
【最新版】高齢者の生きがいランキングTOP10!探し方のヒントも紹介
「同年代の方はどのように老後を楽しんでいるのか知りたい」
「どうやって生きがいを見つければ良いの?」
「生きがいを持って充実した老後を過ごしたい」
仕事や育児が落ち着き、日々の生活に張り合いがないと感じている方が、いらっしゃるのではないでしょうか。実際に、老後を迎えてライフスタイルが大きく変わり、何をすれば良いか分からずに戸惑ってしまう方は多いです。
周りのシニア世代が、何に生きがいを感じているかを知ることで「ご自身にとっての喜びが何か」に気が付くヒントを得られるでしょう。そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 生きがいを感じている高齢者の割合
- 生きがいを持つことで期待できる効果
- 高齢者が生きがいを感じる瞬間ランキング
幸せな老後を過ごしたい方には必読の内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
【3人に2人】生きがいを感じている高齢者の割合
生きがいとは、生きることに喜びや価値を感じることを指します。何に対して生きがいを感じるかは人によって異なりますが、楽しみがあることは日々の生活に彩りを与えてくれます。
それでは実際に、高齢者で生きがいを感じている方はどれくらいいるのでしょうか。内閣府の調査によると、60歳以上の高齢者のうち3人に2人が生きがいを持って過ごしていることが分かりました。また「自分の生活に満足しているか」という問いに対し、75.8%が「満足している」と回答していることからも、人生に喜びを感じている方が多いことが伺えます。
一方で、生きがいがない人の特徴については「【解決策あり】生きがいがない人の特徴5選!シニア世代の見つけ方を5つ紹介」にて詳しく解説しています。こちらも併せてご覧ください。
参考:内閣府|令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果
高齢者が生きがいを持つことで期待できる2つの効果
生きがいを持つことは、健康面でさまざまなメリットをもたらします。ここでは、生きがいがあることで期待できる効果を2つ紹介します。
- 認知症やうつ病の予防
- 健康増進
「いつまでも元気に暮らしたい」と思っている方は、ぜひチェックしてみてください。
1. 認知症やうつ病の予防
老後の認知症は、社会とのつながりがなく孤立している方に発症しやすいと言われています。また、老後うつは定年退職や子どもの自立などによる環境の変化や、ストレスから引き起こされます。
このような病気を予防するには、生きがいを持つことが効果的です。生きがいがあると行動的になり手足を動かす機会が増えるので、脳が活性化し認知症の発症リスクを下げます。
また、人生に喜びを感じながら充実した毎日を送ることで、心が元気になり老後うつを発症しにくくなります。
2. 健康増進
何もせずに1日を過ごしていると筋力が衰えて、転倒による怪我や生活習慣病など、さまざまな健康障害を引き起こしてしまいます。そのため、楽しく老後を過ごすには健康寿命を伸ばすことが重要です。
生きがいを持つことで自然と活動的になるので、寝たきりや座りっぱなしの状態を防ぎ身体を動かすようになります。例えば、外出時に街中を歩いたり、階段を上り下りしたりするだけでも十分な運動になるでしょう。身体を動かすと、体力がついたり肥満が解消したりとさまざまなメリットをもたらします。
高齢者が生きがいを感じる瞬間ランキングTOP10
「新しい楽しみが欲しい」「同世代はどんなことに生きがいを感じているの?」という方のために、ここでは高齢者が生きがいを感じる瞬間を、ランキング形式で上位10位まで紹介します。
- 家族と過ごしている時
- 美味しいものを食べている時
- 趣味やスポーツに打ち込んでいる時
- 友人と会話している時
- 好きなテレビやラジオを視聴している時
- 旅行している時
- 夫婦で過ごしている時
- 社会活動に参加している時
- 仕事をしている時
- 十分な収入があると感じている時
生きがいに対する価値観は人それぞれなので、ランキングを参考にご自身が幸せを感じる瞬間を振り返ってみてください。
1. 家族と過ごしている時
内閣府の調査によると、孫や家族と一緒に過ごすことに喜びを感じている方が最も多いです。子どもが自立して一緒に過ごす時間が少なくなるからこそ、喜びをより感じられるのかもしれません。
