【保存版】セカンドライフを楽しむ方法7選!不安をなくすポイントと必要な生活資金も解説
「自由な時間を楽しみたいけど、どう過ごせば良いのか分からない」
「仕事がなくなって生活リズムが乱れてしまった」
「定年退職後の生活費が少し心配」
仕事や子育てがひと段落するとご自身の時間が増えるため、好きなことができるようになります。しかし、いざ定年を迎えてみると日々のルーティンがなくなり、自宅に1日中こもってしまう方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- セカンドライフを楽しむ方法
- 楽しむためのポイント
- 必要な生活費
ご自身に合うセカンドライフの過ごし方が見つかる内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
セカンドライフとは「定年後の新たな人生」
セカンドライフというと、以前は「現役を卒業して余生を過ごす」というイメージが強かったですが、今では「新たな人生の始まり」として捉えられる方が増えています。
人生100年時代と言われており、平均寿命が伸びたことで人生の3分の1がセカンドライフを占めるようになりました。最近は、健康意識が高く趣味や仕事に意欲的に取り組む「アクティブシニア」が増えてきており「お年寄り」という価値観がなくなってきています。
セカンドライフでは、子育てや仕事が中心だった生活から大きく変わり、ご自身の好きなように時間を使えます。さまざまな楽しみ方がありますが、定年後の時間は意外と長いです。
そこで「どのように過ごしたいのか」「何がしたいのか」をしっかり考えておくことをおすすめします。人生の第二章を謳歌するために、しっかりと計画を立てましょう。
セカンドライフを楽しむ方法7選
定年後に「何をしたら良いか分からない…」と悩んでいる方がいるかもしれませんが、アクティブシニアはさまざまな過ごし方を楽しんでいます。ここでは、セカンドライフを楽しむ方法を7つ紹介します。
- 趣味に時間を使う
- 適度に身体を動かす
- 新しい知識を学ぶ
- 旅行に出かける
- ボランティア活動に参加する
- 転居・移住する
- 新しい仕事を始める
興味のあるものが見つかった場合は、ぜひ挑戦してみてください。
1. 趣味に時間を使う
定年後の生活が充実している方の多くは、趣味の時間を楽しんでいます。現役時代は忙しくて、なかなか趣味に割ける時間がなかった方も多いでしょう。仕事や子育てから離れると自由な時間が増えるため、趣味を思い切り楽しめます。
定年後の時間を使って、新しい趣味に挑戦してみるのも良いでしょう。過去に熱中していたことを振り返ってみたり、近所のサークル活動を調べてみたりすることで、やりたいことが見つかるかもしれません。
気になるものがあったら、気楽にチャレンジしてみましょう。趣味を通して新たな人脈を築けたり、日々の楽しみが生まれたりします。
おすすめの趣味については、関連記事の「何もすることがない高齢者におすすめの趣味ランキングTOP10!選ぶ際に意識したい5項目も紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2. 適度に身体を動かす
年齢を重ねると身体が思うように動かなくなり、家にいる時間が増えて運動不足になりがちです。適度に身体を動かすと、運動自体を楽しめる上に以下のようなメリットがあります。
- 健康維持や代謝促進
- 生活習慣病や認知症の予防
- 生活にハリが出る
- 睡眠の質が上がる
- 疲れにくくなる
- リフレッシュできて気持ちが前向きになる
- 新しい人間関係を築ける
運動する際は無理をせずに、休憩を取りながら行いましょう。また、ご自身の体力に合ったスポーツを選ぶことが大切です。例えばウォーキングやヨガなどであれば、体力に自信がない方でも始めやすいです。
疲れやすい原因については、関連記事の「【今すぐチェック】高齢者が疲れやすい原因を徹底解説!5つの予防法も紹介」にて詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
3. 新しい知識を学ぶ
最近は、年齢やキャリアに関係なく自己成長のために学び続ける「学び直し」が注目を集めています。自宅や図書館・生涯学習センターなどであれば、大きなお金をかけずにしっかり勉強できます。
