【徹底解説】マンション管理員(管理人)の6つの実態【仕事内容と勤務体系を紹介】

マンション管理員の実態
「マンションの管理人に興味があるけど、きつい仕事という印象があり不安」
「マンションの管理人って女性でもなれるの?」
「管理人はどのくらい給料がもらえるのか気になる」

マンション管理員はどなたでも応募でき、定年退職後の仕事として多くのシニアが従事しています。一方で「クレームが多そう」「いつも掃除している」など、さまざまなイメージを持っているのではないでしょうか。そこでこの記事では、以下の点について解説します。

  • マンション管理員の実態
  • マンション管理員の仕事内容
  • マンション管理員の勤務体系

マンション管理員の本当の姿を詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

マンション管理員(管理人)の6つの実態

マンション管理員の実態マンション管理員の仕事について、具体的なイメージがわかない方がいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、マンション管理員の6つの実態について解説します。

  1. きつい仕事ではない
  2. 資格の取得は必須ではない
  3. 定年後の仕事として人気がある
  4. 女性のニーズが増えている
  5. 定年がない働き方がある
  6. 住み込み管理員は減少傾向

管理員の仕事の実情が分かる内容ですので、ぜひご覧ください。

1. きつい仕事ではない

事実として、マンション管理員はきつい仕事ではありません。1日中清掃をする訳ではなく、巡回や受付をしてる時間が長いです。比較的体力を使うことがなく、男性に比べて筋力の弱い女性もマンション管理員になれます。

またマンション管理員は1人で働くことが多く、職場の人間関係のストレスが少ないと言えます。マンション管理員がきついというイメージは、実態と異なる部分が多いでしょう。

管理員がきついという意見については、関連記事の「【これで解決】マンション管理員(管理人)がきついと言われる2つの理由!仕事を楽にする方法も紹介」にて詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

2. 資格の取得は必須ではない

管理員になるのに、マンション管理士のような資格は必要ありません不動産関連の仕事に従事した経験がなくても、マンション管理員になれます。男性でも女性でも、マンション管理員に応募可能です。

ただし、資格の取得自体が無駄である訳ではありません。資格を取得していると仕事の知識があると企業から評価されやすく、採用率が高まる場合があります。

マンション管理員の資格については、関連記事の「【2022年最新】マンション管理員(管理人)におすすめの資格7選!取得のメリットも紹介」にて詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

3. 定年後の仕事として人気がある

定年退職後の仕事として、マンション管理員は人気がありますマンションには幅広い世代が暮らしており、管理員には居住者からの相談が寄せられます。様々な要望に柔軟に対応できるのは、人生経験が豊かな中高年層です。

多くのシニア層がマンション管理員として働いています。マンション管理業協会の調査によると、管理員の年齢層で1番多いのは65〜69歳です。男性管理員に限って言えば、ほとんどが60歳以上です。

多くのマンション管理会社がシニア層の募集をしているので、定年後の仕事として管理員を検討してみてはいかがでしょうか。

参照元:マンション管理業協会|「現場従業員の雇用の実態に関する調査」結果について

4. 女性のニーズが増えている

マンション管理員の実態として、女性のニーズが増えています。女性は細かいところまで目が行き届きやすく、清掃が丁寧だと居住者から支持されています。女性は柔らかい対応で「話しかけやすい」「悩みを相談しやすい」と好感を持たれやすいです。

また、都市部を中心に女性用マンションが増加しており、そこでは女性の管理員が求められています

女性管理員については、関連記事に「【必見】マンション管理員(管理人)は女性でもなれる!5つのメリットや向いている人の特徴を分かりやすく解説」にて詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

5. 定年がない働き方がある

マンション管理員には、定年がなく「希望する時期まで働く」という選択ができます。定年がない働き方をしたいのなら、業務委託がおすすめです

業務委託は個人事業主として仕事を受けるため、ご自身の事情に合わせた働き方が可能です。実際に本ブログを運営する「株式会社うぇるねす」には、定年がありません。

うぇるねすでは多くのシニア層が活躍しており、最高齢は男性が90歳、女性が84歳です。うぇるねすで働く現役管理員からは「日程が選べてゆとりができた」「定年が無いのが良かった」といった声が寄せられています。

