【結論】仕事がないはウソ!70歳以上でも働ける女性におすすめの仕事10選を紹介
「70歳以上になると仕事がなくなると聞いて不安」
「体が動くうちは働きたいけど、どんな仕事ができるのかわからない」
「70歳以上におすすめの働き方が知りたい」
70歳を過ぎてからも、元気なうちは仕事をしたいと考える方が増えてきています。65歳を超えると、多くの方が今まで勤務していた会社から離れることになるので、働きたい方は新しい仕事を探す必要があります。
しかし、70歳になると仕事がないと聞いて、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 70歳以降の働き方
- 70歳でもできる仕事
- 仕事を探す方法
70歳になってからでもご自身に合った仕事に取り組めるように、定年がない働き方に加えておすすめの職種も紹介します。生涯現役で活躍したいという方は必読の内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
70歳以上の仕事をする人は増えている
70歳以上で仕事をする人は、徐々に増えてきています。以下の画像は、総務省が発表している高齢者の就業率を表すグラフです。
引用元:総務省統計局|統計トピックスNo.121 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで- 2.高齢者の就業
グラフから分かるように、2018年になると70〜74歳の就業率は3割を超えるようになりました。75歳以上の就業率は1割を下回ってはいますが、年々増加してきています。
そのため、70歳になったら仕事がなくなるとは言えません。就業率が高まってきているので、今後はさらに働きやすくなると考えられます。
70歳以上の定年がない2つの働き方
日本では、約8割の企業が60歳を定年としています。そのため、70歳になってから仕事を探すなら、定年がない働き方を選択しましょう。
- パートタイム労働者
- 個人事業主
それぞれの特徴を解説するので、仕事を探す際の参考にしてみてください。
1. パートタイム労働者
パートタイム労働者は、1週間の所定労働時間がフルタイム正社員よりも短い労働者のことで、一般的に「パート」と呼ばれています。
長時間勤務する必要がないため、体力の低下が気になる70歳以上でも働きやすいでしょう。正社員と違って定年がないケースが多いので、70歳以上の方でも応募できる求人が多数公開されています。
また、雇用再作法により定年が決まっているなどの特別なケースを除き、企業は選考時に年齢制限ができなくなっています。つまり、選考の合否に年齢は関係しないということです。
70歳以上の方でも求人に応募すれば、若い年代の方と同様の機会が与えられるので、不安に感じる必要はありません。70歳になってから仕事を探すなら、パートタイム労働者が第一選択になるでしょう。
2. 個人事業主
個人事業主は、企業と業務委託契約を結んで仕事を受注します。企業に雇われないという点が、パートタイム労働者とは異なります。
確実に収入が得られる働き方ではありませんが、定年を気にする必要がなく、好きなことを仕事にできるのが魅力です。また、個人事業主になると仕事をする場所や時間を好きなように決められるので、ご自身のペースで働けるでしょう。
70代は体の衰えが気になる年代なので、長時間の勤務が難しい方もいらっしゃいます。個人事業主なら仕事量を調整できるので、無理のない範囲で継続的に仕事ができるでしょう。
70歳でも働ける女性の仕事7選
ここでは、70歳でも取り組みやすい仕事を7つに厳選して紹介します。
- マンション管理員
- 清掃
- 警備
- 販売・接客
- 調理補助
- 軽作業
- 講師
それぞれ解説するので、ご自身にはどの仕事が合っているかイメージしてみてください。
1. マンション管理員
マンションの管理員は、シニア層に人気の仕事です。居住者と管理会社とのパイプとなる存在で、主に以下のような業務にあたります。
- 敷地内の清掃
- 設備の点検
- 訪問客や業者の対応
- お知らせ掲示・投函
- 管理会社への報告
- トラブルの状況把握
重いものを運ぶなどの筋力が必要な仕事が少ないため、体力に自信がない方でも働きやすいです。1日3時間程度の短時間勤務を条件とした求人もあるので、プライベートの時間を大切にしたいという方にも向いています。
マンションの管理員は、特別なスキルや資格がなくてもできる仕事です。特別なスキルが必要な業務は少ないので、未経験でも取り組みやすい仕事と言えます。