本格的に学びたい場合は、大学や大学院に入学して学ぶのも良いでしょう。また、資格を取得するのもおすすめです。
例えば、食事を通して健康的な生活をサポートする「食生活アドバイザー」や、お金の専門知識を得られる「ファイナンシャルプランナー」は、普段の生活にも活かせるでしょう。新しいものに目を向け知識を得ることで、日々の暮らしを豊かにできます。
4. 旅行に出かける
定年前は、仕事や家事で忙しくてなかなか旅行できなかった方も多いでしょう。老後は時間的な制約がないので、国内外問わず旅行しやすくなります。
一人旅で自由に動き回ったり、夫婦や友人と一緒に喜びや感動を共有しながら観光したりするのも良いでしょう。旅行の醍醐味は「ご当地のグルメを楽しむ」「新しい景色を見る」「文化や歴史に触れる」など、さまざまな目的を持って楽しめる点です。
また、旅行はプランを立てているときから楽しいものです。予定を立てるときは、ゆとりのあるスケジュールで組んでおくと、気持ち的にも体力的にも余裕が生まれます。
5. ボランティア活動に参加する
社会貢献をしながらセカンドライフを送りたい場合は、ボランティア活動に参加してみると良いでしょう。実際に、退職をきっかけにボランティア活動を始める方は多いです。ボランティアには、以下のようにさまざまな種類があります。
- 公共施設の清掃
- 子どものお世話
- 花壇の手入れ
- 観光ガイド
- 警備スタッフ
- 地域コミュニティの運営
これまでの人生で培ってきた知識や経験を活かした活動も可能です。例えば、デスクワークの経験がある方は、Wordや Excelの講師として活躍できます。誰かの役に立つことでやりがいを感じられ、ご自身の幸福度も高まるでしょう。
6. 転居・移住する
新たな場所で、第二の人生をスタートさせる方法もおすすめです。例えば、自然に囲まれながら暮らすために、都市部から地方に移住する方が増えています。地方に住むことで生活費が下がるので、経済的な余裕もできるでしょう。
一方で、海外に移住する方も少なくありません。異なる文化や言語に触れながら過ごすことで、視野が広がったり多様な価値観を受け入れたりできるようになり、心が豊かになります。
ほかにも、元気なうちから老人ホームやシニア向けの分譲マンションに転居する選択肢もあります。分譲マンションでは、食事の提供や緊急対応などさまざまな配慮があり、フィットネスジムや温泉が併設されているところもあるので快適に過ごせるでしょう。
将来的に介護が必要になるケースがあるので、住まいについてよく考えてご自身に合う選択をすることが大切です。
7. 新しい仕事を始める
これまで積み上げてきた経験や知識を活かして、新しい仕事に挑戦してみるのも良いでしょう。総務省の調査によると、2020年における65~69歳の就業率は49,6%と約半数に及び、就業率が9年連続上昇しています。定年後も仕事を続けるメリットは、以下のとおりです。
- 社会とのつながりを持てる
- さまざまな人と交流できる
- メリハリのついた生活が送れる
- ボケの防止につながる
仕事は以下のような方法で探せますが、個人事業主や起業などの選択肢もあります。
- 再雇用制度
- シルバー人材センター
- ハローワーク
- 求人サイト
- 人材紹介サービス
本ブログを運営している株式会社「うぇるねす」では、全国でマンション管理員を採用しているので、自宅から近い距離で働けます。
おすすめの仕事については、関連記事の「【完全版】セカンドライフにおすすめの仕事12選!求人の探し方も紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
参考:総務省統計局|統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-
セカンドライフを楽しむための3つのポイント
充実したセカンドライフを送るために、以下の3つのポイントを意識することが大切です。
- 夢や目標を立てる
- 身近な人間関係を大切にする
- 健康管理に気を付ける
1つずつ詳しく解説するので、新たなことに挑戦する前にそれぞれのポイントについて考えてみてください。
1. 夢や目標を立てる
夢や目標を持つことで生活にメリハリができ、前向きで生き生きとしたセカンドライフを送れます。目標といっても、大きなものである必要はありません。以下のように、小さな目標から始めるのがおすすめです。