管理員の定年については、関連記事の「【事実】マンション管理員(管理人)に定年はない!仕事内容とおすすめな理由を紹介」にて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

6. 住み込み管理員は減少傾向

マンション管理員の実態として、住み込み方式の減少が挙げられます。マンション管理会社は人材の確保が難しいため、住み込み方式の継続に消極的です。

住込みであれば「上の階の人が大きな声で騒いでいて眠れないから注意して欲しい」「洗面台の天井から漏水しているからみて欲しい」と居住者から依頼があれば、勤務時間外でも対応せざるを得ないでしょう。

時間外の対応は残業になるので、管理会社のコスト負担が増えます。また、ライフスタイルが限定されるため、募集をかけても応募が集まりにくくなっているようです。管理会社も応募者も住み込み管理員には、積極的ではないと認識しておきましょう。

マンション管理員(管理人)の仕事内容

管理員の仕事内容マンション管理員といえば、いつも受付で座っている印象を持つ方は多いです。しかし、仕事内容を詳しく知っている方は多くはないのではないでしょうか。ここでは、マンション管理員の仕事内容について解説します。

  1. 点検
  2. 立ち会い
  3. 清掃
  4. 受付
  5. 鍵の管理
  6. 報告
  7. 居住者とのコミュニケーション

マンション管理員の実態を知るために必読の内容ですので、1つずつ確認していきましょう。

1. 点検

マンション内を巡回し、設備が正常に作動するか壁に亀裂がないか目視確認するのが点検です。例えば、エレベーターの開閉時の異音を発見した場合、早急に業者へ連絡しましょう。

その他にも、廊下の天井にできた蜘蛛の巣を取ったり、照明が切れていれば蛍光灯を取り替えたりします。定期的に管理員がマンション内を点検のため巡回していれば、不審者の立ち入りも牽制できるため居住者に安心感を与えるでしょう。

2. 立ち会い

ゴミ収集や建物内の工事作業に立ち会うのも、マンション管理員の仕事です。作業時に廊下やゴミ置き場などが、汚されたり傷つけられたりしていないか確認するのが目的の1つです。

居住者の入退去に伴う引越しの際、廊下やエレベーター内を傷つけないためにブルーシートなどで保護するように指示したり、業者トラックの停車位置を指図したりします。

また廃棄物の回収に立ち会い、残っているものがないか確認し、ゴミ置き場の掃除を行います。ルールを無視したゴミの出し方は、他の居住者から指摘を受けやすいので、掲示板を使って注意喚起したり管理組合に相談したりして対応するのが良いでしょう。

3. 清掃

マンション内の階段や廊下を清掃するのは、管理員の大切な業務です。清掃が行き届いているマンションでは、入居者が気持ちよく過ごすことができ、管理会社に対する満足度が上がります

また比較的大きなマンションでは、管理員とは別に清掃員がいることがあります。清掃員がいる場合、管理員は清掃状況をチェックしたり、作業をサポートしたりすることが役割です。

マンションの清掃に特化した清掃員の仕事内容については、関連記事の「【完全版】マンション清掃員の3つの仕事内容!必要な能力から管理員との違いまで解説」にて詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

4. 受付

マンションには様々な目的の来客があるので、訪問内容を確認し適切に対応するのが管理員の仕事です。リフォームや介護に来た方には入館を許可し、チラシの配布や営業で訪問した方は丁寧に断ります。

また、定期点検に来た業者に共用部の鍵を貸し出したり目的の場所へ案内したりします。管理員がいることで不審者を入館させないようにできれば、マンションの防犯に貢献できるでしょう。

