【人気】おばあちゃんでもできる仕事8選!高齢者に向いている求人の探し方も紹介
「年金生活が不安なので元気なうちは働きたい」
「年をとって雇ってくれる職場があるのか、不安を感じている」
「シニア世代はどのように仕事を探すと良いのかな?」
「人生100年時代」と言われる時代となり、働くシニア世代は年々増加しています。実際に、内閣府の世論調査によると「60歳を過ぎても働きたい」と答えた方は、68.3%いることがわかりました。
一方で、どのような仕事に就けば良いのかわからずに、悩まれている方は多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では
- シニア世代の雇用状況
- シニア世代の女性におすすめの仕事
- 仕事の探し方
について解説します。総務省のデータをもとに、シニア世代に人気の高い仕事を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
シニア世代の雇用状況を解説
2017年以降「団塊世代」が70代を過ぎ、シニア世代の就業者数が増加しています。実際に総務省のデータによると、2020年の「高齢者就業者数」は過去最多の906万人であり、17年連続で増加していることがわかりました。
また、2021年にはシニア世代の就職機会の確保を目的とした「高年齢者雇用安定法」の改正が行われ以下の項目が追加されています。
- 65歳までの雇用義務化
- 70歳までの定年引き上げ努力義務
- 定年制の廃止の努力義務
- 70歳までの継続雇用制度の導入 など
高齢者の就業者数や法律の改正などから、シニア世代が働ける仕事や求人数が増えていることがわかります。
参照元:内閣府 世論調査
参照元:総務省 高齢者の就職
参照元:厚生労働省 高年齢者雇用安定法改正の概要
おばあちゃんでもできる仕事8選
資格や経験がなくても雇ってくれる会社はあるのか、気になる方が多いのではないでしょうか。ここでは、シニア世代が未経験でも始められる仕事を8つ紹介します。
- マンション管理員
- サービス業
- 農業
- 事務業
- 清掃業
- 軽作業
- コールセンター
- 家事代行スタッフ
シニア世代に人気のある職業や住み込みで働ける仕事を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. マンション管理員
マンション管理員は、居住者が快適に暮らせるようサポートする仕事です。力仕事が少なく、シニア世代の女性に人気の仕事の1つ。定年を設定していない企業もあり、長く働き続けられるのも魅力です。
実際に、本ブログを運営する「うぇるねす」のマンション管理員の88%が60歳以上であり、他の仕事と比較すると平均年齢が高めです。
マンション管理員の仕事内容には、以下のようなものが挙げられます。
- 敷地内の清掃
- マンションの受付
- 業者の立ち合い
- マンションの巡回
- 設備点検
- 連絡業務 など
直接感謝される機会があるマンション管理員は「人の役に立っている」という実感を得やすい仕事です。「うぇるねす」でマンション管理員として働く方からは「色々な人に挨拶出来るのがうれしい」「社会とのつながりがうれしい」といった声があります。
「人の役に立つ仕事がしたい」と考えていらっしゃる方は、ぜひ「うぇるねす」の仕事説明会に参加してみてください。
なお、女性がマンション管理員になるメリットついて、関連記事の「マンション管理員(管理人)は女性でもなれる!5つのメリットや向いている人の特徴」で詳しく解説しています。「専業主婦だった私にもできるかな」と不安を感じる方は、ぜひご覧ください。
2. サービス業
総務省のデータによると、シニア世代の就業者は「小売業や卸売業」が128万人と最も多いことがわかりました。小売業とは、主にレジや受付などで接客を行い、商品やサービスを販売する仕事を指します。例えば、サービス業を行う仕事には、以下のような職場が挙げられます。
- コンビニエンスストア
- スーパー
- ホームセンター
- 家電量販店
- ドラッグストア など
ドラッグストアやコンビニエンスストアは、店舗数が多く自宅の近くで仕事を探したい方におすすめの職場です。また、コンビニエンスストアは、24時間営業しているので、自分の希望する時間帯に働きやすい点がメリットです。
スーパーやホームセンターでは、開店前に出勤し商品の棚卸しを行う職場があります。商品の棚卸しを行う仕事は、早朝に求人を出しているケースがあります。早朝の仕事は人材不足に困っている企業が多い傾向があり、他の時間帯と比べて採用されやすいという点がメリットです。
参照元:総務省 高齢者の就職
3. 農業
総務省のデータによると「農業・林業」の仕事に就くシニア世代は106万人であり、小売業に次いで第2位となっています。農業の仕事内容は、以下のとおりです。
- 野菜や果物の選別
- 野菜や果物の収穫
- 田植え
- 草刈り など
農業は、療や社宅付きの住み込みで募集している企業がたくさんあります。新しい土地でチャレンジをしたい方や住み込みできる仕事を探している方におすすめです。
また「夏季のみ」や「2〜3ヶ月限定」など、短期の募集が多いのも農業の求人の特徴です。「続けられるかわからない」と不安な方は、短期間から始めてみるのも良いでしょう。
参照元:総務省 高齢者の就職
4. 事務業
パソコン操作ができる方は、事務業という選択肢があります。身体への負担が少なく、体力に自信がない方におすすめの仕事です。
また、事務業は様々な企業で募集しているので、医療施設やカルチャースクールなど選べる仕事の幅が広いのも魅力の1つです。事務業の主な仕事には、以下のようなものが挙げられます。
- データ入力
- 書類作成
- 電話対応 など
未経験者を募集している企業が多いですが、WordとExcelが使えるとより選べる仕事の幅が広がります。今後、デスクワークに挑戦したいと考えている方は、ハローワークの「ハロートレーニング制度」を利用して、パソコンスキルを身につけるのも良いでしょう。
