定年後のセカンドキャリアにむけて準備すること5選!考え方やおすすめの仕事を紹介

定年後のセカンドキャリアにむけて準備すること5選!考え方やおすすめの仕事を紹介

「セカンドキャリアに向けた準備は何から始めれば良いのかな?」
「定年後の仕事でどのくらい稼げば良いのか知りたい」
「自分が何歳まで働けるのか不安」

平均寿命や健康寿命が伸びる中、定年退職後も働く人が増えています。企業は努力目標として70歳まで雇用することを求められるなど、高齢者に長く働いてもらうために、社会全体で様々な取り組みが行われています。

一方で、定年退職を迎えた方の中は、自身のセカンドキャリアに不安にかかえている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では

  • セカンドキャリアにむけての準備
  • セカンドキャリアを考える際のポイント
  • セカンドキャリアでの働き方

について解説します。定年退職後の働き方に悩んでいる方にとって役立つ情報を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

定年後もセカンドキャリアとして働き続ける人は増えている

定年後もセカンドキャリアとして働き続ける人は増えている

セカンドキャリアとは「第二の人生における仕事」のことです。定年退職された方にとっては、以降の長くて20年程度の期間の仕事を指します。

近年は定年後に仕事を完全にやめる方は少なく、セカンドキャリアとして働き続けるケースが増えています。

令和3年度「高齢社会白書」によれば、60~64歳で働いている方は71.5%、65~69歳では50.3%です。つまり60代では、半数以上の方が働いていると言えます。

定年後の働き方については、関連記事の「【必見】セカンドキャリアの見つけ方5選!シニアの働き方や仕事の探し方を紹介」でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

定年後のセカンドキャリアにむけての準備すること5選

定年後のセカンドキャリアにむけての準備すること

定年後にセカンドキャリアとして働き続ける場合、どのような準備が必要なのでしょうか。こちらでは、セカンドキャリアに向けて準備することを以下の5点から解説します。

  1. 就業相談を利用する
  2. セミナー等へ参加する
  3. 人脈を広げる
  4. 資格取得など学習をする
  5. 健康的な体を作る

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 就業相談を利用する

セカンドキャリアで就く仕事を選択するための準備として、公的機関などが主催している「就業相談」を利用してみましょう。

定年退職者向けの就業相談は、全国に設置されているハローワークの窓口のほか、自治体の就労支援制度の利用が可能です

例えば、東京都では「東京しごとセンター」に、シニア向けの相談窓口を設けられています。公的機関の窓口は、仕事情報のほか、失業手当など各種支援制度の手続きの相談にものってもらえます。

2. セミナー等へ参加する

セカンドキャリアでの仕事探しには、就業相談だけでなくセミナーに参加しするのも良いでしょう。

定年退職者向けの就業セミナーには、ハローワークなどの公的機関や、転職支援を行っている民間企業が主催するものがあります。

セミナーでは、仕事を探す際の心構えやシニアを積極的に採用している業界情報など、セカンドキャリアを考える際に役立つ様々な情報が提供されています。

定年退職まで1つの会社で働いてきた方にとっては、自身の経験したことのない業界のことや転職について知れるなど、視野が広がる経験になることでしょう。

3. 人脈を広げる

定年退職後の仕事探しでは、人脈を広げておくことが大切です。独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によれば、65歳以上の方を新規に雇用した企業の約2割が、縁故での採用であったことがわかっています

以下の表は、年代別の採用経路の割合を示したものです。

55~59歳 60~64歳 65歳以上
ハローワーク 55.1% 49.1% 36.8%
求人誌等 33% 28% 26.7%
縁故 16.5% 19.9% 22.3%

縁故での採用は、55~59歳では16.5%ですが、65歳以上は22.3%となっており、年齢が上がるにつれ増加します。逆に、ハローワーク経由での採用は、年齢が上がるに連れて減少します。

定年後に仕事に就くには、親類や知人などの影響が強くなるため、人脈を広げておくよう心がけておきましょう。

4. 資格取得など学習をする

定年後の仕事に向けて、資格取得などの学習をすると良いでしょう。転職して新しい仕事に就く場合、これまでのキャリアでの経験だけに頼ることはできません。自ら積極的に新しい知識やスキルを学ぶことが求められます。

また、資格取得は給与など待遇面に大きく影響をします時給制の非正規雇用の仕事であっても、資格の有無で給与が変わることが多いです。

5. 健康的な体を作る

セカンドキャリアで長く働きたい方は、健康な体作りを心がけましょう。体力が極端にない、健康面に不安があるなどの場合、長く働くことは困難です

60歳を過ぎると、体の衰えは隠せません。「ウォーキングで体を動かす」「食生活を改善する」など、健康のために自身でできることは積極的に取り組むと良いでしょう。

定年後のセカンドキャリアを考える際の4つポイント

定年後のセカンドキャリアを考える際のポイント

セカンドキャリアでは「どのような仕事をするのか」「いつまで働くのか」など考えることが多くあります。こちらでは、セカンドキャリアを考える際のポイントとして、以下の4点について解説します。

  1. 必要な収入の目安を立てる
  2. 期間を区切って考える
  3. 働き方を考える
  4. 優先順位をつける

一つひとつ見ていきましょう。

1. 必要な収入の目安を立てる

定年後の生活で、必要な給与収入を計算しておくと良いでしょう。必要な収入は、毎月の支出から年金などを引いて計算します

以下の表は、令和3年総務省統計局「家計調査年報」の「世帯主が65歳以上の二人暮らし世帯」の収入と支出です。

収入 支出 収入-支出
勤労世帯 442,592円 340,589円 102,003円
非勤労世帯 247,768円 260,247円 -12,479円

表からは、給与収入のない「非勤労世帯」の場合、毎月約1万2千円の赤字となることがわかります。老後を仮に20年とすると「12,000円×12ヶ月×20年」で、合計288万円の赤字です。つまり、老後資金として288万円の収入が必要になります。

