【今日からできる】定年後の夫との付き合い方11選!夫婦円満へのポイントを紹介
「夫婦の時間が増えて、正直息が詰まる…」
「夫と残りの人生を一緒に過ごすことに不安を感じる」
「老後も夫と仲良く暮らしたい」
定年を迎えて夫婦で過ごす時間が長くなり、イライラすることが増えたという方はいるのではないでしょうか。実際に仕事や育児が落ち着いて生活が大きく変わり、夫婦の距離感に悩んでいる方は多いです。そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 熟年離婚の割合
- 主人在宅ストレス症候群について
- 円満な生活を送るためのポイント
老後も夫婦で楽しく過ごすためのコツが分かる内容となっておりますので、ぜひ最後までお読みください。
【5組に1組】熟年離婚する人の割合
熟年離婚をする夫婦の割合は、ここ数年で増加傾向です。婚姻期間が20年以上ある夫婦における離婚を熟年離婚と定義すると、2019年は40,395件と全体の20%に及びます。離婚した夫婦の5組に1組が熟年離婚であり、1985年と比較すると約2倍増えています。熟年離婚が増加している要因は、以下のとおりです。
- 女性の収入増
- 年金制度の改正
- 浮気や不倫
- 介護問題
特に、女性の社会進出による経済的自立に加え、夫の厚生年金を夫婦で分配できるようになったことが離婚のハードルを下げていると考えられます。
老後も仲良し夫婦でいるための秘訣については、関連記事の「【これで解決】老夫婦が仲良しでいるための秘訣9選!熟年離婚の理由を紹介」にて詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
参照:厚生労働省|令和元年人口動態統計月報年計(概数)の概況
夫が常に家にいることで起こりやすい【主人在宅ストレス症候群】
夫と過ごす時間が増えて、憂鬱になったりイライラしたりするようになった方がいるのではないでしょうか。夫が1日中家にいることに対し強いストレスを感じ、心身に不調をきたす「主人在宅ストレス症候群」を発症する女性が増えています。
夫の定年退職を機に、ライフスタイルが大きく変化することで患うケースが多いですが、在宅勤務など働き方が多様化した現役世代も発症しています。主人在宅ストレス症候群の主な症状は、以下のとおりです。
- イライラする
- 憂鬱になる
- 頭痛や吐き気
- 食欲不振
- 不眠
家事を妻に任せっきりにしたり、お互いに趣味や生きがいがなかったりするケースで発症することが多いため注意が必要です。
定年後に夫と円満な生活を送るための付き合い方11選
「仲の良い夫婦が意識していることが気になる」「老後も夫と上手く付き合っていきたい」という方のために、ここでは夫婦円満の秘訣を紹介します。
- 適度な距離感を保つ
- 相手を尊重する
- 会話を大切にする
- 感謝の気持ちを伝える
- 相手に求めすぎない
- 不満を溜めすぎない
- スキンシップを意識する
- 生きがいを持つ
- 共通の趣味を見つける
- 家事を分担する
- 家族以外の居場所をつくる
すぐに試せる方法がたくさんあるので、できそうなことからチャレンジしてみてください。
1. 適度な距離感を保つ
定年後は夫婦で過ごす時間が格段に増えるため、お互いに満足できる生活を送るためには距離感を保つことがポイントです。夫婦だからといって毎日一緒にいる必要はなく、2人の時間と自分の時間の程良いバランスを見つけることが大切です。
ただし、自分とパートナーの「適度な距離」の感覚はそれぞれ違います。そのため、やりたいことや老後の過ごし方、お互いのライフスタイルなどについて夫婦で改めて話し合うと良いでしょう。
どんなに仲が良い夫婦でも、1人になりたい時はあります。お互いの時間を尊重し、干渉しすぎないことで関係が深まります。
2. 相手を尊重する
夫婦として一緒に生活していく上で、お互いに尊重し合うことはとても大切です。いつも一緒にいるからこそ「パートナーも自分と同じ価値観を持っている」と、つい思ってしまいがちです。
しかし、夫婦といえども元は他人であり、意見が違ったり気持ちを察してくれなかったりすることもあります。考え方や価値観が違っても否定するのではなく、相手の意見を受け入れながら話し合いお互いが納得のいく着地点を見つけることで、円満な夫婦関係を維持できます。
3. 会話を大切にする
結婚当初はよく会話をしていたのに、時間が経つにつれ話す機会が減ったという方は多いのではないでしょうか。会話が減ると相手の気持ちを理解しづらくなり、徐々にすれ違いが生じてしまうことがあります。
実際に、明治安田生命の調査によると「円満である」と回答した方の夫婦の会話時間は「円満ではない」と答え方の約3倍も長いことが分かりました。会話をすることで、お互いへの理解や信頼関係が深まるので、積極的にパートナーに話しかけてみましょう。
参照:明治安田生命|「いい夫婦の日」に関するアンケート調査
4. 感謝の気持ちを伝える
どんなに些細なことでも感謝を言い合える夫婦は、いつまでも仲の良い関係を築けます。夫婦として長年連れ添っていると、いつの間にか「言わなくても伝わっているだろう」と、感謝の気持ちを伝える回数が減ってしまうことがあるでしょう。
しかし、どのような気持ちでも言葉にしない限り相手に伝わりません。行動や態度で示すだけではなく、自分の気持ちを素直に伝えることで相手も自分自身も幸せな気持ちになります。
自分のために何かをしてくれることは、決して当たり前ではありません。お互いが常に感謝の気持ちを忘れないことで、幸せな老後生活を送れるでしょう。
5. 相手に求めすぎない
生活する中で、相手にやって欲しいことや直して欲しいことなどが出てくるかもしれません。しかし、相手に求めすぎるのは禁物です。自分の理想を押し付けたり、相手が苦手なことを求め続けたりすると、ストレスや息苦しさを感じてしまいます。頼みたいことがある場合は、相手の得意不得意を考慮した上で依頼すると良いでしょう。