また、本ブログを運営する株式会社うぇるねすで働く現役の管理員からは「老化防止になる」という声が届いています。70歳になってからでも元気に毎日を過ごしたいという方は、マンションの管理員を検討してみましょう。
マンション管理員に関する具体的な仕事内容は、関連記事の「【徹底解説】マンション管理員(管理人)の7つの仕事と勤務形態【求人情報あり】」にて解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。
2. 清掃
清掃員はきれい好きな方におすすめの仕事で、主に以下のような建物の敷地内を清掃します。
- マンション
- ホテル
- オフィスビル
- 商業施設
掃除が必要な施設は日本全国に多数存在するので、どこにお住まいの方でも求人が探しやすいです。特別なスキルや資格は不要なので、未経験の方でも採用されやすいでしょう。
また、シニア層の方が活躍している仕事なので、同年代の友人を作ることも可能です。「普段の生活で孤独を感じている」「世間話ができるような友人がほしい」という方は、清掃員を検討してみてはいかがでしょうか。
清掃の仕事の特徴について詳しくは、関連記事の「【必見】60才から始める清掃の仕事の特徴4選!メリット・デメリットも紹介」にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
3. 警備
警備は、男性に人気がある仕事です。施設の警備と交通誘導が主な業務で、どちらか一方の従事者を募集している求人もあります。
施設の警備は、敷地内を巡回したり出入口付近で立ったりして、異常がないか確認するのが仕事です。交通誘導は主に工事現場や施設の駐車場で、安全かつスムーズな交通を維持する役割があります。
野外での立ち仕事が多い職種ではありますが、資格なしで働けるだけでなく難しい業務がないのがメリットです。シニア層が活躍している仕事なので、70歳以上でも採用されやすいでしょう。
4. 販売・接客
販売や接客は、求人の数が非常に多いです。商業施設や飲食店など、販売・接客の従事者のニーズが全国各地にあるので、ご自身が希望する地域で働きやすいでしょう。
近頃は、コンビニやファミリーレストランなどでのシニア層の採用が増加しています。業務中は立っていることが多く、体力が必要ではありますが、人と関わる仕事がしたいなら販売や接客がおすすめです。
ちなみに、販売・接客は人と関わる仕事なので、近所の店舗で働いていると知人に会う可能性があります。近所の住民に会いたくないなら、少し離れたところで働くようにしましょう。
5. 調理補助
調理補助は、主に以下のような場所で取り組む仕事です。
- 飲食店
- 学生食堂
- 社員食堂
- ホテル
- 病院
実際の調理はほとんど行わず、食材の下ごしらえやお皿の準備などをおこないます。また、勤務地によりますが、配膳や食器の洗浄をすることもあります。
調理補助は資格不要で難しい業務がないので、未経験の方でも取り組みやすいです。特に普段から料理をしている方は、早く仕事が覚えられるでしょう。
6. 軽作業
軽作業は、主に工場や倉庫などで以下のような業務にあたります。
- 検品
- ピッキング
- 梱包
- 仕分け
- シール貼り
簡単な業務が多いので、未経験の方でも問題なく働けます。一方で、同じような作業を繰り返すことが多いため、向き不向きが別れる点が要注意です。
単純作業を繰り返すことが苦にならない方は、軽作業に向いている可能性があります。単発の求人もあるので、続けられるか不安な方は体験してみてもよいでしょう。
7. 講師
講師として、得意分野を教えることを仕事にする選択肢もあります。例えば、以下のようなスキルがある方は、講師を検討してみてはいかがでしょうか。
- 書道
- 手芸
- 絵画
- 英語
- ピアノ
好きなことを仕事にできるので、楽しみながら働けるでしょう。しかし、確実に収入を得られる働き方ではないのが難点です。
70歳になってから講師を目指すなら、老後資金に余裕がある場合におすすめです。一方で、体力や時間があるなら、他の仕事をしながら講師を目指すのもよいでしょう。
70歳以上の女性が働ける仕事の特徴3選
70歳以上の女性が働ける仕事には、いくつかの共通する特徴があります。厚生労働省の調査によると、70歳以上の就業者数は年々増加傾向にあり、特に女性の就業率が伸びています。ここでは、70歳以上の女性が働ける仕事の特徴を3つ紹介します。
