【解決策】マンション管理員(管理人)の面接で落ちた理由5選【アピールするべきスキルを紹介】
「マンション管理人の面接に落ちた」
「何度面接を受けても採用されなくて悩んでいる」
「アピールすべきスキルがあれば教えて欲しい」
セカンドキャリアとして、マンション管理員はシニア層から人気があります。しかし人気があるだけに応募が多く、なかなか面接に通らない方もいるのが現状です。そのため「面接に落ちる原因と対策が知りたい」と考える方はいるのではないでしょうか。
15年間で数多くの方を面接し、これまで1,700名ものマンション管理員を現場へ送り出してきた株式会社うぇるねすが、以下の点について解説します。
- マンション管理員の面接に落ちる理由
- 面接対策で使えるスキル
- 採用確率を高める資格
マンション管理員に求められる点と、面接でアピールできるスキルを厳選して紹介します。マンション管理員の面接は何度でもチャレンジできますので、ぜひ参考にしてみてください。
【心配無用】マンション管理員(管理人)の面接で落ちることは誰にでもある
マンション管理員は定年退職後の仕事として人気があるため、面接で落ちることはよくあります。マンション管理会社にもよりますが、内定率は50%程度と言われています。年々、定年退職後も働く人は増加しており、人気があるマンション管理員の競争率は高い傾向です。
また1つのマンションに管理員は1名のみであることが多く、倍率は高くなる傾向があります。しかし、諦める必要はありません。中高年層を求めているマンション管理会社は多いです。そのためマンション管理会社では、常に管理員の募集を行っています。
【実録】マンション管理員(管理人)の面接で落ちた理由5選
「なぜ落とされたのだろう」と不採用になった理由を知りたい方は、多いのではないでしょうか。ここでは、マンション管理員の面接で落ちた理由について解説します。
- 他の人に採用が決まっていた
- 求める人物像に合わない
- 適性がないと判断される
- 長続きしないと思われる
- パソコンの操作に不安がある
思い当たる点がないか確認して、次に備えましょう。
1. 他の人に採用が決まっていた
面接で落ちるよくある理由の1つは「他の人に採用が既に決まっていた」です。一般的には採用する企業側で、応募した順に複数の面接予定を組みます。
そのため、自分の面接より前に良い人が見つかっているケースがあります。その場合でも、企業はより良い人材を求めて予定されていた面接を消化しますが、採用される可能性は少ないです。
1つの求人に採用されるのは1名であるため、面接のタイミングも重要です。新しい求人には、できる限り早く応募することをおすすめします。
2. 求める人物像に合わない
マンション管理会社が求める人物像に合わないと、面接では落ちてしまうでしょう。企業は採用活動において「価値観が合うこと」を重視しています。なぜなら、企業風土に合わない人を採用するとトラブルの原因になる可能性が高いからです。
求める人物像や企業理念などは、応募先企業のホームページに記載されているケースが多いです。応募するマンション管理会社の価値観を確認してから、面接に臨むと良いでしょう。
3. 適性がないと判断される
マンション管理員の適性がないと判断されると、面接で落ちる可能性が高いです。マンション管理員で最も大切なことは、居住者と円滑なコミュニケーションが取れることです。管理員は人と接する機会が多く、居住者や点検業者への適切な対応が求められます。
また管理員の業務には清掃があったり、多量の書類を扱ったりします。そのため「几帳面な性格でない」と判断されると、採用されないケースがあります。
4. 長続きしないと思われる
すぐに辞めてしまいそうと判断されると、採用されるのは難しいです。短期間に転職を繰り返した経歴があると、面接で落とされるかもしれません。採用するにはコストがかかるため「できるだけ長く働いてくれる人を雇用したい」とマンション管理会社は考えています。
また、志望動機の答え方も大切です。意欲が感じられない返答だったり、前職の悪い点ばかりを話したりすると、お客様とトラブルを起こしそうだと敬遠されるかもしれません。採用する側の立場に立って「どんな人が好まれるか」を考えて、回答すると良いでしょう。
5. パソコンの操作に不安がある
マンション管理員の業務にはパソコンを使う場面があり、全く操作ができないと面接で落ちることがあります。管理会社の担当者や管理組合の役員への報告は、メールを使って行うことが多いです。また点検日程や居住者への注意喚起の書類をエクセルやワードで作成し、掲示することがあります。
パソコンに詳しくなる必要はありませんが、文字入力などの基本的な操作は求められるケースが多いです。パソコンが苦手な方は、応募前に学習してみてはいかがでしょうか。ハローワークでは、職業訓練としてパソコンが学べるコースを設置しています。
参照元:厚生労働省 東京労働局|ハロートレーニング(職業訓練)について
マンション管理員(管理人)の面接対策でアピールするべきスキル5選
面接で採用確率を上げる方法を、知りたいという方は多いでしょう。。ここでは、マンション管理員の面接の際にアピールできる5つのスキルを解説します。
- コミュニケーションスキル
- 地味な作業を着実にできる力
- 問題解決能力
- 情報を漏らさない責任感
- 最低限のパソコンスキル
マンション管理員として即戦力になれるスキルを厳選して紹介しますので、ぜひご確認ください。
1. コミュニケーションスキル
マンション管理員にとって、コミュニケーションスキルはとても重要です。時には苦情を言われることがありますが、居住者の話を聞いて対処できる能力が管理員には求められます。
また仕事をスムーズに進めるためには、居住者との信頼関係が欠かせません。普段から積極的に挨拶して、コミュニケーションを取ることは重要です。営業や接客での実務経験があれば、面接時にアピールしてみましょう。
2. 地味な作業を着実にできる力