また、期待をしすぎないのも心地良く夫婦生活を送る上で重要です。「やってくれるはず」と期待しすぎると、思いどおりにならなかった時にがっかりして、イライラしてしまうものです。何も言わずにただ待っているのではなく、頼みたいことは口に出し、やってもらえたら感謝することで気持ちよく過ごせるようになります。
6. 不満を溜めすぎない
たまにはお互いに意見を言い合って、適度にガス抜きをすることが大切です。毎日一緒に生活していれば、相手に対し何かしらの不満は生じるものです。しかし、溜め込んだままでいると、募った不満が爆発して大喧嘩になるかもしれません。
そのため、不満があったらあまり溜め込まずに相手に打ち明け、その都度話し合うようにしましょう。なかなか話を切り出せない場合は、家族会議の場を定期的に設けてみるのもおすすめです。
7. スキンシップを意識する
一緒に過ごす時間が長くなるにつれ、スキンシップを取る回数が減ったという方は多いのではないでしょうか。仲の良い夫婦は、会話やスキンシップなどのコミュニケーションを積極的に取っているケースが多いです。
スキンシップを取ることで「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されます。オキシトシンには、ストレスの減少や幸せな気分にさせる効果があります。
スキンシップを取っている夫婦はオキシトシンの分泌が活発になり、安心感や幸福感を抱きやすいです。手を繋いだり腕を組んだりするのが照れくさい時は、お互いにマッサージしあうなどもおすすめです。
8. 生きがいを持つ
夫婦それぞれが生きがいを持つことで、自分の時間を充実させられます。例えば、以下のような方法で老後の生きがいを見つけられるでしょう。
- 仕事をする
- 趣味を楽しむ
- 習い事を始めてみる
- 勉強をする
このように、生きがいがあると毎日やることができてメリハリのある1日を過ごせます。また、仕事や趣味を通じて新しい交友関係を築きやすく、夫婦以外で楽しめる機会が増えるのでリフレッシュできるでしょう。
充実した老後を送る方法を「【豊かな老後へ】残りの人生の過ごし方9選!楽しい毎日を送る方法も解説」にて解説しています。自分に合う過ごし方が見つかる内容となっておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
9. 共通の趣味を見つける
いつまでも夫婦仲良く暮していくためには、日頃のコミュニケーションが重要です。「最近会話が減ったな…」という方は、コミュニケーションのきっかけとして共通の趣味を見つけることをおすすめします。
夫婦で同じ趣味を持てば、自然と会話が増えて2人の時間をより充実させられるでしょう。夫婦で楽しめるおすすめの趣味は、以下のとおりです。
- スポーツ
- ガーデニング
- カラオケ
- 写真
- 旅行
趣味を見つける際に、健康促進や認知症予防を期待できるものを意識してみるのもおすすめです。夫婦2人で楽しみながら身体づくりができ、シニアライフを元気で楽しく過ごせます。
なお、老後に楽しめる趣味は「【保存版】60代におすすめのお金のかからない趣味17選!選び方のポイントも紹介」にて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
10. 家事を分担する
夫婦で協力しながら家事をすることで、生活の満足度が上がるでしょう。また、それぞれの担当が決まっていることでルーティーン化しやすく、自分の役割に集中できます。
家事を分担する際は、細かな作業も含めて洗い出してみてください。例えば「料理」を細分化してみると、調味料の詰め替えや食材の買い出しなど、家事として意識されにくい細かい作業がたくさんあります。そのため、夫婦のどちらかが家事を抱え過ぎないように、細分化したうえで量を調整すると良いでしょう。
11. 家族以外の居場所をつくる
家族以外の居場所があることで、お互いに干渉し過ぎることなく自分の時間を楽しめます。また、パートナー以外に悩みを相談できる人がいることで心の支えになり、精神的な安定につながるでしょう。
内閣府の報告によると、65歳以上のシニアの中で親しくしている友人や仲間が多い方ほど、生きがいを感じていると答えています。老後は交友関係が減りやすいからこそ、友人や仲間と会うことで孤独を感じにくくなります。定年後は自由な時間が多くなるので、友人と積極的に会ってみましょう。
友達の作り方について知りたい方は「【必見】シニアにおすすめな友達作りの方法10選!注意点やコツも詳しく解説」をぜひチェックしてみてください。
参照:内閣府| 令和4年版高齢社会白書
定年後も夫と上手く付き合うには働くのがおすすめ
定年後も夫と上手く付き合っていくために、仕事を続けることをおすすめします。働くことで現役時代と同じように、パートナーと程良い距離を取れます。フルタイムの仕事でなくとも、1日に数時間ほど働くだけでもリフレッシュになるでしょう。また、職場という新しい居場所ができ、家族以外の人とコミュニケーションを取ることで生き生きと楽しく過ごせるようになります。
実際に、本ブログを運営する「うぇるねす」でマンション管理員として働く方からは「家族との会話が増えた」という声が上がっています。仕事中の出来事が会話のきっかけになり、夫婦の時間が楽しいものになるでしょう。
老後の働き方について詳しく知りたい方は、関連記事の「【結論】シニアの働き方は5種類!メリットや最適な仕事を見つけるコツも紹介」も併せて参考にしてみてください。
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本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。
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