5. 清掃業
清掃業は、店舗や宿泊施設など決められた場所を清掃する仕事です。役割分担などチームワークが必要な部分はありますが、仕事自体は1人で行うことが多いので黙々と作業できる方におすすめです。
清掃業を行う施設には、以下のようなものが挙げられます。
- 商業施設
- オフィス
- 医療機関
- ホテル
- 駅や電車内
- イベント会場 など
未経験者を募集している企業が多く、シニア世代が採用されやすい点がメリットです。一方で、清掃用具を移動させたり中腰で長時間作業を行ったりと、体力が必要な点をマイナスに感じるシニア世代がいるのも事実です。
そのため、体力に自信がない方や腰痛に悩んでいる方にはおすすめできません。「掃除が好き」といった理由で清掃業を探している場合は、一般宅の掃除を行う「家事代行スタッフ」を検討してみると良いでしょう。
6. 軽作業
工場や倉庫での軽作業は、力仕事が少なくシニア世代の女性でも働きやすい仕事です。軽作業には、以下のような仕事があります。
- 段ボールの組み立て
- シール貼り
- 梱包
- 商品の検品
- 仕分け
- 品出し(ピッキング) など
1人で黙々と作業するのが好きな方や、人との関わりが少ない職場を希望している方におすすめの仕事です。軽作業の求人は、派遣会社で多く取り扱われています。
「体験してみたい」という方は、派遣会社に登録して1日だけ働いてみるのも良いでしょう。
7. コールセンター
コールセンターは、電話対応がメインの仕事です。そのため、人の話を聞くのが好きな方やコミュニケーションに自信がある方におすすめの仕事と言えます。
コールセンターの仕事には、以下のようなものが挙げられます。
- 通販の注文を受ける
- 宿泊施設の予約を受ける
- クレジットカードの手続き
- 商品の問い合わせやクレーム対応 など
デスクワークなので、体力に自信のない方でも長く続けられるのがメリットです。一方で、クレームを聞く機会が多く「精神的にキツイ」と感じる方がいるのも事実です。
「落ち込みやすい」「嫌な気持ちを引きずってしまう」という方には、おすすめしません。仕事の悩みをプライベートに持ち込まない方や、気持ちの切り替えが上手い方に向いている仕事と言えます。
8. 家事代行スタッフ
家事代行スタッフは、依頼主の自宅に訪問し家事を行う仕事です。働く時間を自由に選べる職場が多いので「家庭と両立したい」という方におすすめです。家事代行スタッフの仕事には、以下のようなものが挙げられます。
- 掃除
- 洗濯
- 料理
- 買い物
- 子どもの対応 など
家事代行を依頼される方の中には、仕事や子育てに忙しく時間がない方や病気や妊娠中で困っている方がいます。困っている方たちのサポートができる家事代行スタッフは、感謝される機会が多くやりがいを感じやすい仕事です。
「専業主婦だった自分にできる仕事がわからない」と悩まれている方は、子育てや主婦の経験が活かせる家事代行スタッフを検討してみてはいかがでしょうか。
おばあちゃんでもできる仕事の探し方3選
実は、シニア世代の就職支援サポートに力を入れている自治体や民間企業は多くあります。ここでは、シニア世代に向いている仕事の探し方を紹介します。
- 国や自治体の就職支援サービス
- シニア向けの求人サービス
- 知人の紹介・自分で見つける
それぞれの特徴を詳しく解説するので、ぜひ自分に合った方法を見つけてみてください。
1. 国や自治体の就職支援サービス
厚生労働省や都道府県などの自治体が運営する就職支援サービスは、以下のとおりです。
- ハローワーク
- 都道府県シニア就業センター
- シルバー人材センター など
まず、国が運営する就業支援サービスには「ハローワーク」があります。全国300ヵ所のハローワークには「生涯現役支援窓口」があり、シニア世代の就業をサポートする体制が整えられています。
ハローワークでは「職業訓練(ハロートレーニング)」を利用し、就職に必要な資格や知識を無料で学べるのが特徴です。
次に、都道府県が運営するサービスには「就職支援センター」があります。例えば、群馬県就職支援センターでは、就職だけではなく、起業や地域活動など様々な悩みを相談できます。
都道府県知事の指定を受けて運営する「シルバー人材センター」は各市町村に設置されており、仕事以外にボランティア活動にも力を入れているのが特徴です。
仕事に必要なスキルを身につけたい方は「ハローワーク」ボランティア活動にも興味がある方は「シルバー人材センター」など、目的に合わせて利用すると良いでしょう。
2. シニア向けの求人サービス
求人サイトには、50代以上を対象としたシニア世代特化型のサイトや転職エージェントがあります。シニア専門アドバイザーがいたり面接対策が受けられたりと、手厚いサポートを受けられるのが特徴です。中には「マンション管理員」や「農業」など、専門職に特化した求人サービスがあります。
専門職に特化した求人サービスでは、仕事説明会や就職相談会が開催されていたりスタッフのコミュニティがあったりと、働きやすい環境が整えられているのが特徴です。
本ブログを運営する「うぇるねす」では、マンション管理員の求人を専門に取り扱っています。うぇるねすでは、仕事をスタートする前に教育プログラムの受講や現地実習があり、誰でも安心して業務が開始できます。ご興味をお持ちの方は、ぜひ「うぇるねす」の仕事説明会に参加してみてください。
3. 知人の紹介・自分で見つける
シニア世代は、知人に仕事を紹介してもらうという選択肢があります。業務内容や職場の環境など、知人からリアルな情報を聞いてから仕事を始めることで「こんなはずではなかった」と後悔するリスクが減らせます。
楽しそうに仕事の話をする知人がいたら、求人が出ていないか聞いてみると良いでしょう。また、お店や施設など街でイキイキと働いているシニアを見かけたら、思い切って募集していないか聞いてみるのもおすすめです。
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