【保存版】60 歳からお金を貯める方法7選!必要な生活資金やNG習慣も解説
「収入があるのに、なぜかお金が貯まらず悩んでいる」
「定年後の資金繰りが不安」
「老後にお金の問題で困りたくないから、今からできる対策が知りたい」
定年後は収入が減るため、60歳以降の資金繰りに不安を抱えている方は多いです。無駄遣いはしていないはずなのに、なぜかお金が貯まらず悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。
そのような状況でも、お金が貯まらない原因を突き止めて対処すれば、資金面の不安を大きく軽減できます。そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 60歳から必要な生活資金
- 60歳からお金を貯める方法
- お金が貯まらないNG習慣
「老後はお金に悩まずに生活したい」という方は必読の内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
60歳から必要な生活資金
総務省が発表した「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」によると、60〜69歳の2人以上の世帯では、1ヶ月に288,312円使うことがわかっています。また、65歳以上のデータではありますが、単身無職世帯の1ヶ月の消費支出は132,476円です。
そのため、生活資金として1ヶ月あたり15万円程度用意できれば、平均的な生活をするのに十分でしょう。しかし、月15万円の収入が確保できる状態でも、貯金が少なければ急な出費に耐えられない可能性があります。
年齢を重ねると病気や怪我のリスクが高まるので、万が一のときのために貯金をしておくのがおすすめです。1老後に資金繰りで悩みたくないなら、年金だけに頼るのではなく節約をしたり仕事を続けたりしてお金を貯めましょう。
60 歳からお金を貯める方法7選
ここでは、60歳からでもできるお金を貯める方法を紹介します。
- 仕事する
- 生活費を節約する
- 保険を見直す
- 車を売却する
- 持ち家を売却する
- 子の扶養に入る
- 資産運用を行う
一気に全て取り組むのは難しいので、できそうなことから実践してみてください。
1. 仕事する
60歳定年を迎えたとしても、働き続けることで老後資金を増やせます。定年後も働くなら、再雇用や再就職が一般的です。
再雇用を選択すると、定年まで働いた企業を一旦退職し、再度雇用契約を結びます。一旦退職することで退職金が受け取れるだけでなく、慣れ親しんだ場所で働けるのもメリットです。
ただし、多くの企業が雇用の上限年齢を65歳に設定しているので、再雇用されても5年程度しか働けません。また、定年前よりも給料が下がってしまうのが難点です。
一方で、再就職は他の企業に就職することを指します。再雇用とは異なり、転職活動をする必要があるので、退職から仕事を始めるまでに期間が空いてしまうことがあります。
しかし、雇用の上限年齢がない職場への就職が決まれば、長期的に働くことも可能です。再雇用と再就職には、どちらもメリット・デメリットがあるので、理解した上で選択しましょう。
定年後におすすめの仕事については、関連記事の「【最新】定年後の仕事おすすめランキングTOP10!シニアの働き方や今からできる対策を徹底解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2. 生活費を節約する
お金を貯めたいなら、働いて収入を増やすだけでなく生活費を節約するのもおすすめです。主な生活費として、以下のようなものが挙げられます。
- 食費
- 水道光熱費
- 通信費
食費を節約したいなら、買い物に行く前に必要な品目をメモに書き出しましょう。何が必要か決めずに買い物に行くと、目に入った割引商品などを買いすぎて、結果として食材を余らせてしまうことがあります。
また、お腹が空いているときに買い物に行くと、必要ないものまで手にとってしまうことがあるので要注意です。
水道光熱費は、電気やガスなどの会社を変更するだけでなく、ちょっとした工夫で節約できます。
- 水を出しっぱなしにしない
- お風呂の保温や追い焚き機能を使わない
- エアコンの設定温度を調整する
通信費は、格安SIMに変更すると支出を抑えられます。水道光熱費や通信費は毎月支払うものなので、節約できれば長期的に生活を豊かにする効果が見込めるでしょう。
3. 保険を見直す
60代になると以下のような変化が起こるので、現在契約している保険が本当に必要か考える必要があります。
- 定年退職
- 子供の独立
- 年金受給