また、孫の面倒を見ることに幸せを感じている方も多いです。孫の成長を見ることが楽しみになり、少しでも長生きしようと気持ちが前向きになります。
子どもや孫と離れて暮らしている場合は、なかなか会えませんよね。そのような時は、テレビ電話を利用すると良いでしょう。通話料がかからないアプリがあるので、ご自宅にインターネット回線を引いている方であれば時間を気にせず会話を楽しめます。
2. 美味しいものを食べている時
好きなものを食べている時に、幸せを感じる方は多いのではないでしょうか。実際に、内閣府の調査で「美味しいものを食べている時に生きがいを感じる」と回答している高齢者は、10年前に比べて約15%増加しています。
また、1人よりも家族や友人と一緒に食べることで寂しさを解消でき、食事自体が楽しみとなります。会話を楽しみながら食事をすることで心が満たされやすく、食べ物もより美味しく感じられます。
参考:内閣府|令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果
3. 趣味やスポーツに打ち込んでいる時
好きなことに没頭することで幸せを感じる方も多いです。趣味やスポーツは、心と身体にとても良い影響をもたらします。
まず、日頃からスポーツをすることで、筋力が維持でき日常動作がスムーズになります。また、運動はストレス発散にもなるので、気持ちが安定しやすいです。
趣味にはさまざまな種類がありますが、例えば読書は新しい知識を得られて世界が広がり、人生が豊かになります。将棋や囲碁などは作戦を立てたり駆け引きをしたりするので、脳が活発に働き認知症の予防につながります。また、対戦相手と交流する機会も増えるので、新しい友人ができるでしょう。
お金のかからない趣味について、関連記事の「【保存版】60代におすすめのお金のかからない趣味17選!選び方のポイントも紹介」で解説しています。ご自身に合いそうな趣味が見つかる内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
4. 友人と会話している時
友人と会話をすると気分転換やストレス発散になるので、リフレッシュできます。老後は仕事や育児から解放され自由な時間が増えるので、友人とお出かけしたり旅行したりすると良いでしょう。
外で人と会うことで、身だしなみに気を付けるようになります。メイクをしたり着る服を選んだりしていると気持ちが明るくなり、若々しい気持ちを取り戻せるでしょう。
また、友人を持つと家族以外に心のより所ができます。悩みを相談できる友人がいることで心の支えになり、家族と上手くいかないことがあっても気持ちに余裕ができるでしょう。
人と交流することで得られる効果について詳しく知りたい方は「【必見】高齢者が人との交流で得られる効果5選!おすすめな趣味・習い事も紹介」をぜひチェックしてみてください。
5. 好きなテレビやラジオを視聴している時
ご自身の時間が増えた老後に、好きなテレビ番組を見たりラジオを聞いたりして楽しんでいる方が増えています。最近は、月額制でドラマや映画を楽しめるサービスがたくさんあるので、気になっていた作品をまとめて視聴できます。
時間に縛られない上に、途中で止められるのでトイレの心配なども要りません。また、お気に入りの番組を視聴し、笑ってリフレッシュする方も多いでしょう。
笑うことは身体にとても良いです。思いっきり笑うことで、酸素を体内にたくさん取り込み脳の血流が良くなるので、記憶力の向上が期待できます。また、自律神経のバランスが整い、リラックス効果をもたらすと言われています。
参考:日本成人病予防協会
6. 旅行している時
老後の趣味として、旅行を生きがいにしている方は多いです。老後は時間に余裕ができるので、ゆっくりと旅行を楽しめます。好きなタイミングで旅行できるので、宿やツアーが安くなりやすい平日や閑散期を狙って出かけるとお得です。
ご当地グルメや旅先でしか見られない絶景など、旅行では非日常を味わえるので、一生の思い出となり心を満たしてくれるでしょう。
最近は、シニア向けのツアーが増えており行程がゆったりと組まれているので、無理せずに旅行できます。旅行をすることで経験や知見が増えて、人生が豊かになります。
7. 夫婦で過ごしている時
長い間一緒に過ごし、苦楽を共にしてきたパートナーとの時間に生きがいを感じている方もいます。これまで仕事や育児で忙しくて、なかなか2人でゆっくり過ごす時間がなかった方は多いのではないでしょうか。
