【最新版】高齢者のお悩みランキングTOP10!健康などの不安を解消する方法を紹介
「年を取るにつれて悩みごとが増えてきた」
「同年代はどのようなことに悩んでいるのか知りたい」
「毎日明るい気持ちで過ごしたい」
老後を楽しみたいと思ってはいるものの、悩みごとが次々と出てきて、ため息をつくことが多くなったという方はいるのではないでしょうか。同世代が抱えている悩みを知ることで、気持ちが軽くなったり解決のヒントが得られたりするでしょう。そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 高齢者が抱えるお悩みランキング
- 悩みを解消する方法
楽しい老後を送りたい方に参考となる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
【1位~10位】高齢者が抱えるお悩みランキング
「最近気分が晴れない…」「同世代はどんなことに悩んでいるの?」という方のために、ここでは高齢者が抱えるお悩みをランキング形式で上位10位まで紹介します。
- 健康
- 認知症
- 介護
- お金
- 子どもや孫の将来
- 相続
- 孤立や孤独
- 社会の変化
- 詐欺や犯罪
- 家族との関係
1つずつ詳しく解説しますので、ご自身の悩みと照らし合わせながら見てみてください。
1. 健康
高齢者が抱えている悩みで、最も多かったのは健康です。老いとともに足腰が弱くなったり体調を崩したりすることが多くなるので、健康に対する不安が大きくなるのでしょう。
また、高齢者は病気にかかる確率も高くなります。厚生労働省の調査によると、65歳以上の主な死因は以下のとおりです。
- 悪性新生物(ガン)
- 心疾患(高血圧性を除く)
- 肺炎
- 脳血管疾患
死因の中でガンが最も多く、長年一定の水準を保っています。健康を維持し、いつまでも元気に過ごすためにも、生活習慣を見直し規則正しい生活を送ることが重要です。
健康寿命を延ばす方法を、関連記事の「【今日からできる】健康寿命を延ばす方法10選【もしもの時の備えも紹介】」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
参照:厚生労働省|令和3年版高齢社会白書
2. 認知症
「自分自身や家族が認知症になったらどうしよう…」と悩んでいる方は、多いのではないでしょうか。認知症とは、脳の病気や障害などによって記憶や判断などの認知機能が低下し、日常生活に支障をきたす状態を指します。
少子高齢化の進行とともに、認知症を発症している方は増加傾向です。認知症を発症している65歳以上の割合は、2014年は7人に1人でしたが、2025年には5人に1人になると予想されています。
記憶力や判断力があるうちに、認知症を発症した時のことを家族と話し合っておくことが大切です。また、認知症を予防するためにも、定期的に運動したり人とコミュニケーションを取ったりするようにしましょう。
認知症と老人性うつの違いや対処法については「やる気がない…と感じる高齢者におすすめの対処法5選!認知症と老人性うつの対策を紹介」にて詳しく解説しています。こちらもあわせてご確認ください。
参照:内閣府| 平成28年版高齢社会白書(概要版)
3. 介護
自分自身に介護が必要になったとき、家族に迷惑をかけてしまうことやお金の不安を感じているシニア世代は多いです。実際に、65歳以上における要介護者数は年々増加しており、2022年は686.6万人でした。2009年の469.6万人から約200万人増で、今後も更新し続けることが予想されます。
また、要介護者になる可能性はご自身だけでなく、パートナーや親にもあります。介護をする側は、精神的にも身体的にも負担がかかり「介護疲れ」や「介護うつ」を発症することが多いです。そのため、介護について家族で話し合い、お互いの意思を確認しておくことが大切です。
参照:厚生労働省|介護保険事業状況報告の概要
4. お金
老後の生活資金に不安を抱いている方は多いです。お金の不安が発生する要因の1つに、平均寿命が延びたことが挙げられます。2021年における平均寿命は男性が81.47歳、女性は87.57歳ですが、今後も延び続けると予想されています。長生き自体は素晴らしいことですが、その分生活費も必要になってきます。
日本では、年金や介護保険などの社会保障制度はあるものの、医療や介護サービスを受けるにはお金が必要です。しっかり資金を備えておかないと、当初想定していた貯蓄では足りなくなることもあるでしょう。