5. 鍵の管理

電気室や屋上などの鍵の保管や確認は、管理員の仕事です。住戸の鍵は管理の対象に含まれません。万が一紛失してしまったら、管理組合へ報告して管理会社の費用で鍵の全交換が必要になるケースがあります。

業者へ貸し出した際は、その日のうちに必ず返却してもらうようにしましょう。また、管理員自身が鍵を持ち帰ることは、絶対にしてはいけません。

6. 報告

管理組合の活動を居住者へ知らせることは、管理員にとって欠かせない業務です。理事長からのお知らせや総会資料を配付したり、定期点検の日程を掲示したりします。

また、マンションによっては管理員が理事会に出席し、前回から当日までに起こった特記事項を報告することがあります。地味な仕事ですが、管理員が担当する場合が多いので着実に行いましょう。

7. 居住者とのコミュニケーション

管理会社との雇用契約には記載がないかもしれませんが、仕事をする上で居住者との良好な関係は欠かせません。居住者との関係が良くないと、業務に支障がでる可能性があります。

一生懸命仕事しても感謝されることがなく、冷たい反応をされるとマンションへ行くのがストレスになるかもしれません。積極的にこちらから「おはようございます」と気持ちの良い挨拶をして良い関係を作るように努めると、スムーズに仕事ができるようになります。

マンション管理員(管理人)の勤務形態の実態

管理員の勤務形態マンション管理員には、複数の勤務スタイルがあります。ここでは、管理員の勤務形態を紹介します。

  1. 通勤管理員(管理人)の場合
  2. 住み込み管理員(管理人)の場合
  3. 巡回管理員(管理人)の場合
  4. 代行管理員(管理人)の場合

ご自身に合うのはどのスタイルか、確認しながらご覧ください。

1. 通勤管理員(管理人)の場合

通勤方式は、同じマンションに通って働く一般的な管理員のスタイルです。勤務時間は9時から17時までなど朝から夕方までで、平日5日働く場合が多いです。マンションによっては、午前中だけ勤務する場所があります。

基本的に終業時間になれば帰宅でき、特別な事情がない限り時間外の対応はありません正社員の募集は少なく、契約社員やアルバイトが多いです。給料は契約社員なら月に15万円ほど、アルバイトなら時給900円程度です。一般的な勤務スタイルなので、募集案件がたくさんあります。

2. 住み込み管理員(管理人)の場合

住み込み方式は、マンションの一室で暮らしながら管理員をする形です。単身や夫婦での募集があり、勤務先は分譲タイプだけではなく寮やリゾートマンションもあります。

通勤管理員と同じように、朝から夕方まで平日5日働く場合が多いです。残業はほとんどありませんが、居住者から突発的な依頼があれば時間外でも対応する場合があります。

正社員での募集は少なく契約社員の給料は夫婦で30万円ほどで、料理を提供する場合はもう少し高いようです。家賃や水道光熱費が無料になるケースが多く、引越し費用まで出してくれる管理会社もあります。

住み込み管理員については、関連記事の「【保存版】住み込みマンション管理員(管理人)の特徴7選!メリット・デメリットを紹介」にて詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

3. 巡回管理員(管理人)の場合

巡回方式は、特定のマンションには行かず、1日に複数の建物を訪問して一定時間その場で働くタイプです。比較的規模の小さいマンションで採用されています。朝から夕方まで平日5日の勤務が多く、残業が発生することは少ないです。

正社員の募集は少なく、契約社員やアルバイトが多いです。契約社員だと月給は15万円ほどで、様々な場所へ行くのが苦にならない方が向いています。

4. 代行管理員(管理人)の場合

代行方式は、通勤管理員が有休などで仕事ができない場合に代わりに働く形態です。ご自身の都合に合わせて勤務ができ、定年がないため希望する時期まで働けます

もし依頼がなければ他の仕事を掛け持ちすることが可能です。報酬は1回3,000〜7,000円ほどで、勤務日や時間に柔軟性を持たせて働きたいと考えている方におすすめです。

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