老後は2人で過ごす時間が増えるので、どのように過ごしたいのかしっかり話し合うことが大切です。家事や身の回りのことなどを協力して行い、2人にとって快適な環境を作ることでいつまでも良い関係性でいられます。
また、共通の趣味を見つけてみたり旅行に行ったりして、パートナーとセカンドライフを楽しむことで充実した毎日を送れるでしょう。
老夫婦が仲良しでいるための秘訣については「【これで解決】老夫婦が仲良しでいるための秘訣9選!熟年離婚の理由を紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
8. 社会活動に参加している時
内閣府の調査によると、他人から感謝されたときに喜びを感じる方が、10年前に比べて約2倍に増えています。実際に、60歳以上の約半数がボランティア活動を行っていることからも、社会貢献は生きがいを感じやすいことが伺えます。
老後は助けてもらうことが多くなりますが、社会活動を行うことで地域や人に役に立っていると実感でき、充足感を得やすいです。また、地域の方と仲良くなれば近所に友人ができるので、交流を楽しむだけでなく困ったことがあった時に助けてもらえるでしょう。
参考:内閣府|令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果、高齢者社会白書
9. 仕事をしている時
働くことにやりがいを感じている方は多く、実際に65歳~69歳の2人に1人が仕事をしています。仕事をすることで社会とのつながりを感じられるので、寂しさを和らげられます。また、生活リズムが整うので、毎日元気に過ごせるようになるでしょう。
本ブログを運営している株式会社「うぇるねす」で、マンション管理員として働いている方からは「身体の調子が良い」「眠れるようになった」といった声が寄せられています。このように、仕事は心身ともに良い影響を与えます。
おすすめの仕事について詳しく知りたい方は「【完全版】セカンドライフにおすすめの仕事12選!求人の探し方も紹介」を参考にしてみてください。
参考:総務省統計局|統計からみた我が国の高齢者
10. 十分な収入があると感じる時
老後も、もちろん生活費はかかるので、年金以外の収入があることで安心や生きがいにつながります。65歳以上の高齢夫婦無職世帯における1ヶ月あたりの生活費は224,436円です。老後は病気や怪我で病院に行ったり、介護サービスを利用したりする可能性が高くなるので、生活費以上のお金が必要です。
十分な収入があれば、ご自身やパートナーが急に入院することになっても、資金面で困ることはありません。また、趣味や旅行など好きなことにお金を使えるので、豊かな老後を送れます。
老後の収入を増やしたいと思っている方は「老後の収入をアップさせる方法5選!生活資金や年金について解説」をぜひチェックしてみてください。
あなたに合った「老後の生きがい」を見つける5つのヒント
なかなか自身の生きがいになるものが見つからなかったり、具体的な行動に移せなかったりする方もいるかもしれません。大切なのは、ご自身が心から楽しめることや、やりがいを感じられる役割を見つけることです。ここでは、あなたらしい「老後の生きがい」を見つけるためのヒントを5つ紹介します。
- まずは小さな「好き」や「興味」から探してみる
- 体力や予算に合わせて無理なく続けられることを見つける
- 「誰かのため」になる活動から探す
- 地域の情報を活用する
- セカンドキャリアや仕事に挑戦する
1つずつ解説していきます。
1. まずは小さな「好き」や「興味」から探してみる
生きがい探しは何か大きなことを始めようとするのではなく、普段の生活の中にある「好き」という気持ちや、ちょっとした「興味」からスタートするのがおすすめです。なぜなら、最初から大きな目標を設定すると、始めるのに気後れしてしまったり、プレッシャーを感じて長続きしなかったりすることがあるからです。
それに対して、日常の中の小さな関心事であれば気軽に試せます。例えば以下のような、些細なことでも構いません。
- 昔よく聴いていた音楽を改めて聴いてみる
- 散歩道で見かける花の名前を調べてみる
- テレビで見た料理を作ってみる
新聞や雑誌を読んで少しでも心惹かれたテーマがあれば、関連する本を図書館で探してみるのも良いでしょう。こうした小さなきっかけが、思いがけない楽しさや「もっと知りたい」という気持ちにつながります。まずは、無理なく試せることから始めてみてはいかがでしょうか。
2. 体力や予算に合わせて無理なく続けられることを見つける