- 体の衰え
保険に加入していると、毎月保険料を支払わなければなりません。お子さんがいる場合は、成長するに伴って必要補償額が減るので、生命保険などを見直すのがおすすめです。
また、年齢を重ねると介護が必要になることがあるので、保険料を支払うよりも貯金で備える方が良いケースもあります。現在加入している保険があるなら本当に必要か考え、不要なものは早めに解約しましょう。
4. 車を売却する
車を持っていると以下のような費用がかかるので、売却するのも有用な手段です。
- ガソリン代
- 税金
- 車検代
- 定期点検代
- 保険料
- 修理費
- 駐車場代
- ローン
車の維持費は高いので、手放すことで支出を減らせます。また、免許を返納して運転経歴証明書を受け取ると、以下のような特典が受けられることも。
- 百貨店の割引
- 飲食店の割引
- 商品券の贈呈
- タクシー券の交付
- バスの回数券の交付
他にも、公共交通機関がお得に利用できるシルバーパスは、地域によっては60歳から利用できる場合があります。60歳になると車を手放すメリットが大きくなるので、運転する機会が減ってきたという方は売却を検討してみましょう。
5. 持ち家を売却する
持ち家がある方でお子さん別に住んでいるなら、売却するのもおすすめです。お子さんが独立すると必要な部屋数が減るので、持ち家が大きすぎると感じている方も多いでしょう。
持ち家を売却すると、まとまったお金が手に入ります。さらに、ローンの返済や維持費の支払いが不要になるので、家を売却してマンションを契約した方が支出が抑えられる可能性があります。
また、持ち家をリースバックするという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。リースバックとは、リースバック会社に持ち家を売却し、賃料を支払って住み続ける方法です。
リースバックは、引越し資金がかからない点がメリットです。一方で持ち家は資産になるので、お子さんがいる場合は相談し、最善の選択をしましょう。
6. 子の扶養に入る
お子さんが健康保険に加入しているなら、扶養に入ることで月々の支出を減らせるので、結果としてお金が貯まりやすくなるでしょう。扶養に入ることで健康保険の被扶養者となり、国民健康保険料を支払う必要がなくなります。
健康保険の場合、三親等以内の親族であれば扶養に入れます。扶養に入るなら、一人あるいはご夫婦でお住まいの方でも適用されるので、ぜひお子さんと話してみてください。
ただし、60歳以上で年間の収入が180万円以上の場合は被扶養者になれません。年金も収入に含まれるので、受給している場合は金額を算出してみましょう。
7. 資産運用を行う
余剰資金があるなら、資産運用でお金を増やすことも可能です。ただし、資産運用により資金が減ってしまうケースもあるので、リスクの低い方法を選択するのがおすすめです。
リスクが低い資産運用の方法として、NISAあるいはつみたてNISAが挙げられます。投資をする場合、通常は利益の20%の税金がかかりますが、NISAもつみたてNISAも運用益が非課税になります。
そのため、通常の投資よりも受け取れる金額が目減りしにくいです。また、いつでも掛金を払い戻せるため、急な支出に対応できるのがメリットです。
NISAは1年あたり120万円を上限に、5年間非課税で運用できます。一方、つみたてNISAは1年間に投資できる上限額が40万円で、非課税期間は20年です。
長期にわたって運用するとリターンが安定する傾向にあるので、初心者はつみたてNISAがおすすめです。非課税期間が20年なので、60歳から始めると80歳まで運用できます。
しかし、必ずしも80歳まで運用し続ける必要はありません。つみたてNISAは、非課税期間が終了する前に利益が出たら売却できるだけでなく、いつでも積立を停止できます。
また、国が認めた公募株式投資信託やETFに投資できるので、これから始めるならつみたてNISAがおすすめです。
60歳以降にお金が貯まらない7つのNG習慣
60歳になって収入が減り、老後資金に不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。ここでは、お金が貯まらないNG習慣を紹介します。
- 年金だけに頼る
- 収支管理をしない
- 外食が多い
- ギャンブルにはまる
- 浪費する
- リボ払いを利用する
- 借金する
順番に解説するので、ご自身に当てはまる項目がないか確認してみてください。
1. 年金だけに頼る
人生100年時代と言われているとおり老後は長期に渡るため、年金だけに頼ると生活資金が枯渇する可能性があります。「2021年 国民生活基礎調査」によると、公的年金・恩給の総所得に占める割合が100%の世帯が、全体の4分の1を占めることがわかっています。