- 家庭菜園を始める
- 1年後までに資格を取得する
- 行きたかった場所に旅行する
まずは、やりたいことをリストアップしてみましょう。紙に書き出してみると、意外とやりたいことが出てくるものです。リストアップができたら、優先順位を決めて大まかなスケジュールを組んでみましょう。
何から始めれば良いのかが明確になり、実際の行動に移しやすくなります。現役時代に叶えられなかったことを1つずつ実現していくことで、セカンドライフに生きがいを感じられるでしょう。
2. 身近な人間関係を大切にする
年齢を重ねるつれて交友関係が減ることが多いからこそ、一緒に暮らす家族や仲良くしてくれる友人を大切にしましょう。
特に夫婦の場合、2人で過ごす時間が長くなるので、定年を機にセカンドライフをどのように過ごしたいか話し合うことをおすすめします。例えば、これから挑戦したいことや家事の役割分担などについて話し、夫婦で協力しながらセカンドライフを送りましょう。
また、家族以外に趣味を楽しんだり世間話したりできる仲間をつくるのもおすすめです。人と会うことで刺激を受け、知見を広げられるので充実した時間を過ごせます。地域のサークル活動に参加したり、近所の方と話してみたりして新しい人間関係を築いてみると良いかもしれません。
夫婦円満に過ごす方法を関連記事の「【保存版】定年後に夫婦円満でいるための過ごし方3選!一緒に楽しめる5つの趣味を紹介」にて解説しています。夫婦で楽しめる趣味も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3. 健康管理に気を付ける
セカンドライフを楽しむためには、健康寿命を伸ばすことが重要です。健康寿命とは、健康上の問題がなく自立して日常生活を送れる期間を指します。
厚生労働省の発表によると、2019年における男性の健康寿命は72.68歳、女性は75.38歳です。男性の平均寿命は81.41歳、女性は87.45歳で健康寿命とはそれぞれ約9年、約12年もの差があります。
そのため、平均寿命と健康寿命の差をいかに縮められるかがポイントです。いくらお金や時間があっても、認知症や寝たきりの状態ではセカンドライフを楽しむのは難しいです。
いつまでも元気に過ごすために、栄養バランスの取れた食生活や適度な運動・十分な睡眠を意識して生活しましょう。また、定期的に健康診断を受けてご自身の健康状態を把握しておくのも大切です。怪我や病気のリスクを軽減し、できるだけ長く健康な状態を維持しましょう。
健康寿命を延ばす方法について詳しく知りたい方は「【今日からできる】健康寿命を延ばす方法10選【もしもの時の備えも紹介】」をぜひ参考にしてみてください。
セカンドライフを楽しむために必要な生活費【22万円】
セカンドライフを楽しむために必要な生活費は、約5,400万円と言われています。総務省の統計では、65歳以上の高齢夫婦無職世帯における1ヶ月あたりの生活費は224,436円です。1年で約270万円かかり、老後生活が20年続くとすると約5,400万円の資金を要します。
一人暮らしの場合は毎月132,476円の生活費がかかり、20年間で必要な資金は約3,200万円です。あくまで生活費なので、医療費や介護費用を考慮するとさらにお金が必要です。さらに、旅行や趣味を楽しむにもお金がかかります。
しかし、統計によると65歳以上の夫婦の場合、手取り収入が205,911円なので、毎月18,525円不足していることになります。一人暮らしでも毎月9,402円足りないため、収入がない場合は貯蓄でカバーしなければなりません。
退職金や貯蓄・年金を含めて老後の資金をしっかりと確認し、足りない場合はほかの収入減を確保しましょう。有効な手段の1つは、働き続けることです。給料で不足分をやりくりできる上に、収入が増えるので趣味や旅行にお金を使えるようになります。
働くメリットについては、関連記事の「【解決策】60歳定年後の生活費は月23万円以上!働くメリット4選と雇用形態別の収支を解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
参考:総務省統計局|家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)
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