生きがいを見つける上で、ご自身の体力や経済的な状況を考えることは非常に大切です。無理なく続けられる活動を選ぶようにしましょう。どんなに楽しそうなことでも、体力的に負担が大きかったり費用がかかりすぎたりすると、続けるのが難しくなってしまいます。
それでは、せっかく見つけた楽しみも、かえってストレスになってしまうかもしれません。とくに老後の生きがいは、長く楽しめるものであることが理想です。体力にあまり自信がない場合は、激しい運動ではなくウォーキングや軽い体操、自宅でできるストレッチなどから試してみてはいかがでしょうか。
また、お金をかけずに楽しめることもたくさんあります。図書館の利用や地域の無料イベントへの参加、ガーデニングや手芸なども良い選択肢です。ご自身の状況に合わせて、長く続けられることを見つけてみましょう。
3. 「誰かのため」になる活動から探す
自分自身が楽しむだけでなく「誰かの役に立つ」という視点で活動を探してみることも、生きがいを見つけるためにおすすめな方法です。人は社会の中で誰かの役に立ったり、貢献したりすることで、喜びや「自分が必要とされている」という感覚を得られます。
特に定年退職後などは、社会とのつながりが薄れがちになるでしょう。誰かのための活動は、人との関わりを取り戻し、孤独感を和らげるきっかけになります。例えば、以下のようなさまざまな活動があります。
- 地域の清掃
- 見守り活動
- 福祉施設での話し相手ボランティア
- イベントの手伝い など
これまでの仕事で得た経験や知識が、意外なところで役立つこともあるかもしれません。人から「ありがとう」と言われたり、頼りにされたりする経験は、日々の生活に新しい意味や充実感を与えてくれるでしょう。
4. 地域の情報を活用する
生きがい探しのヒントは、意外と身近な地域の中にもたくさんあります。地域の情報を積極的に活用してみましょう。自分だけで情報を探すのは大変ですが、お住まいの自治体や関連施設には、高齢者向けのさまざまな活動や講座の情報が集まっています。
こうした情報を意識して見ることで、これまで知らなかった活動や、同じ興味を持つ仲間と出会うチャンスが見つかるかもしれません。例えば自治体が発行する広報誌には、以下のような案内が載っています
- 文化教室
- スポーツ講座
- ボランティア募集 など
公民館やコミュニティセンターに行けば、地域のサークル活動のチラシを見つけたり、相談に乗ってもらえたりすることもあるでしょう。シルバー人材センターでも、仕事だけでなく会員向けのレクリエーション活動などを紹介している場合があります。
まずは、こうした情報源に目を通したり実際に施設を訪ねてみたりして、具体的な活動内容を知ることから始めてみるのがおすすめです。
5. セカンドキャリアや仕事に挑戦する
もし定年後も働く意欲があるのであれば、再び仕事に挑戦することも、生きがいを見つけるための有力な選択肢です。仕事をすることは、収入を得られるだけでなく社会とのつながりを保ち、規則正しい生活を送る助けになります。また自分の役割があることで、精神的な充実感や「まだ自分は役に立てる」という自己肯定感にもつながります。
必ずしも現役時代と同じように、フルタイムで働く必要はありません。週に数日だけ、あるいは1日数時間といった短時間勤務など、柔軟な働き方を選ぶことも可能です。仕事を探すには、シルバー人材センターやハローワークを利用したり、地域の求人情報をチェックしたりする方法があります。
これまでの経験を活かせる仕事を探すのもおすすめですが、全く新しい分野に挑戦してみるのも良い刺激になるでしょう。ご自身の体力や生活設計に合わせて無理なく働ける仕事が見つかれば、働くこと自体が大きな生きがいとなり、セカンドライフをより豊かなものにしてくれます。
【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています
本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。
うぇるねすで働くマンションサポーターには定年がありません。「時間や場所に縛られない、自分で自由に選べる働き方」が実現できます。
実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。
- 社会との繋がりができて感謝されるのが嬉しい
- 働く日程・時間が選べるのでゆとりや余裕が出来た
- 適度な運動になるので仕事の次の日は体が軽い
- 色々な街に行けて旅行気分が味わえる
少しでもうぇるねすの仕事に興味を持たれた方は、以下のボタンから詳しい業務内容をご覧ください。