- 柔軟な勤務時間
- 家庭でのスキルを活かせる
- 社会的なつながりの促進
これらの特徴に当てはまる求人を探せば、自分に合った仕事を見つけやすくなるでしょう。
1. 柔軟な勤務時間
シニア層の求人では、勤務時間を柔軟に選べる職場が多く存在します。体力や健康状態は個人差が大きいため、無理なく働き続けるためには柔軟な勤務時間が重要です。例えば「1日4時間程度の短時間勤務」や「週3日程度の勤務」など、体力に合わせた働き方を選べる職場が増えています。
また、多くのシニア層は家族の介護や孫の世話など、家庭での役割も担っています。柔軟な勤務時間制度により、これらの責任と仕事を両立させやすい環境が整うでしょう。特に「午前中だけの勤務」や「学校行事に合わせた休暇取得」など、ライフスタイルに応じた働き方が可能な職場も多く見られます。
このような柔軟な勤務体制は、70歳以上の女性が長く働き続けるための重要な要素となっています。体調管理や家庭との両立を図りながら、無理のないペースで働くことができるため、職場での活躍の機会が広がっているのです。
2. 家庭での経験やスキルを活かせる
長年の家庭生活で培った経験やスキルを活かせれば、スムーズに仕事を始められるでしょう。例えば、調理や掃除・洗濯といった家事のスキルは、家事代行サービスや調理補助の仕事で高く評価されます。
細やかな気配りや効率的な作業手順など、家庭で身についた技術は実践的なスキルとして重宝されています。また、家族とのコミュニケーションで身についた対人スキルは、接客業や介護職で活かすことが可能です。
特に高齢者施設では、利用者と同世代の職員が増えることで、より良好なコミュニケーションが図れるでしょう。年齢を重ねた方ならではの、温かみのある接し方や、相手の気持ちに寄り添える能力が求められています。
さらに家庭で培った危機管理能力や問題解決力は、様々な職種で活かせます。長年の経験から得た知恵を、予期せぬトラブルへの対応や効率的な業務改善に役立てている方は多いです。
3. 社会的なつながりの促進
総務省の統計によると日本の高齢化率は年々上昇しており、それに伴い高齢者向けサービスの需要も増加しています。特に介護や医療関連の職種では、シニア層の採用を積極的に行っている状況です。
また、マンション管理の分野でもシニア層の需要は高まっています。国土交通省の調査では、マンションストック数は700万戸を超え、管理員の需要は年々増加傾向です。特に都市部でマンションが増加しており、シニア層の管理員が重宝されています。
シニア層の管理員は、居住者とのコミュニケーションが円滑で、長期的に安定して働けると評価されています。同世代の居住者との円滑なコミュニケーションや、豊富な生活経験を活かした丁寧な対応が、マンション管理員の素養として求められているからです。
このように高齢化社会の進展に伴い、70歳以上の女性が活躍できる職場は着実に増加しています。特に、経験や年齢を強みとして活かせる職種では、安定した雇用機会が提供されています。
70歳以降の女性が働く3つのメリット
内閣府の調査によると、働いている60歳以上の方の9割近くが70歳以上まで働きたいと考えています。ここでは、70歳以降の女性が働くことで得られるメリットを紹介します。
- 経済的安定
- 健康の維持
- 燃え尽き症候群の予防
これらのメリットを知ることで働くことへの不安が解消され、より前向きな気持ちで仕事に取り組めるでしょう。
参照元:内閣府| 令和2年版高齢社会白書
1. 経済的安定
高齢者が働くことで、年金だけでは賄えない生活費を補うことができます。特に年金の受給額が低い場合や、生活費が増加している状況では、働くことによって安定した収入を得ることが重要です。
厚生労働省のデータによると、65歳以上の女性の平均年収は男性よりも低く、経済的な不安を抱えるケースが多いため、働くことでその不安を軽減できます。働くことで得られる収入は、年金と合わせて生活を支える重要な資金となります。
年金をもらいながら働く方法については、関連記事の「【最新版】年金をもらいながら働く方法3選!いくらまで稼げるか分かりやすく解説」にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 健康の維持
70歳以降も働くことは、心身の健康維持に効果があります。特に定期的な外出や他者との交流は、心身の活性化につながります。
清掃や軽作業など適度な身体活動を伴う仕事は、運動不足の解消につながるのでおすすめです。また、規則正しい生活リズムが維持できることで、生活習慣病の予防にも効果があるとされています。