お金がなくならないようにするための方法を詳しく知りたい方は「【即解決】老後に「お金がない」とみじめな思いをしないための方法5選!シニアの経済状況や困窮する人の特徴も解説」を参考にしてみてください。
参照:厚生労働省|令和3年簡易生命表
5. 子どもや孫の将来
子どもや孫の将来を不安に思うのは、子育てをしてきた親にとって当たり前のことです。特に、不安定な現代社会において「日本の未来がどうなるか分からない」「自分たちがいなくなっても生活できるか」など、子どもを心配する気持ちは大きいでしょう。
そのような時こそ前向きな気持ちで、子どもや孫の将来のために今できることを行いましょう。例えば、子どもや孫の考えを尊重し、取り組んでいることを応援したり将来について話し合ったりすることで、ご自身の悩みが軽減することがあります。
6. 相続
「遺産で揉めてほしくない」「相続したい人がいるけど手続きが分からない」など、相続に対して悩みを抱いている方は多いです。どんなに仲が良い家族でも、相続をきっかけに不仲になってしまうケースは多いので、今のうちから少しずつ話し合うことが大切です。
また、相続トラブルを避けるには遺言書の作成も有効です。誰にどの遺産を相続させるかを遺言書に明記しておくことで、無用なトラブルを回避できます。相続の相手を考えたり遺言書を作成したりすることは、十分な判断力があるうちに行っておきましょう。
7. 孤立や孤独
孤立や孤独に対する不安は、人間関係が疎遠になることで引き起こされます。特に、定年退職後は社会とのつながりが急激に少なくなるため、孤独になりがちです。
一人暮らしをしている高齢者の割合は、年々増加しています。2020年時点では、65歳以上の女性のうち一人暮らしをしている割合は5人に1人でしたが、2040年には約4人に1人になると予想されています。
退職した方や一人暮らしをしている方は、地域や社会とのつながりを持たなければ孤立する可能性が高いです。他者との関わりがなくなることで、認知症や老人性うつ・孤独死など、さまざまなリスクが発生します。高齢者になってからこそ、人とのつながりを大切にしましょう。
孤独な老後を過ごす人の特徴について詳しくは、関連記事の「【解決策あり】孤独な老後を過ごす人の特徴7選!楽しく暮らすための方法を7つ紹介」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
参照:内閣府| 令和2年版高齢社会白書(全体版)
8. 社会の変化
社会保障や金融制度など、社会のしくみが変わることに不安を抱いている高齢者は多いです。実際に、75歳以上で一定以上の所得がある方は、2022年10月1日より医療費の負担割合が1割から2割に引き上げられました。
一定以上の所得とは「年金収入」と、給与収入や事業収入などの「その他の合計所得金額」が単身世帯で200万円以上、複数世帯の場合は合計320万円以上を指します。負担額が1割増えることで、家計に影響が出る高齢者もいるでしょう。今後も、さまざまな保障や制度が変わる可能性は高いので、注視しておく必要があります。
参照:厚生労働省|後期高齢者の窓口負担割合の変更等(令和3年法律改正について)
9. 詐欺や犯罪
内閣府の調査によると、犯罪被害件数のうち65歳以上を占める割合が増加傾向です。最近は、高齢者の自宅を狙った訪問盗が相次いでいます。訪問盗とは、業者を装って自宅を訪れ、点検などを口実に家に上がり込んで金品を盗む行為を指します。
また、詐欺にも注意が必要です。特殊詐欺被害のうち65歳以上を占める割合は88.2%と最も高く、特に預貯金詐欺が多発しています。預貯金詐欺とは、警察や銀行職員を装ってキャッシュカードの不正利用などを口実に、クレジットカードや通帳を騙し取る手口を指します。
このような詐欺や犯罪の手口などは、メディアでよく紹介されているため「自分はきっと大丈夫」と思い込んでしまいがちです。しかし、高齢者はターゲットにされることが多いので、日頃から防犯対策を行いましょう。
参照:内閣府| 令和元年版高齢社会白書(全体版)、警察庁|令和3年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(確定値版)
10. 家族との関係
年を重ねるごとに、パートナーとの関係性も変化していくものです。若い頃は、お互いに嫌なところがあっても我慢できたかもしれません。しかし、老後は「もう我慢したくない」と考える方は多いでしょう。定年後は改めて夫婦関係を見直し、話し合った上でお互いにとって心地良い暮らし方を見つけることが大切です。
