肉体労働が年を取ったら続けられないと思われる理由3選！体力が衰えてもできる仕事を紹介
「体を使う仕事がきついと感じるようになった」
「年齢を重ねるにつれて体力の衰えが気になりだした」
「高齢になっても働き続けられる仕事はある？」
年齢を重ねたことで疲れの取れにくさを実感し、これからも元気に働けるかを不安に感じている方が多いのではないでしょうか。これからも体を動かす仕事を継続しようと考えている方は、睡眠時間や食事内容に配慮することが大切です。
そこでこの記事では、肉体労働を続けることに不安を感じている方に向けて、以下の内容を解説します。
- 業種別平均年齢
- 年を取ったら続けられないと思われる理由
- 少しでも長く肉体労働を継続する方法
- 体力の衰えが気になるシニア世代におすすめの職業
転職を視野に入れている方におすすめしたい仕事も紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
肉体労働はいつまで続けられる？業種別平均年齢を解説
年齢を重ねていくにつれて、肉体労働を続けるのに自信がなくなってしまう方が増えていきます。以下の表では、肉体労働に従事している方の平均年齢を業種別にまとめています。
|
業種 |
平均年齢 |
|
建設業 |
40.6歳 |
|
製造業 |
40.1歳 |
|
農業 |
68.4歳 |
| 水産業 |
56.9歳 |
参照：賃金事情等総合調査（e-Stat）、農業経営をめぐる情勢について（農林水産省）、漁業生産を支える人材確保（水産庁）
最も平均年齢が高いのは「農業」で68.4歳でした。農業に従事している方の58.7％が70歳を超えていることが、平均年齢を引き上げている要因です。
一方、最も平均年齢が若いのは「製造業」の40.1歳でした。厚生労働省が発表した「一般労働者の平均年齢の推移」によると、働いている方の平均年齢は42.3歳です。この結果から体を動かす仕事でも、業界によっては高年齢で働いている方が多いことがわかります。
肉体労働が年を取ったら続けられないと思われる理由3選
「肉体労働は年齢を重ねると継続が難しい」と思われる理由には、以下の3つがあげられます。
- 体力が落ちてしまう
- 判断力が低下する
- 生活習慣病のリスクがある
すでにご自身で感じている兆候がないか、確認しながらお読みください。
1. 体力が落ちてしまう
年齢を重ねると体力が衰えてしまうため、重い荷物の運搬や暑い屋外での作業が負担に感じることがあるでしょう。
また、若い世代が働いている姿を見て「以前はもっと身軽に作業をこなせていたのにな」と、思うことがあるかもしれません。体力の低下でご自身のイメージとのギャップを感じたり自信をなくしたりしてしまうことが、仕事を続けるのが難しいと感じる原因です。
さらに、体力が衰えると「疲れた」「疲労が取れない」と感じてしまう頻度が高まります。そのため「さらに年を取ったら肉体労働は続けられない」と感じてしまう方が多いです。
なお、シニア世代が疲れを予防するのに効果的な方法を知りたい方は、関連記事「【今すぐチェック】高齢者が疲れやすい原因を徹底解説！5つの予防法も紹介」がおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
2. 判断力が低下する
一般的に、30代から脳は少しずつ萎縮し始めるといわれています。そして、60歳ごろには認知機能に影響を与えます。このような脳の老化にともなう判断力の低下が、肉体労働を続けるのが難しいと思われる理由の1つです。
体を動かす仕事には、危険と隣り合わせの作業もあります。たとえば、高所で荷物を運搬したり、炎天下で作業をこなしたりなどがあげられるでしょう。一瞬の判断ミスがケガにつながることがあるため、高齢になるにつれて不安を感じてしまうようです。
3. 生活習慣病のリスクがある
健康保険組合連合会による調査では、肉体労働の一例としてあげられる「建設業」に従事している方は、肥満またはメタボリックシンドロームに該当する割合が多いと発表されました。
原因は、人手不足により食事時間が十分に取れないことによる「早食い」や、疲労やストレスによる「過食」などと考えられています。
さらに、よく噛まない食事スタイルが続くと満腹感を得られず「肥満」につながり、生活習慣病のリスクを高めてしまいかねません。なお、生活習慣病には、以下のような病気があげられます。
- がん
- 心疾患
- 脳血管疾患
- 糖尿病
- 高血圧性疾患 など