つまり、年金以外にも収入がある人が大半を占めているということです。また、総務省が発表した「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)家計の概要」によると、65歳以上の単身無職世帯は毎月およそ1万円の赤字になっています。
そのため、年金を受け取れるようになっても、他の収入源も確保しておくと安心できるでしょう。家電の故障や入院などによる急な出費が発生することもあるため、体が動くうちは仕事をして備えておくことが重要です。
2. 収支管理をしない
お金が貯まらない要因として、収支管理をしていないことが挙げられます。収支管理をしないと、何にどれくらいのお金を使っているのか把握できません。
無駄遣いしている部分が洗い出せないので、支出を減らすための対策が講じにくくなります。そのため、まずは家計簿をつけて支出の内訳を把握するのが重要です。
家計簿の内容を確認し、大きな割合を占めている支出から節約すると、効果的に貯金ができるようになります。家計簿をつけるのが面倒に感じる場合は、メモ書き程度で良いので月々の支出を把握することから始めてみましょう。
3. 外食が多い
外食をすると、自炊よりも出費が増える傾向にあります。日本人の食費の1ヶ月平均は約4万円なので、上回っている場合は食事にお金をかけすぎていると考えられます。
特に交友関係が広かったり料理が苦手であったりすると、外食をする機会が増えるでしょう。交友関係が広くて外食が多いなら、ランチの予定を入れるようにして、夕飯は自炊するのがおすすめです。
料理が苦手な場合は、宅食サービスの利用を検討してみましょう。サービスによっては500円台で利用できるので、外食よりも節約できます。
4. ギャンブルにはまる
ギャンブルにのめり込むと、貯金ができないどころか生活資金を削ることになるので要注意です。定年退職すると、仕事に費やしていた時間が浮くので、何をしたら良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
毎日が退屈に感じるからといってギャンブルにはまると、いつの間にか依存症になっているケースも。定年後は現役で働いていたときよりも収入が減るので、ギャンブルが原因で資金繰りが悪化するリスクが高まります。
定年を迎えてやることがないとしても、ギャンブルはしないようにしましょう。時間が有り余っているなら、ウォーキングや読書などお金のかからない趣味を探してみるのがおすすめです。
5. 浪費する
定年を迎えると収入が減ってしまうので、不必要な出費をなくすことが重要です。特に、定年退職をすると退職金が得られるので、外食の頻度が高まったりブランドものを購入したりと、お金を使いすぎてしまうことがあります。
特に、収集癖がある場合は要注意です。定年後はお金がたくさんあっても月々の収入は減るので、年齢を重ねるにつれて生活が厳しくなるリスクが高まります。
そのため、退職金を得たとしても生活水準は維持あるいは若干下げるのがおすすめです。「人生100年時代」と言われているので、浪費は避けて安定した生活が送れるようにしましょう。
6. リボ払いを利用する
60歳を迎えてから貯金をしたいと考えているなら、リボ払いは利用しないよう気をつけましょう。リボ払いとは、利用金額にかかわらず、毎月の支払額が一定になる支払い方法です。
一括で支払うよりも月々の出費が減るというメリットがありますが、デメリットの方が大きいので安易にリボ払いはおすすめできません。
リボ払いを利用すると、毎月支払う代金に手数料が上乗せされます。クレジットカードによって手数料率が異なりますが、年利15%に設定している場合が多いです。
利用金額が増えるほど支払う手数料も大きくなるので、支出の総額が膨れ上がってしまうことも。
さらにリボ払いを利用していると、一括で購入するよりもお金を使っている感覚が鈍くなります。資金繰りの悪化につながるので、利用しないようにしましょう。
7. 借金する
お金が貯まらない原因として、借金をしていることが挙げられます。借金があると月々の返済額が負担になるので、生活に余裕がなくなります。
借金がある状態で病気や怪我をすると、高額の医療費がかかって破産につながることもあります。
住宅や自動車などのローンも借金なので、早めに完済することが重要です。完済までに時間がかかるなら、節約するだけでなく仕事をして収入を増やしましょう。
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