目立たない仕事を着実にこなす力が、マンション管理員には必要です。清掃や巡回・点検など、マンションを維持していくためには大切な業務ですが、目立つことはなく、どちらかと言えば裏方の仕事です。
目に見えて成果が出る派手な仕事ではありませんが、評価してくれる方はいます。経理や財務など目立たないが重要な仕事に就いた経験がある方は、アピールしてみましょう。
3. 問題解決能力
マンション管理員には、居住者からの依頼に対応する力が求められます。問題解決の際は、ご自身で対応することもあれば、管理会社や管理組合に判断を委ねることもあります。
「子どもが駐車場を走り回って危ないから注意してほしい」などであれば、管理員自身が対応するでしょう。一方でマンション全体のルールに関わるような問題であれば、管理会社や管理組合に相談します。
「これくらいなら報告しなくて良いだろう」と思うような相談などがあるかもしれません。しかし、安易な対応によって後に大きなトラブルに発展するケースもあります。自分で解決できる内容と報告すべき事象を判断できる力が、管理員には必要です。
4. 情報を漏らさない責任感
マンション管理員には、情報を漏洩させない責任感が欠かせません。管理員の業務は、居住者の名前や電話番号といった個人情報を扱います。
マンション管理会社に入社する際に、個人情報を漏らさないという誓約文を取り交わします。もし居住者の個人情報が漏洩し被害に遭ってしまうと、マンション管理会社だけではなくご自身にも責任が及ぼかもしません。
「101号室の〇〇さんの連絡先、教えて」と居住者から言われても決して教えてはいけません。また居住者と親しくなっても、隣人の家族構成など話さないように注意しましょう。
5. 最低限のパソコンスキル
マンション管理員には、最低限のパソコンスキルが必要です。マンション管理会社の担当者や管理組合の役員への報告は、メールを使うことが多いです。また年末年始の休暇日程やゴミ置き場の利用時間についてなど、居住者へのお知らせにエクセルやワードを使って書類を作成して掲示します。
パソコンスキルといっても、文字が打ててコピー機で印刷できるレベルで問題ありません。マンション管理員には、最低限のパソコンスキルが必要だと認識しておきましょう。
マンション管理員(管理人)の採用確率を高める資格
マンション管理員に応募するのに、特別な資格は必要ありません。しかし、資格を持っているとマンション管理会社から評価されやすく、採用確率がアップします。
ここでは、マンション管理員の面接の際にアピールできる資格を紹介します。
- マンション管理員検定
- 管理業務主任者
- マンション管理士
他にも管理員におすすめの資格があるので、関連記事の「【2022年最新】マンション管理員(管理人)におすすめの資格7選!取得のメリットも紹介」もぜひご覧ください。
1. マンション管理員検定
マンション管理員検定では、即戦力となれる実務を学べます。学習内容は、以下のようなものが挙げられます。
- マンション管理総論
- 管理組合の運営について
- 管理組合のトラブルと対策
- 建物の劣化状況の確認方法
- 設備点検の方法
- 管理員業務(受付・点検・清掃・マナー など)
- マンション標準管理規約 など
資格の勉強を通して管理員業務の全容を学習できるので、未経験から始める方にはおすすめです。業務内容以外にも健康管理やクレームを受けたときのメンタルケアも学習できます。
例年3月と9月に試験があり、合格率は6割程度です。マンション管理員検定を取得していれば、仕事内容を理解していると面接でアピールでき、自信を持って臨めます。
参照元:マンション管理員検定
2. 管理業務主任者
管理業務主任者は、管理会社の担当者が管理組合へ重要事項の説明や事務報告をする際に、証明書の提示が義務付けられている資格です。管理員の業務には直接関わりはありませんが、管理業務への習熟度をアピールできます。
管理業務主任者の合格率は20%程度で、学習時間の目安は300〜400時間と言われています。管理会社の担当者の仕事を理解することで、やり取りがスムーズになるでしょう。管理会社によっては、資格手当が出る場合があります。
3. マンション管理士
マンション管理士とは、建物の維持や管理のために管理組合などへアドバイスができる国家資格です。試験内容が管理業務主任者と共通する部分が多いため、同年に2つとも受験し合格が狙えます。
マンション管理士は、合格率が10%未満の難関国家資格の1つです。試験を受ける人の多くが40・50代ですが、中高年層も受験者数が多めで人気の資格と言えます。マンション管理士として登録すれば独立が可能で、行政書士や土地家屋調査士を取得して開業するケースも多いようです。
マンション管理員(管理人)にはシニアが求められている
社会経験が長いシニア層はマンション生活で起こる問題への対応力が高く、多くの管理会社は中高年をメインに募集しています。
全国には約10万人のマンション管理員がおり、多くがシニア層です。うぇるねすで働く管理員の多くもシニア層で、平均年齢は男性が69歳、女性は61歳です。
マンション管理員は、居住者に貢献できるやりがいのある仕事です。管理員として働く意欲の高い方なら、求められる職場に出会えるでしょう。ぜひ応募を続けてみてください。
【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています
本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。
うぇるねすで働くマンションサポーターには定年がありません。「時間や場所に縛られない、自分で自由に選べる働き方」が実現できます。
実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。
- 社会との繋がりができて感謝されるのが嬉しい
- 働く日程・時間が選べるのでゆとりや余裕が出来た
- 適度な運動になるので仕事の次の日は体が軽い
- 色々な街に行けて旅行気分が味わえる
少しでもうぇるねすの仕事に興味を持たれた方は、以下のボタンから詳しい業務内容をご覧ください。