食生活が乱れてしまうことが原因で病気になるリスクが高まり、年を取ったら肉体労働は続けられないだろうと考えている方がいるようです。
参照：令和2年度 業態別にみた被保険者の健康状態に関する調査（健康保険組合連合会）
少しでも長く肉体労働を継続する5つの方法
体力の衰えを原因に、勤めてきた会社を辞めてしまうのは抵抗感があるでしょう。これからも体を動かす仕事を続けたいと考えている方は、以下の5つの方法を実践するのがおすすめです。
- こまめに休憩する
- 睡眠時間を確保する
- バランスの取れた食事を心がける
- 適度な運動やストレッチを行う
- 正しい姿勢を身につける
「最近疲れが取れにくい」と感じるようになった方は、ぜひお試しください。
1. こまめに休憩する
仕事中は、2時間程度の作業につき1度休憩することを心がけましょう。体力の回復だけでなく疲れた脳をリフレッシュできるので、その後の作業で集中力が高まります。
また、短い時間でも数回に分けて休憩を取ったほうが、疲れが溜まりにくいです。何度も休憩を取ることは非効率に感じるかもしれませんが、高い集中力で作業できることで生産性の向上につながります。肉体労働で疲労感が気になる方は、こまめに休憩することを心がけましょう。
2. 睡眠時間を確保する
肉体労働で疲れた体を癒すには、睡眠をしっかり取ることが重要です。理想の睡眠時間は7～8時間で、ゆっくり体を休められるように寝る2～3時間前には入浴を済ませておきましょう。質の高い睡眠は、エネルギーを蓄えたり、損傷した筋肉の修復に効果的です。
ただし、疲れているからと9時間以上寝ることはおすすめできません。睡眠には体力を使っているため、寝すぎると体力を消耗し疲れてしまうことがあるからです。
また、二度寝する際には「20分以内かつ一度だけ」に留めてください。習慣化してしまうと、生活リズムを崩す原因となります。年を取ってから元気に体を動かすためには、睡眠時間を意識して確保するようにしましょう。
3. バランスの取れた食事を心がける
疲れにくい体をつくるには、食生活に気を配ることが大切です。1日3食欠かさずに食べることを意識し、朝と昼はとくにバランスが取れた献立となるように心がけましょう。
なお、疲労回復には以下のような栄養素を取るのが効果的です。
- ビタミンB1
- ビタミンC
- ブドウ糖
- 鉄分
- クエン酸
肉体労働で溜まった疲労感を軽減させるには、ビタミンB1を意識して摂取するのがおすすめです。ビタミンB1は豚肉に多く含まれているため、日々の献立に取り入れてみてください。
どんなに年を取っても、体の資本となる食事は重要です。バランスの取れた食事を心がけてください。
4. 適度な運動やストレッチを行う
肉体労働をしていても、運動やストレッチは欠かさずに行いましょう。仕事で体を動かしていても、心拍数が上がる場面は少ないはずです。そのため、仕事とは別に運動やストレッチを日頃の生活に取り入れてください。
心拍数が上がるような運動は、筋肉が血行促進を促してくれます。ウォーキングやジョギングなどを行うことで、疲労感が軽減されるでしょう。休日は「自宅でゆっくり過ごしたい」と思うかもしれませんが、30分だけでも効果があるので試してみてください。
なお、シニア世代が日常生活に取り入れやすい運動方法を知りたい方は、関連記事「【お手軽】高齢者におすすめの運動5選！運動時間の目安や注意点も紹介」がおすすめです。ぜひあわせてお読みください。
【おうちで簡単にできるストレッチをご紹介】
この投稿をInstagramで見る
5. 正しい姿勢を身につける
体を動かす仕事とはいえ、作業中は同じような体勢を取り続けてしまうことがあるかもしれません。長時間同じ体勢を取っていると、特定の筋肉に疲労感のもととなる乳酸が溜まってしまいます。そのため、休憩時間などを活用して正しい姿勢に戻してあげましょう。
なお、椅子に座った際に足を組む癖がある方は、腰痛の原因となることがあるため注意が必要です。椅子に座る際には、肩と腰が平行になるように座ることを心がけてください。少しでも長く肉体労働を続けるために、正しい姿勢を意識しましょう。
シニア世代におすすめの体力が衰えてからもできる仕事5選
肉体労働をずっと続けるのは難しいと感じている方は、ほかの仕事も検討してみてはいかがでしょうか。ここでは、シニア世代におすすめの5つの仕事を紹介します。
- マンション管理員
- 警備員
- 清掃
- 接客業
- 保育・介護スタッフ
1つずつ解説するので、ご自身にあった職業を探してみてください。