さらに、定期的な健康診断の機会があることで、早期に健康上の問題を発見できます。このように、働くことは単なる収入を得る手段だけでなく、健康的な生活を送るための重要な要素となっています。適度な運動と規則正しい生活習慣を保つことで、より長く健康的な生活を送ることが可能です。
3. 燃え尽き症候群の予防
仕事を持つことは、精神的な健康を保つ上で重要な役割を果たします。特に職場での人間関係は、新しい社会的なつながりを生み出す機会となります。同世代との交流や、若い世代との関わりは孤独感の解消に効果的です。
また、仕事を通じて得られる達成感は、自己肯定感の向上につながります。厚生労働省の調査によると、65 歳以上の就労者は「主観的健康感」「精神的健康」「高次生活機能」の 3 つの指標のいずれにおいても、働いていない方より良好な状態であることが明らかになっています。
さらに、新しいスキルを学ぶ機会があることで知的好奇心が刺激され、認知機能の維持にも効果があるでしょう。仕事を通じて新しい発見や学びがあることで、日々の生活に張りが生まれ、より充実した毎日を送ることが可能です。
働くことは社会とのつながりを保ち、精神的な健康を維持する上で重要な役割を果たしています。
参照元:日本労務学会誌|高齢者の就労と生きがいに関する研究の現状と課題
70歳以降の女性が仕事を探す方法4選
70歳になってから仕事を探すなら、以下の4つの方法があります。
- ハローワーク
- シルバー人材センター
- 転職サービス
- 知人の紹介
それぞれ特徴が異なるため、仕事を探す際は複数を組み合わせるのがおすすめです。順番に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. ハローワーク
ハローワークは厚生労働省が運営する機関で、無料で利用できます。日本全国に設置されているので、どの地域にお住まいの方でも利用可能です。
ハローワークの利用可能時間(開庁時間)は、原則平日の8時30分から17時15分までです。地元の求人情報が豊富なので、自宅から近いエリアで働きたい方は利用してみましょう。
全国300ヵ所のハローワークには、働きたいシニアをサポートするための「生涯現役支援窓口」が設置されています。65歳以上の方を重点的に支援しているので、70代の方も手厚いサポートが受けられるでしょう。
生涯現役支援窓口では、シニアの採用に意欲的な企業の求人を紹介してもらえます。履歴書の書き方や面接の受け方なども教えてもらえるので、採用される確率を上げたいという方は利用してみてはいかがでしょうか。
2. シルバー人材センター
シルバー人材センターは、高い年齢層の方に向けて仕事を紹介している組織です。都道府県知事の指定を受けた公益社団法人なので、安心して利用できます。
60歳以上の方に向けて簡単な仕事を紹介しているため、70代でも働きやすい環境を提供してもらえるでしょう。ただし、シニアが仕事を通して生きがいを感じることが目的なので、高い収入は得られない場合があります。
また、臨時的かつ短期的な仕事も多いので、同じ勤務地で長く働きたいと考えている方には不向きでしょう。そのため、シルバー人材センターは収入よりも、さまざまな人と関わりたいという方におすすめです。
3. 転職サービス
転職サービスでは、会員登録をするとアドバイザーに相談できたり求人を紹介してもらえたりします。選考時もサポートしてもらえることがあるので、1人で仕事を探すよりも採用率が高まるでしょう。
また、転職サイトから求人を探すことも可能です。「マイナビミドルシニア」「Indeed(インディード)」などのサイトでは、70代でも応募可能な求人を掲載しています。
求人は掲載期限が設けられているので、応募が遅れると募集が終了してしまいます。再掲載されない可能性があるので、気になる求人があったら早めに応募しましょう。
4. 知人の紹介
仕事を探していることを知人に話していると、紹介してもらえる可能性があります。知人から仕事を紹介してもらう場合は、業務内容や職場の雰囲気を詳しく聞けるのがメリットです。
一方で、採用されてから場の雰囲気や仕事内容が自分に合わないと感じたときに、後ろめたさを感じることも。仕事を始めてから後悔しないためにも、安易に飛びつくのではなく、慎重に判断するのがおすすめです。
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