このブログを運営している「株式会社うぇるねす」も、自社ホームページで採用活動を行っています。
自社サイトに採用ページを設置してる企業は結構あるので、一度探してみることをおすすめします。
マンションの管理員(管理人)になるのに向いている人の特徴5選
「管理員に挑戦したい気持ちはあるけど、自分に務まるか心配」という方は多いのではないでしょうか。
ここでは、マンションの管理員に向いている人の特徴を5つ解説します。
- コツコツ作業ができる
- プライバシーに配慮できる
- コミュニケーションを取るのが得意
- 感謝される仕事がしたい
- キレイ好き
管理員への応募を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. コツコツ作業ができる
細かいことをていねいにできる方は、マンション管理には不可欠です。裏方に徹し、地味な作業を続けられる方は管理員に向いています。管理員の地味な仕事の例は、以下の通りです。
- 通路のゴミを見つけたらその場で拾う
- 電球がチカチカしていれば当日交換する
- 入口の扉の手垢が目立つならすぐにふく
小さな作業を日々行うからこそ、居住者は快適に暮らせます。いわば管理員は、縁の下の力持ちのようなものです。身近な小さな業務を淡々と対応できる方は、管理員に向いてます。
2. プライバシーに配慮できる
居住者の情報を守ることは管理員にとって大切な仕事です。マンション管理適正化法第87条の通り、個人情報の守秘義務は管理員に課せられたルールです。
管理員は雇用主と秘密保持契約を結び、個人情報を漏らさないことを約束します。破ってしまうと契約違反になるので、注意が必要です。
居住者から「役員や理事長の連絡先を教えて欲しい」と言われることがありますが、電話番号は個人情報なので当人に承諾なく教えてはいません。
居住者と仲良くなっても、うっかり隣人の家族構成などを話さないように注意しましょう。
勤務が終わっても気を抜いてはいけません。自宅や食事の場などでは、居住者の情報を話さないために職場の話題をしないことが賢明です。
3. コミュニケーションを取るのが得意
マンションの居住者や来客者とコミュニケーションを取ることは、管理員の大切な仕事です。
居住者全員とコミュニケーションが取れるのは管理員だけなので、居住者とマンション管理会社をつなぐ大切な役割があります。
うぇるねすで勤務する現役管理員からは「色々な人に挨拶が出来るのが嬉しい」という声があります。誰とでも気さくにコミュニケーションを取れる方は、管理員に向いています。
4. 感謝される仕事がしたい
感謝される仕事を求めているなら、マンション管理員は非常におすすめです。ご自身にとってはなんでもないことでも、居住者には嬉しい場合があります。例えば、以下のようなことが挙げられます。
- 「パソコンが苦手だから駐輪場の申し込み用紙を作って欲しい」と依頼されてエクセルで作成した
- 上階から水漏れに困っている当事者の話を聞き、専門業者に調査を依頼した
- 来客用駐車場を利用する居住者に気持ちよく対応した
居住者が求めていることを考え行動すれば、自然と喜ばれます。感謝される仕事がしたいなら、管理員がおすすめです。
5. キレイ好き
目立った汚れがあるとすぐに掃除をしたくなるキレイ好きな方は、管理員に向いています。大型のマンションには管理員だけではなく清掃員がいて、基本的に掃除の担当は清掃員です。
しかし、マンションの隅から隅までを数名の清掃員だけでキレイな状態を維持するのは難しいです。例えば、管理員ができる掃除は以下のようなものが挙げられます。
- タバコの吸い殻やお菓子の紙クズなど目についたゴミはその場で拾う
- 生い茂った雑草を少し刈り取る
- 天井についたクモの巣を取る
管理員が積極的に掃除をすると、マンションがキレイになり清掃員や居住者からの信頼を得られます。
実際に、うぇるねすで働く管理員からは「家が汚れていると気になる」という声が寄せられており、自ら進んで清掃をする方は管理員に向いています。
マンション管理員(管理人)は今後も需要がある
マンションに住んでいる方は非常に多く、今後も管理員の需要が増加すると予想されます。
実際に現在、人口の10%にあたる1,500万人がマンションに住んでおり、都市部を中心にマンションの建設は続いています。
参照元:国交省 分譲マンションストック
近年の管理員需要の増加で、都市部での求人は途切れることがありません。シニア世代は人生経験があり落ち着いた対応ができるため、居住者から信頼されやすくマンション管理員の人材として求められています。
そのため、定年退職した方を採用しようと考える企業が多いです。管理員はほとんどの方が未経験からのチャレンジなので、興味がある方はぜひ応募してみましょう。
【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています
本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。
うぇるねすで働くマンションサポーターには定年がありません。「時間や場所に縛られない、自分で自由に選べる働き方」が実現できます。
実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。
- 社会との繋がりができて感謝されるのが嬉しい
- 働く日程・時間が選べるのでゆとりや余裕が出来た
- 適度な運動になるので仕事の次の日は体が軽い
- 色々な街に行けて旅行気分が味わえる
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