毎月の支出額や年金などによる収入額は、世帯によって異なります。ご自身が定年後に必要な収入額を、一度計算してみると良いでしょう。

2. 期間を区切って考える

定年後長く働きたい方は「70歳まで」「70歳以降」など、期間を区切って仕事を考えると良いでしょう仕事によっては年齢制限がある場合や、ご自身の体力の問題などがあります。

例えば、期間を区切って考えると「70歳まではフルタイムで少しでも多くお金を稼ぎ、それ以降は短時間勤務で働く」などのプランを考えられるでしょう。

60歳や65歳で定年を迎えた場合、平均寿命までは20年程度あります。長い定年後の期間を1つの仕事だけで考えるのではなく、期間を区切ってキャリアプランを立ててみるのがおすすめです。

3. 働き方を考える

シニア向けの仕事は、フルタイムで働く仕事のほか、週3日や1日5時間など、短時間での働き方が可能な仕事が数多くあります。

自身が希望する定年後の生活スタイルや体力に合わせて、フルタイムや短時間労働など、働き方を検討してみると良いでしょう

4. 優先順位をつける

定年後の生活では、必ずしも仕事を中心に置く必要はありません。経済面や自身の理想とする生活を考えた上で、定年後の時間で何を優先すべきか考えておくと良いでしょう

例えば「仕事だけでなく趣味の時間を大切にしたい」「少しでも収入を増やしたい」など、人によって優先順位は異なります。

必ずしも、すべてが理想通りの仕事を見つけられるとは限りません。定年後の過ごし方で大切にしたいことを、イメージしておきましょう。

定年後のセカンドキャリアの働き方3選

定年後のセカンドキャリアの働き方

定年後のセカンドキャリアの働き方には、様々な選択肢があります。こちらでは、セカンドキャリアにおける3つの働き方について解説します。

  1. フルタイムで働く
  2. パートタイムで働く
  3. 起業する

定年後のセカンドキャリアでの仕事については、女性向けには関連記事の「【保存版】60過ぎてもできる仕事5選!女性におすすめの働き方や定年のない求人を紹介」で詳しく解説しています。

また男性向けには、関連記事の「【2022年最新】男性が年をとってもできる仕事10選!シニア積極採用の業種や選び方を紹介」を参考にしてみてください。

1.フルタイムで働く

定年後にフルタイムで働き続けたい場合は「再雇用」または「再就職」の2つの選択肢があります

再雇用とは、定年前と同じ会社に雇用してもらい働く方法です。現在多くの会社では、定年で一度退職した方を、65~70歳まで新たな役職で再雇用する動きが広がっています。雇用形態の多くは非正規となりますが、慣れた会社で働き続けられることが大きなメリットです。

再就職は、定年後に就職活動をする必要がありますが、長く働ける仕事を見つけられる可能性があります。例えば介護業界では、70歳を超えてもフルタイムで働ける職場は少なくありません。

これから定年退職を迎える方は、自身の勤める会社で「再雇用」ができるのか、また「再就職」ではどのような仕事があるのか調べてみると良いでしょう。

2.パートタイムで働く

パートタイムとは、時給や日給制のアルバイトやパートのことです。令和2年度の高齢社会白書によると、定年退職した方の約6割は、パートタイムでの仕事を選んでいます。

パートタイムは、フルタイムとは違い、毎月の労働時間などに自身の裁量があります例えば、週5日勤務は体力的に難しいので、週3日で1日5時間だけという働き方が可能です。

定年退職者向けのパートタイムの仕事は、接客や清掃など数多くあります。地域に数多くあるコンビニなどの店舗でのアルバイトの場合、自身の家から近い職場で働けることもメリットと言えます。

3.起業する

定年後に、雇用されるのではなく、自身で起業をして働く方法があります。起業は、若い人だけではなく、60歳以上のシニアでも可能です。2021年の日本政策金融公庫総合研究所「新規開業実態調査」によれば、60歳以上での開業は、全体の7.8%を占めます

起業は、多額の初期投資や雇用が必要なわけではありません。近年は、初期投資100万円未満で小さく事業を起こすケースが増えています。

60歳以上の方の起業では、自身の仕事経験を活かした「コンサルティング業」や「学習支援業」などが人気です。キャリアを活かした仕事をしたいという方は、起業という選択肢を検討してみてください。

定年後のセカンドキャリアにはマンション管理員がおすすめ

定年後のセカンドキャリアにはマンション管理員がおすすめ

「未経験からでも取り組みやすい仕事」や「短時間勤務ができる仕事」などを探している方には「マンション管理員」がおすすめです。マンション管理員とは、居住者が安心して生活できるように、清掃や巡回などを行う仕事です

マンション管理員は、定年がなく、比較的体力が必要な仕事ではないため、年をとっても働きやすい仕事と言えます。雇用形態は非正規雇用が多く、時給や日給制で働くことが一般的です。

こちらのブログを運営している「株式会社うぇるねす」では、マンション管理員として、シニアを積極的に採用しています未経験の方でも働きやすいように、研修や仕事を始めてからのサポートが充実していることが特徴です。

セカンドキャリアの仕事に悩んでいる方は、マンション管理員の仕事をぜひ検討してみてください。

マンション管理員の詳しい仕事内容は、関連記事の「【事実】マンション管理員(管理人)に定年はない!仕事内容とおすすめな理由を紹介」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。

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