また、子どもや孫のサポートなども無理をしない範囲で行うようにしましょう。最初は孫の世話を楽しんでいたのに、次第に疲弊してしまうケースがいます。家族との適度な距離感を見つけることで、良好な関係を保ちながら楽しい老後を過ごせるでしょう。
高齢者の悩みを解消する方法4選
「気分をスッキリさせたいけど、どうすれば良いの?」と思っている方は多いのではないでしょうか。ここでは、悩みを解消する方法を4つ紹介します。
- 運動を習慣化する
- 老後の住まいを考える
- 生活費を把握する
- エンディングノートを作る
4つの方法を意識しながら過ごすことで、明るい気持ちで過ごせるようになるでしょう。
1. 運動を習慣化する
日頃から、少しでも身体を動かす習慣をつけることが大切です。激しい運動をする必要はなく、散歩やストレッチなど簡単にできるものでも、以下のようにたくさんのメリットがあります。
- 筋肉量の維持や代謝促進が期待できる
- 生活習慣病や認知症の予防につながる
- 疲れにくくなる
- リフレッシュできる
- 睡眠の質が上がる
厚生労働省は、70歳以上のシニア世代における1日の目標歩数を男性で6,700歩、女性は5,900歩と推奨しています。散歩をする場合は、目安にすると良いでしょう。ただし、普段あまり運動をしない方は、無理せずにご自身のペースで行うようにしてください。
参照:厚生労働省|健康日本21
2. 老後の住まいを考える
安心して老後生活を送れるように、どこで暮らすかをしっかり考えておくことをおすすめします。「今は介護の必要はないけど、将来的には不安がある」「安心しながら老後生活を楽しみたい」という方は、以下のようなシニア向けの住まいへの転居を検討してみると良いでしょう。
- シニア向け分譲マンション
- シニア向け賃貸住宅
- サービス付き高齢者向け住宅
- 有料老人ホーム
このような住まいは元気なシニアを対象としており、老人ホームより自由度の高い暮らしを楽しめる点がメリットです。介護サービスや設備の内容などは施設によって変わるので、費用やライフスタイルなどについてパートナーと相談しながら決めると良いでしょう。
3. 生活費を把握する
お金の悩みを解消するために、まずは現在の生活費を把握することが大切です。総務省の統計によると、65歳以上で仕事をしていない場合の平均的な生活費は、一人暮らしで月13万円で夫婦2人暮らしで月22万円です。
厚生年金の平均受給額は月14万円ほどなので、ゆとりのある老後生活を送るには不十分かもしれません。そのため、月々の収支を計算して固定費の見直しや年金以外の収入減を確保するなど、対策を取ることが大切です。
定年後の生活費については関連記事の「【解決策】60歳定年後の生活費は月23万円以上!働くメリット4選と雇用形態別の収支を解説」にて詳しく解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。
参照:総務省統計局|家計調査年報(家計収支編)2021年、厚生労働省|厚生年金保険・国民年金事業の概況
4. エンディングノートを作る
相続が心配な方や終活を始めたいという方は、エンディングノートを作ってみると良いでしょう。エンディングノートは、ご自身が病気や認知症などを発症して意思疎通ができなくなった時や亡くなった時に備えて、意思や情報を書き留めておくノートです。
エンディングノートに書く内容に決まりはありませんが、ご自身の死後に遺族が困らないよう、必要な情報を残すために使われることが多いです。例えば介護の希望や葬儀・遺産相続などを記載しておけば、ご自身の判断力が低下したり意思を伝えられなくなったりした時でも、家族が迷うことはなくなります。
また、ご自身の人生を見つめ直すきっかけにもなり、残された時間を有意義に過ごそうと前向きな気持ちになれるでしょう。
高齢者の悩みの多くは働くことで解決できる
シニア世代が抱えている悩みの多くは、仕事をすることで解決できるケースが多いです。例えば、働くことで規則正しい生活になり通勤などで身体を動かすことで、運動不足の解消や健康維持が期待できます。また、仕事を通して多くの方と関わるので脳が活性化し、認知症の予防につながったり孤独を感じることが少なくなったりするでしょう。
年金以外の収入源を確保できる点もメリットです。老後も一定の収入があることで、入院や介護など万が一の時に備えて資金を蓄えられ、金銭的な不安を軽減できます。
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