1. マンション管理員
マンションの管理員の主な業務内容は、受付や清掃です。過度な負担をかけることなく適度に体を動かせるのが魅力で、肉体労働の継続に自信がない方でも安心して働けるでしょう。また、資格が必要なく年齢を重ねても働けるため、シニア世代に人気の職業です。
たとえば、本ブログを運営する「株式会社うぇるねす」では、シフトが自由かつ短時間勤務が可能なので「週に2日×1日あたり3時間勤務」が実現できます。プライベートと両立させやすいため、長期休暇を取って家族旅行をしたり、趣味にかける時間を取ったりできるのが魅力です。
マンション管理員が気になる方は、うぇるねすまでお気軽にお問い合わせください。
なお、マンション管理員の働き方について詳しく知りたい方は、関連記事「マンション管理員（管理人）をやってみたらわかる4つの面白さ【1日のスケジュールを紹介】」がおすすめです。向いている人の特徴も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 警備員
警備員が働く現場は、工事現場などの外だけではありません。デパート内などの、空調設備が整った場所でも働けます。そのため、外での肉体労働が「きつい」と感じていた方でも、安心して働けるでしょう。
警備員の仕事内容は「現場の安全を守ること」なので、責任感のある仕事をしたいと考えている方におすすめです。警備員もマンション管理員と同様に、資格がなくても働けます。年を取ってもやりがいのある仕事につきたい方は、警備員として働くことを検討してみてください。
3. 清掃業
家事で培ったスキルを発揮したい方は、ショッピングモールやホテルなどの清掃員として働くのがおすすめです。「シニア世代大歓迎」の求人が多いため、働く場所を選べるのも魅力でしょう。
施設内を美しくすることが業務内容で、ご自身のペースで黙々と作業したい方が向いています。肉体労働とはいえ、体に大きな負担がかからないことが特徴です。
ただし、場所によっては朝早くからの勤務となることがあります。朝の時間に余裕がほしい方は、求人内容をよく確認しておくことが大切です。
なお、ここでは紹介しきれなかった清掃業の魅力については、関連記事「【必見】60才から始める清掃の仕事の特徴4選！メリット・デメリットも紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
4. 接客業
お客様とコミュニケーションを取ることが好きな方は、接客業がおすすめです。なお、以下のような勤務先が接客業に該当します。
- スーパー
- アパレル
- 家電
- 雑貨
- カフェ など
商品説明やレジでの応対など、さまざまな場面でお客様と会話できます。「ありがとう」などと、直接感謝の言葉を掛けてもらえるのが魅力で、やりがいにつながるでしょう。
立ち仕事が多いものの、肉体労働のように汗をかくほど体を動かすわけではありません。年を取って体力の衰えを感じていたとしても、安心して働けるでしょう。
5. 保育・介護スタッフ
保育施設や介護施設などでは、シニア世代が働きやすい環境が整っています。短時間勤務が可能だったり、シフトに融通を利かせられたりと「年を取ったらプライベートの時間を充実させたい」と思っている方におすすめです。
保育園なら、夕方のお迎えが混雑する時間帯のみ保育補助の求人が出ていることがあります。保育士資格などが不要なため、小さな子どもと関わることが好きな方には魅力的な仕事でしょう。
ただし、保育や介護の現場では、子どもを抱っこしたり被介護者を支えたりなどの力を使う場面があります。肉体労働とまではいきませんが、筋肉を使う業務があることは考慮しておくべきでしょう。
【全国採用】うぇるねすでは一緒に働く仲間を募集しています
本ブログを運営する株式会社うぇるねすでは「マンションサポーター」として一緒に働く仲間を募集しています。マンションサポーターとは、マンションの管理員がお休みする際に代わりに業務を行う仕事です。
うぇるねすで働くマンションサポーターには定年がありません。「時間や場所に縛られない、自分で自由に選べる働き方」が実現できます。
実際に現役のマンションサポーターから、以下の声が届いています。
- 社会との繋がりができて感謝されるのが嬉しい
- 働く日程・時間が選べるのでゆとりや余裕が出来た
- 適度な運動になるので仕事の次の日は体が軽い
- 色々な街に行けて旅行気分が味わえる
少しでもうぇるねすの仕事に興味を持たれた方は、以下のボタンから詳しい業務内容をご覧ください。